評価を上げる魔法の言葉【結論:良いことを連想させるだけ】

人に伝えるときに、事実を伝えずに遠回しで相手に過大に判断してほしい場合ってありますよね。
そんな時に使える便利なテクニックをお伝えさせてください。

人間の脳は物事を勝手に連想してしまい話の勘違いしてしまうことがあります。

連想システム

話をしていて、いってもないことを言ったよね?なんて言われて困ったことありますよね。
なぜそのようなことが起きるかは、次の実験結果が参考になります。

実験結果

一日中ニュ ーヨ ークの混雑した通りを散策し 、名所見物を堪能したジェ ーンは 、夜になって財布がなくなっていることに気づいた 。この短い文章を読んだ人に単語保持テストを受けてもらうと 、 「名所 」よりも 「スリ 」のほうを強く覚えていることがわかる ( * 3 ) 。しかし実際には 、 「名所 」は文中に出てくるが 「スリ 」は出てこない 。なぜこうなるのかは 、連想一貫性で説明できる 。財布をなくす理由は 、ポケットから抜け落ちた 、レストランに置き忘れた等々 、いろいろと考えられる 。ところが 、財布がないという事実にニュ ーヨ ーク 、混雑が重なると 、スリが財布を盗んだのだという説明が浮かんでくる 。
ファスト&スローより引用

この文章では、スリについては1つも触れていません。とはいえ、ニューヨーク、混雑、財布をなくすと言う言葉が勝手に連想ゲームを始めます。

すると脳は財布をなくしたのは、スリが合理的だという考えを出してしまいます。

だから人と話していて、相手が勝手に勘違いしてしまうと言う現象が起きてしまうのです。

簡単に言うと

連想させたいワードに近いことを伝えることで、そのワードを間接的に伝えることができる。

勘違いは結論を伝えずに、間接的にワードを伝えることで発生します。

つまりは、これを応用することで記録が残ってしまう現代社会を逆手に取って、相手に勘違いさせ有利に働かせることすらできてしまうわけです。

例えばのスマホの販売の応用

例えばスマホの良いところを紹介するとします。

アプリの起動速度が、1秒から0.75秒になり、立ち上がりが速くなりました。

と言われたら、なんだ。それくらいの速度アップなら別にいらないな。
と判断するのが普通だと思います。

これが今回のテクニックを応用すると、

アプリの起動速度が今までの25%アップ

これだけ聞いてしまえば、そんなに早くなったのか。
今までよりも25%も起動速度が上がったのなら、アプリのできる幅も広がるし、なんだかかなりすごいことじゃないだろうか?今まででも十分に早かったのに、技術の進歩は凄いな。
と勝手に脳が連想をして過大評価をしてしまいます。

相手が欲しいことを考えさせる

このように、結果を伝えずに、間接的に物事を伝えることにより、受取手が考える最高のストーリーを作り出す錯覚ができてしまうんです。

まとめ


間接的に連想させると、結果を相手が考える最高を作り出す。


人生における大きな喜びは、「君にはできない」と世間が言うことをやってのけることである。

ウォルター・バジョット(経済学者)

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