風花②

2021年12月4日に
レコーディングとMV制作を終えて
youtubeにupしました。

昨日のnoteでは語りたいことが乱雑に並び、
リンク貼って聴いてもらうところまでいきませんでした。
ごめんなさい。

こんな曲です。

河原
石ころカラカラカラ
月あかり
背中にいる

あったかい

いももってる
いいもんもってる
いももってる
いいもんもってる

川の向こうの街あかり
今日は
クリスマスだったんだね！

ズボン３枚はいてる
ズボン３枚はいてる
ズボン３枚はいてる
大丈夫

山の向こうから
風花ですか！

カモンカモンカモン
ウェルカムサンタさん
サンタさ〜ん

他愛のない曲です。

2006年のクリスマスの日に
創ったみたいです。
当時のブログを検索したら残ってました。

平魚泳旅日記

この日は東海地方のある地域へ行きました。
公園にイルミネーションを灯して
出店があって、ステージがある類の。

出演者としてはるばる関東から向かったのですが、
声をかけてくれた共演者さんは
用事があって来れない。

たしか・・・
初対面となる主催者さんと連絡とりながら
駅からバスに乗って
その公園にたどり着いたのでした。

googleマップではない、地図機能が
ツーカーの携帯電話にあった。
そんな時代です。

ギャラって、あったかなぁ？
駅前でギター弾いているような人や、
子ども達がダンスの練習の成果を発表するような
地元のイベントでした。

後日、主宰の方とも仲良くなり、
後の年に自転車で旅をした時には
持ち家のアパートの一室を貸してくれて
泊まらせてもらったくらい、
好い人でした。

しかし、この日は初対面。
出店のじゃがバターをご馳走になった上、
「あの・・泊まる場所がないんですけど」
とも言えず、
物欲しそうにイベント終了まで
うろうろ独りでしているのも耐えられず、
「おつかれさまでした」と言って
公園を去りました。

駅まではかなりの距離。
21時頃、最終バスも終わってた。
タクシーという選択肢は
ギャラの選択権も無い
20代の僕には
ありませんでした。

その代わり、
どこでも泊まれる準備はしてる。
多分、寝袋は携帯してたんじゃないかな？

川沿いを歩きました。
街まで行けば、
マンガ喫茶くらいあるかな？
いや、なさそうだな。

そのくらいの規模の町でした。

「ここでいいや」
と、
夜中、近くに民家があるかないか
わからないくらいの河原で、
流木を集め、
たき火をして夜を明かすことにしました。

まぁ、楽しんでましたよ♪
寒かったけど。

本当のサバイバルや、戦争や、難民や、
路上生活の現実に陥っている人を想うと
レジャーみたいなもんです。

キリストが生まれた日に
河原で朝日を迎え、
また駅まで歩きました。

その道で出来た曲が
この「風花」です。

内容はフィクションです。
寒かったけど
そんなロマンティックに風花なんて舞ってなかったし、
芋なんてかさばるもんも持ってませんでした。

コンビニも、
夜の徒歩では見つからなかったから
自動販売機で「ほっとレモン」かなんかを
飲んだ記憶はある。

川の向こうの街明かりを眺めていたのは
たしかこの2006年ではなく、
もうちょっと、1~2年前のクリスマスだったと思います。

この時はビルの窓拭きのバイトに明け暮れ、
ダーリンもなく、
クリスマスを意識すると寂しい。

ならばあえて、
多摩川の河川敷へ行って、
独りでたき火して、芋焼いて、タイコ叩いて楽しもう。

と当時東京暮らしの僕は、想って、
実践したのでした。

川崎の方の街の日常の灯りが眩しくて、
河原は異世界だったなぁ。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「風花」
そんなパーソナリティを持つ僕が
創った詩です。

さすがに大衆の共感を得られる氣はしていなかったので
個人的な日記のようにして、
寒い朝にMDにマイクを立てて録音した音源は
眠っていました。

その10年後に
結婚した奥さんに過って車で録音を聴かれ、
評価をいただき、
他の友人１名にも評価をいただき。

もちろん僕にとっては
ここまで語りたいほど、
地味であろうと何であろうと、
大切な一句です。

ここまでレコーディングして
表現に至るまでのモチベーションを保つことができた
僕の変態性と、
導いてくれた様々な機会に

感謝します。

過ってこの曲がバズっちゃったりしたら
笑える(笑)。

「笑えるなぁ」
と思ったら、シェアお願いします。

「笑えない」現実を生きている人に
もし届いて、
「いももってる
いいもんもってる」とか、

「ズーボン３枚はいてる
ズーボン３枚はいてる
ズーボン３枚はいてる
大丈夫」とか。

口ずさんで、
ノリノリになって、
活路まで導かれたら
と願っています。