見出し画像

手放した方がよいものについて【川原卓巳さん(KonMari Media, Inc CEO)武井浩三さん(社会システムデザイナー)】

★トークの抜粋=======
手放した方がいい・やめた方がいいと思うことは?
武井さん「貨幣経済。貨幣経済の仕組みにのっとっていると環境と人権を棄損するということがモラルの話ではなく貨幣のシステムとしてそのようにデザインされている。お金というものを基準として人生の意思決定をやめることから。」
川原さん「右肩あがりでなければ幸せでないという思考をやめよう。我々は昨年よりもアップであることが善、ダウンすれば悪。毎年良くなっていかなければいけないと思っている時点で不幸。翌年計画的にサイズダウンすることすらも本来は選択肢にあるはずなのに誰もそれを言えない。
武井さん「自然経営、自然の摂理に乗っ取って人間も営まなければいけないというのは地球に住んでいる以上大前提企業は採用する仕組みはつくるが辞める仕組みを創らないからふん詰まりになる。循環は入りと出なので両方のデザインが必要。稼ぐことと出ることは一緒。」
川原さん「うちの奥さんが近藤麻理恵という片付けの変態。190ヵ国を相手に片付けをして自分の生活のサイズを見直すことをさせてもらっている。ひとつの生態系として何が起こっているかという観点に立っていて地球上のひとがいま何しているかという目線になる。これまで僕らは産業革命以降たくさん買って使うことで快適さを得て幸福度があがることを信じ切っていた。結果何が起きたか?先進国都市部においては物の総量が増えた。ひとりあたりの十面積にかかるお金があがって住居は狭くなった。結果散らかっている状態。僕らは身体感覚に従って自分にとって心地よいかという声を聴くトレーニングを各家家でやってもらっているのでまさに終わり方。ものにとっての死に方。190ヵ国が共感しているということは人類は適正サイズに戻りたがっている。こんまりは地球の下剤と言われて(笑)確かにと思った。宿便が出ている。まさに、日常生活の中でできる「禅」。」

資本主義貨幣経済の仕組みが構造的にどこがおかしいのか?
武井さん「私的所有権が強すぎることにある。結局は所有権。社会主義か資本主義ではなく両方とも必要。バランスの話。いまは資本主義や個人の持ち物が強い時代においてみんなのものが少ない。
「組織は村社会と一緒なので給料がすごく意味をもってしまう。給料高い方が人間の価値があるように見えてしまう。これが村社会がもっている閉鎖性。個人が複数の組織に跨いだり活動をいろんなところでし始めるとその人自身の価値軸が多元化する。社内の給与の差が意味をもたなくなる。ひとつの会社で給与制度を整えるのは絶対に無理。意味がそこに生じるから。大企業を自律分散にかえるのは難しいので副業をたくさんさせましょう。副業人材をもしくはたくさん入れましょう。社内の給与で自分の価値を判断することがなくなるから。金額でなくて意味の問題。」
いくつか選択肢を持とうということの他に重要なコンセプトは?
川原さん「社会は結局人間関係でできていてひととひとの間の地場。コミュニケーション能力があがると自由度があがる。いまなにか勉強すると思って身に付けるのであればコミュニケーション能力。話し方をトレーニングしていないこともあれば、聞くこともできていない。理解していないからどんどんずれていっている。理解し合っていないひと同士が話しても不毛。1回1回のコミュニケーションを丁寧にとること。リアルもオンラインも。ひとつひとつに気を向けるだけで絶対に変わる。これが自由で豊かに生きるためのマスターキー。基本的におそれがコミュニケーションを億劫にしている。」武井さん「恐れがコミュニケーションにおける根本原因になっているということだが、だっていうこと聞かなかったらお金あげないよ?というシステムじゃないですか。俺の言うとおりにやったらお金あげるよ。いうとおりにしなかったら首にするよということ。今の経済を回そうとしたらそれを助長することになる。」

など



★武井さんの活動について
武井さんとみつろうさんの対談(分かりやすいですが内容はディープ)

ありがとうございました。

タイトルの写真は地元である佐渡ヶ島の自然風景です♪年末は今年撮影したお写真を沢山載せたいと思います♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?