夢、叶ったのかな?
「夢なんて見ていないで
現実を見ろよ」
同級生に
トーンの高い、冗談じみた声で
バカにされた。
だから、あまり言いたくなかったんだ。
「音楽をやっていきたい」
だなんて。
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1995年。
バブルというものが
弾けたらしいが、
高校生の僕らには
縁遠い話だった。
結構面白かった現代社会の先生が
「大学へ行って、
卒業する頃には
就職先が無くなっているかもしれないよ」
と言っていたのを憶えている。
にわかに信じられなかったことも
憶えている。
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バンドブームと言われるものが
終焉を迎えていた。
それでも多感な10代を
バンドブームで過ごした。
若いバンドでも「好き」と思えるバンドを見つけた!
と、30歳頃に思った
BUMP OF CHICKENは
僕と同い年だと知ったのは数年前のこと。
「天体観測」。ありゃ、
故郷の千葉の風景ですよ。
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「メンバー募集 当方プロ志向」
なんて張り紙が、
スタジオの入り口に貼りめぐらされていた。
「二十歳までにプロデビューできなかったら
俺は音楽をやめる」
と言って、
メキメキとドラムの腕を上げて、
お化粧して、
ビジュアル系のバンドで
デビューしていった友達が
鬱陶しかった。
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「今のうちにサインもらっておこうかな(笑)
紅白出た時には教えてよ」
「最近どう?
新しい曲できた?」
鬱陶しかった。
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ずいぶん会ってないけど、
路上でたまに会っていた友達が
武道館を借りてコンサートしていた。
でも、
それをサクセスとしてとらえる
彼と、そこに合わせたコミュニケーションは
したくないな・・・。
武道館でやる、
それに適した仕事があったんだね。って。
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さて、
僕の夢は叶ったのだろうか?
どうなれば
僕の夢は「叶った」と言えるのだろうか?
唄えば、現れるんだ。
唄えばいいんだ。
唄った瞬間に、
唄った瞬間だけ、
夢・・・よくわからない
「想い」は現実となって現れる。
そんな詩が
長年創作して、
いっぱいできた。
唄っていたい。
歌っていたい。
自身が詩となり、
そんな自身で触れた世界、
みんなと詩が響きあえたら・・・。
それが夢だな。
こんなこと、
彼らには伝わらないだろうから、
言わないでおく。
「暖かくなりましたね」
とか言っておく。
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今日のツイキャスライブは、
視聴者が一人もいなかった。
でも、
路上で歌って、
誰にも残らない1日よりいいか。
アーカイブが残るから。
誰かに届く可能性がある。
嬉しいな。
こんな僕だけど、
明日は広島へ行って、
「風の音楽家」という
ピアノと馬頭琴の3人組で演奏する。
10人くらいの予約が入っているらしいので、
夢が叶う可能性がある。
もし、広島の方がこれを読んでくれていて、
興味あればみに来て欲しいな。
そして、
大分から広島まで
朝、18切符で出かけると、
14時くらいには着けそうなので、
また、明日も、
ツイキャスライブ配信を
15時くらいから
会場入りの前に
どこかの公園で
ウクレレライブしようかと考えている。
ちょっと調べてから
告知いたします。
うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。