母の楽しみ_①絵本読み聞かせ
「母の楽しみ」というタイトルで、これからいくつか、子育てする上で、親が子どもたちと一緒に楽しめることを書いていこうと思います。初めに書きたいのが「絵本読み聞かせ」。私は息子たちとの寝かしつけで、ほぼ毎日絵本を読んでいますが、かけがえのない時間です。読み聞かせの楽しさについて紹介します。
■想像を膨らませる
子どもたちと一緒に絵本を読み進めていく上で一番の醍醐味だなと思うのは、子どもたちも親もそれぞれが想像を膨らませることができるところ。
最近長男5歳と読んだ本に、エリック・カール「いちばんのなかよしさん」という本がありますが、なかよしさんと一緒に遊んだいろんな場所がカラフルな絵で飛び込んでくるシーンがあるのですが、シーンだけを描いているためそれぞれが仲良しさんとどんなふうに草原を駆け回ったのか、星空を見上げたのか、想像を膨らませながら読み進めます。
■独特の美意識を教えてくれる
それから、日本の絵本には日本の美意識「わび・さび」のような不完全なものにこそ宿る美や充足感のようなことを教えてくれるものが多いのではないかと思います。佐野洋子さんの絵本ではどこか「寂しさ」のようなものを抱えた主人公がふとした時に見つける幸せのようなことが描かれていると感じます。そんな美意識に触れることで感性が磨かれていくような気がしています。
■難しい知識を楽しく学べる
難しいことや大人もよく知らなかったことを絵で示しながらとってもわかりやすく、あらためて学ばせてもらえるのが絵本です。伝記や生き物についての紹介など様々なことを絵本は教えてくれます。何か難しいことを子どもに説明する時にはこんなふうに説明すれば良いのか、ということも親にとって参考になります。
■一緒に物語を共有できること
子どもたちと一緒に絵本を読みながら一緒に笑ったり感想を言ったりすることで、世界観をともに共有できること。動画だと自分たちのペースとは関係なく話が進んでいってしまいますが、絵本なら同じページを繰り返し読むもOK。途中でやめるもOKです。絵は動かないので、自分たちのペースでページをめくりながら絵本の世界に入っていけます。
tupera tuperaさんの「やさいさん」のように、親が読んで子どもがめくるリズムを作れる「しかけえほん」は親子で自分たちのペースを作っていけると思います。
たくさん読むと、そのうち好きな世界観の作家さんが出てきて、この作家さんの本をもっと読みたい!この本も面白そう!とまた別の絵本を親子で探しに出かけるのも楽しいことの一つだと思います。
いかがでしたでしょうか?
皆さんなりに「絵本の読み聞かせ」を楽しまれていると思います。読み聞かせにはこんなにも楽しめるポイントがたくさん!子どもたちと過ごすかけがえのない時間をさらに楽しくしていただくヒントが1つでもあれば嬉しいです。
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