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怠惰に過ごしてしまった夏休み

新曲、というか、
かなり古くに作った曲なんですけど、
今になってようやく
納得のサウンドでお届けできる作品が
出来上がりました!

23〜24歳あたりの時に創ったんだと思います。

当時、バンドブームは終わっていたけど、
ライブハウスとか、いろんなカタチで
バンドする人口は多かったころかと・・・

バンド、やりたかったんですよね。
この曲、こんなサウンドにしたかった。

あの頃のヘタッピな僕では
この表現は出来なかったな。

同世代の方で、
同じような音楽を聴いていた方には
「なるほどね。ふ〜ん」と
思われそう、っていうか、
思っていただけるかと想うんですが、

この曲を弾くと、
やっぱ自分でも
レディオヘッドの気分になります。

それも2枚目の「Bends」に
こんな感じの曲ってありましたよね?

毎日ウォークマンを耳にはめて
散歩してました。

**************

若く、未熟で拙い曲だとは想うんですが、
20年経った今、
なんか愛おしい曲なんです。

そして、ここまでイメージを表現できれば
かなりの名曲になるんじゃないかと、
ずっと想っていました。

想ってたから創り続けたんだけどね♪

**************

僕の中では
夏の雰囲気を感じる曲で、
夏のうちにみなさんに聴いてもらいたかったけど
詩はシュールで
夏に限った話ではないね。

いったいどんな話なんだ?

とあらためて想うほど
シュールな歌詞です。

**************

僕の中にある
僕だけのイメージとしては
怠惰に過ごしてしまった夏休み
のイメージです。

人生ノリノリで
どんどん夢を叶えていこうと想っている僕としては
かなり抵抗のある曲です。

しかし・・・
在るんだな、これが。
僕には。

きっと僕らには。

そしてこんな
「在るなぁ・・・」と
感じていることに氣付ける想いは
とても豊かだとも
思えるんです。

そして、
何について歌っていて、
どんなメッセージが込められているのか、
僕にもよくわからない。

わからないけど
明確な、情景があります。

それがこの詩のままで、
説明のしようもなく、
だから歌うのだと・・・。

挫折、トラウマ、出遅れ、未達成・・・
ネガティブな感じがしています。

でもその感じに
オーガズムを感じていたんだから
仕方ないし、
ハッキリと
この人生が好きです。

これから
もっと表に現していくよ!

世界が歪んでいるのは
僕の仕業かもしれないけど
ごめんね!

そしてそれは
僕だけじゃないと想うと
ワクワクします♪

だって
こんな日本に
誰がした?(笑)

**************

もうミュージックビデオの映像には凝らない!
と想って、気楽に少しの写真でMV作ろうと
想っていたんだけど、
意外とこだわってしまった(笑)

それで
なんともイイ感じになってしまった笑。

そのとき「イイ!」と感じて撮った写真の数々、
大体、使い道ないまま、グーグルフォトに保存されてたんだけど、
この曲にはインスパイアされる写真がたくさんあった。

僕、写真て苦手なんですよ。

だからインスタな社会になった今も、
インスタはイマイチ使いきれなくて、
noteの方が落ち着きます。

それにはトラウマがありまして・・・

中学生の修学旅行で
インスタントカメラを持って行ったのですが
現像した写真は
「綺麗だな」と想って撮った風景写真と
同級生の後ろ姿ばかり・・・。

そしてそれらの写真が象徴するような
思い出の数々・・・。

友達や、好きな子と撮った写真なんて
皆無でした。

はい!

そんな僕が
こうして20年もかけて
歌い描いた
「サラ サラ サラ」

聴いてください。

抱きしめて
溶かしてあげましょう♪

**************

『サラ サラ サラ』

日は高く
僕は目を覚ます

差し込む日差しに
心うばわれ

真っ暗で
何も見えないのか

眩しくて
何も見えないのか

太陽の熱で
とけるわけもなく

相変わらずの
靴紐をむすび

最初から
持ってなかったのか

最初から
そこにあったのか

高く

浮かぶ雲

ゆれる

草花に

サラ  サラ  サラ

流れる小川

あたらしいまま
創りたての家

壁に泥を塗り
怒られる

土の匂いを嗅ぎに
ふるさとへ

自転車
ゆれる蜃気楼


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