- 運営しているクリエイター
#ナース・ウィズ・ウーンド評伝
Nurse With Wound 2023年のリリース
2022年6月にこんな記事を上げてから1年と少し。再発のリリースは相変わらず多く、春にはダブリン市にある"GaralleyX"で初の単独展となる『Formless Irregular』が開かれた。この間に発表されたアイテムを以下に記す。円安がひどいこともあり集めるのは困難を極める。情報の多くはコレクター仲間からの提供によることを留意されたし。
※2023 11/24 『Salt / Salt Ma
Nurse With Wound年表
NWWの年表ページをホメパゲ(個人サイトのこと)内に作ったはいいが、さっそく更新を怠っている。忙しさのせいだが、またNWW関連の仕事が増えるか増えないかの話が出ているので、こちらも再開した方がいい気がしてきた。事実を書くページなのにウンチクも添えたりして、いかにも個人のページっぽいと我ながら思う。
年表でサラッと書くには語弊がある事実もある。追加取材で判明したのだが、80年代末に近畿地方から移住
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』英訳作業進捗+論考 Nurse With Wound history
※誤字脱字や文章の乱れなどは逐次直します。以下目次。
・英語版制作の心得
・2020年代-:ラディカル・インディヴィデュアリズム
・10年代-00年代:ロマンス、ノスタルジー、憑在論
・90年代:はぐれニューエイジ・トラヴェラー
・80年代:ポストパンク・コモン
・60年代-70年代:動乱の時代の索引としてのNWWリスト
・活動支援募集
英語版制作の心得
『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』(以
スティーヴン・ステイプルトン (Nurse With Wound) インタビュー 『FEECO』vol.1 掲載分(2018) 編集版 Pt.2
前回に続いて2017年にアイルランド西部のクールータで敢行したスティーヴン・ステイプルトン(Nurse With Wound)へのインタビュー転載。
本編-ジム・サールウェル (FoetusことJG Thirlwell)最初期のレコード裏面には、北ロンドンにあるあなたの実家の住所が記載してありますが何故ですか。
当時はジムもウィリアム・ベネットも定住所を持っていなかった。 手紙のやり取りが大変
Steven Stapletonが日本の音楽を(少しだけ)耳にした + Voice Recordsのこと
前回の最後に書いたように、今回は筆者が2018年10月にSteven Stapleton(NURSE WITH WOUND)の自宅を訪ねた際、持参した日本の音楽を一緒に聴いた時のことを記す。場所はSteveの工房、馬小屋の隣にある小さな家屋。ライヴ時の物販スペースで売る予定のCDをパッケージする作業時のBGMとして流した。用意したものの半分ほどしか流せなかったほか、彼の感想も録音していなかったの
もっとみるNurse With Wound サンプリングあれ、これ
※(2023年12月大幅に加筆修正)
Nurse With Wound(以下NWW)の音楽とアートワークが複雑怪奇極まるところは少しでもカタログを眺めてみればおわかりの通り。しかし、長く接した上でそれらを並べてみると、今度は作品間を繋ぐ共通項というか、NWWを成立させる不文律のようなものが見つけられる。ナンセンスというセンス、あるいはユーモアとも呼べるそれはNWW世界にとっての整合性を担保する