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大丈夫 ここで待ってるよ

先日書いたnoteの絵についての
出来事と、
記憶がもう混同しちゃっているのですが

この絵の夢と、
この「大丈夫 ここで待ってるよ」
の詩を書き留めた夢とは
違ったような、
同じ夢だったような・・・

どちらにしても、
40歳も過ぎて1~2年くらい経った
ある日に描いた作品です。

そして、この
「大丈夫 ここで待ってるよ」は
2018年の8月1日に
書いて、作曲したみたいです。

youtubeで検索したら
備忘録のように
僕のyoutubeチャンネルに
無尽蔵に投げ入れられていました。

そうそう(笑)
あの時は
「戦争はまだ終わってなかった」と
歌詞には出てこない、
追加された想いを
曲名にしたのでした。

歌詞は、ところどころ整理されて
助詞などの言い回しが変わっています。

命で踊るんだ

命が踊るんだ

だったり。

それでだいぶニュアンスが変わりますね。
ぜひぜひレコーディングした
最新の詩を聴いてもらいたいもんです。

*************

そう。

2018年の8月1日の朝に
夢を見て目を覚ましたんです。

・・・あ〜やっぱり
絵とこの詩は同じ夢で
創ったような氣がしてきた。


僕はまだ10代で、
受験生でした。
僕は高卒で、
受験勉強の季節には
せっせこギター持って
駅前行って歌うデビューしてたので
関与していないのですが、
高校受験の感覚が
残っていたんだと想います。

夢で、
僕はどこへ行って
何をしたいのかも
わからないのに
「みんな」と一緒に
受験会場で受験を受けていました。

まったく
誰のために、
何のために、
しているのか
わけがわかりませんでした。

そんな帰り道に
「絵」に描いたような
学生服を着た「お兄さん」に
説教されていたんだと
想います。

*************

夢から覚めた僕は
(おそらく見た夢が同じなら)
ざっと
この河川敷で説教する
お兄さんの絵をスケッチして、
詩を書いて、
歌にしたくなって
家を出て
早朝の運動公園のベンチで
作曲行為をして、
出来立てを
こうして収録したんだと
思います。

*************

ほんと、ダッサい詩だな。

苦笑いしながら創りました。

こんな青っちょろい詩を
10代の、
駅前で歌ってる僕に
歌わせてやりたいよ。

40代のおじさんが歌うのは
まずNGだけど、
10代の少年が歌ったら、
なかなか才能を感じるぞ?

まぁ、それでも
売れるか売れないかって言ったら
売れないだろうな(笑)。

「集団の中にいる疎外感」を
歌うのは好い。

その情感を描きながら

最初から受験する気なんて
本当は無かったんだ

だなんて。
おいおい・・・

ボキャブラリーが
足りてませんけど(笑)。

でも、
そこが好いんだよね。

自分で選んだ人生を
否定するなんて
しちゃダメだよ。

でも、
そう思っちゃったんだよね。

これ以外の
キレイな言葉なんて要らないよ。
何かの格言や
キャッチコピーにする必要ないよ。

「本当は受験なんてしたくなかった!」

そう思ったんだよね。

そう想っていたことに
ずっと氣がつかなくて、
やっと氣づいたんだよね?

歌いなさい。
そう歌いなさい。

少年よ・・・

少年?

いや、ぼく、もうおじさんですけど・・。

*************

というのが、
第2弾の
強烈なダサさだと
自覚しております。

曲調も、わざと
(ギターじゃなくてウクレレだけど)
路上でコードストロークで
かき鳴らしながら
叫んでいるオザキユタカ風アレンジに
してみました。

(レコーディング音源は
ちょっとフィッシュマンズの
「in the fright」のアレンジを意識しています。)

公園で練習して歌っていると、
通り過ぎていく散歩の人たちに
「いや、違うんです!
これは、若い頃の僕に歌ってもらおうと
想って・・・」

などという、
意味不明な言い訳をして
愛想笑いをしたくなってしまいます。

*************

でも、
そこに、
心の底から
本気で、
今なら
「抱きしめるような大切な想い」
も含めて、
堂々と歌う。

「本当は受験なんかしたくなかった」
と。

*************

そして、
すべては
最後の言葉への
伏線だったのです。

檻が外れ 敵が現れても
命で踊るんだ。
大丈夫 ここで待ってるよ。

どうせ高3の時から
ドロップアウトしているくせに、
何らか社会人の体裁を保とうと、
イノチのチカラを
押さえつけてきた。

叫ぶ前に
口を閉ざしてきた。

暴れる前に
大人しくなっていた。

違うんだよ。

大人が大人しいのは
思いっきり生きて
暴れて、叫んで、
やることやって、
渇望していた欲望満たして、
叶わずとも
やるだけやって、
「大人しく」なったんだよ。

本来、イノチって
そういうもんだよ。

そのイノチの欲求に
従うことのできない、
窮屈な社会だと想います。

せめて、氣付いて、
大人らしく、熟考して行動すれば
命で踊って生きることが
今からでも
可能だと想います。

「大丈夫 ここで待ってるよ」
と、謳える僕で在りたい。

そう謳うから、
そう在ることが出来る。

そう歌って、踊って、
「此処」を創り出すことが
出来るんだ。

*************

こんな「叫び」が
ただのノスタルジックな表現に
なってたらいいな。
と想います。

若い人には
「わけがわからない」と
首を傾げるような
今の世だったら
好いと想います。

訳のわからない、
「進路選択」なるものを
提示できるほど
確かな世の中はありません。

それを未だに
大学進学率〇〇%とか、
就職率〇〇%とか・・・。

そんなもんに
人生預けないで
胸の奥から湧き上がる
「不確かで不思議な想い」を
具現化させるために
人生を使うと好いと思う。


今、これから生きる人々が
こんな詩に
「わけがわからない」と
言ってもらえた方が
「こんなくだらないことで
悩んで、あの頃の僕らは
一生懸命生きていたんだよ」
と、
歴史を伝えることが
出来るんじゃないかと。

残念ながら、
ダサいけど
いい曲だと想います。

何人かの知人にも
琴線に触れたような
好い感想もいただいています。

未だにこんな古い価値観が
何十年と続いているみたいです。

*************

前時代を生きた人々の
証として、
多くの人の
心に響いてくれたら嬉しいです。

*************

半年前に綴ったnoteはこちら

公式web siteのブログはこちら


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