🌸ありがとうは魔法の言葉🌸
こんばんは。
平田真智子です。
私の今でも心に残る言葉。
大切にしている言葉。
それが「ありがとうは、魔法の言葉」です。
老舗旅館の6代目女将として、人育てに奮闘していた頃の話しです。
なっちゃんとの会話のワンシーンです。
なっちゃんは、毎日一生懸命頑張って仕事に向き合う入社2年目の
女の子。
ある日、私がなっちゃんに話しかけました。
「なっちゃん、お疲れ様〜。毎日ありがとねぇ。助かるよ。大丈夫?」
「は〜い。大丈夫です。
でもね。
おかみさん、、、、疲れるんですよえ。
すっごく大変なんです。」と。
当然な答えでした。
私に、にっこり笑顔で、「ヘトヘトだ」ということを話してくれたのです。
旅館は、明治時代から続く140年以上の木造建築の温泉旅館。
急な階段が永遠に続く、、、、、と思えるほどの段数をのぼっていかなければ到着しない客室もあります。
そのことも体力消耗の一要因であると思い、
階段での疲れについても問いかけたり、
色々心配をしたりする私に、彼女はこう言いました。
「そうなんです。階段、キッツイですよね。
特に、お客様が帰った後の掃除に行く時が、一番ヘトヘトです。
でも、不思議なんですよ。
お料理を運んでる時は、ヘトヘトって思わないんです。
『お客様が待っててくれ』ると思うと、スタスタ階段を登れるんですよ!
掃除の時は、お客様がいないから、
なんだかとってもヘトヘトって思うんですよね。
不思議ですよね。」
と。
「お客様が、待っていてくれる。」
そんな風に思い、お料理を持ちながらこのたくさんの階段を登ってくれてるのね。
「お客様が待っていてくれるから、急いで階段上がらなくちゃ。」って思って頑張ってくれているのね。
私は、そう思うとすごくすごく嬉しくなりました。
さらに、彼女の言葉に感動。
「『ありがとう』って言われたくてやってるわけではないけど、
『ありがとう』って言われると、
階段登ってきた疲れは、一気に吹っ飛ぶんです。
女将さん、『ありがとう』って『魔法の言葉』ですよね」
って。
それからも私は、「ありがとう」という言葉をさらに大切に思い、
もっともっと「ありがとう」の溢れる会社にしたい、と思いました。
ありがとうがあれば、いろいろなことが輝いて見えてくる。
「ありがとうは、魔法の言葉」ですからね。
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#感謝の気持ちを忘れない
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#老舗旅館の6代目女将を通して思うこと
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