見出し画像

THE★クロミ様

ついにこの時が来てしまった。

僕がこのサンリオnoteを始めた当初からいずれがっつり書こうと思っていたテーマ。僕の最推しキャラであるレディクロミ様について書くときがついに来てしまった。

意外と早かったかも知れないが、人間いつ死ぬかわからないのだから書き残しておきたいことは早めに書いておくに越したことはない。後で読み返したら恥ずかしくなるかも知れないがもう構わない。後のことを考えて留まれるような想いでは今のところない。

僕がクロミ様と出会ったのは、このnoteのサンリオとの出会い編でも書いたホームページのキャラクター一覧を見ているときだった。

クロミ様が生まれたのは2005年。アンジェラ・アキと同期である。

なんとなーく見たことはあった。だがそれも記憶のほんの片隅の片隅。当然気にしたことなど一度もなかった。
しかしその黒を基調とした色合いや額に描かれたドクロのモチーフなど、他のサンリオキャラクターのふわふわした印象とは対照的に明らかに浮いている存在に見えた。

砂漠に咲く一輪の花がやけに美しく見えるのとは逆の理論で、美しい花に囲まれた中でのダークな個性が僕には逆に輝いて見えたのである。

事実彼女はマイメロディ嬢のライバルとして、サンリオキャラクターとしては非常に珍しい“悪役”というポジションで登場した。2年後の2007年にルロロマニックのチェリーが登場するまで女の子のキャラクターで悪役という個性をもって生まれたのはクロミ様のみだったのである(男の子ではばつ丸がいる)。しかも誕生日は10月31日のハロウィンの日。

以降、グッズやマイメロディ嬢のツイッターに登場する彼女を見るたびに僕はその可愛らしさに惹かれていき、いつの間にやら僕の中での最推しキャラにまで上り詰めてしまったのである。

レディースチームを率いる総長でもあるクロミ様は当然悪役であるため悪いことをするのが大好き。しかしそこはやはりサンリオ。根は素直ないい子で、メロディ嬢に対してもライバルという立ち位置をとっておきながらも実は仲良くしたい気持ちがそこかしこに見え隠れしているのがオイシイところ。また彼女がはたらく悪事も結局は空回りして失敗、そして反省というパターンが定番化していて、意外にも人間味の深いキャラクターでもあるのだ。

そして勿論ファンならクロミ様が生まれるきっかけにもなったアニメ『おねがいマイメロディ』シリーズを見ないわけにはいかない。

ここでのクロミ様はアニメそのもののノリもあるのだが非常にダイナミックで、悪事をはたらき空回りして失敗そして時たまいい子という基本は保ちつつも、丸焦げになったり、ぺしゃんこになったり、蹴り飛ばされたり、イケメンとの痛い妄想が止まらなくなったり、果ては屁をすっこいたりとまるでヨゴレ芸人のような芸風なので、後追いでこのアニメを見たクロミ様ファンは若干引いてしまうときもあるかも知れない(ある意味メロディ嬢のインパクトには及ばないけど)。
それでもこのシリーズでしか見れないクロミ様の可愛い部分も多々あり、自分に魔法をかけて人間化したレアな姿(クルミ・ヌイ)や、普段こき使いまくっている下僕のバクに対して時たま見せる優しさなどは、『おねがい』ならではのクロミ様の奥深い魅力が発揮されているところでもあるので、クロミ様ファンは間違いなく必見のアニメである。

さらにクロミ様といえば、『おねがい』シリーズから派生したキャラクターソングも外せない。

代表作は『クロミパンク』。メロディ嬢に対する溜まりに溜まった鬱憤を生のバンドのロックサウンドに乗せてクロミ様節全開で叫ぶキラーチューンである。パンクならではの魂の叫びによるグルーヴ感がしっかりと出ていて、普通にロックの名曲の一つとして成立している。2006年バージョンも最高だ。

『アタイはクロミ!』はクロミ様の自己紹介ソング。最もクロミ様のことをわかりやすく伝えている曲。

『ぶっちぎり☆逃亡天使』はレディースのヘッドとしてのクロミ様のワルな面がフィーチュアされた曲。三輪車で時速3キロ、爆速でぶっ飛ばすロックナンバーだ。

『ロミーの夢』はクロミ様の痛い面が前面に出ているラブソング。しかしこういうバカ丸出しなところもまた可愛いのである。

『クロイヒトミ』と『クルミロンド』はクルミ・ヌイの姿になったときの感情を表した少しシリアスな曲。クルミ・ヌイのときは性格も普段より穏やかになっていて、これまたギャップに我らやられるわけである。

『クロミの夢はいつ開く』、『愛・終列車』は下僕であるバクとのデュエット。演歌&昭和歌謡スタイルだが、バクのあの独特のダミ声による歌に毎度吹き出してしまい、ちゃんと歌っているクロミ様の歌が全然入ってこないのである。そう、これは明らかにバクが笑わせにきている。

このようにキャラクターソングも充実しているクロミ様だが、他にも僕はまだ手に入れられていないがクロミ様の絵本(入手困難だがいずれ!)などの書籍も存在している。

クロミ様は去年2018年のキャラクター大賞でもまだまだ上位人気を保っており、男女共にいまだ根強いファンが多いように思う。
やはりサンリオの様々なコンテンツにおいて、悪役ポジションであるクロミ様こそがストーリーにフックを入れられる唯一無二のポジションなのだ(数年前のハロウィンジャック事件は素晴らしかった。リアルタイムで体感したかった)。

まさにクロミ様の前にクロミ様なし、クロミ様の後にクロミ様なしである。

とはいえ周りの芸人などにクロミ様を紹介すると「キティちゃんの悪人格?」などというド変態もいるくらいなので(誰がワルキティじゃ)、一般的な知名度はまだそれほど高くないのが現状ではある。

つまり当然のことながらクロミ様ファンである我々バク一族が頑張ってクロミ様という絶望的に素敵な存在を世に知らしめていき、毎年ハロウィンの日には日本全国がお菓子の代わりにらっきょうをクロミ様に捧げるように変えていかなければならないのだ。

その活動を決して怠るな。全員時速3キロでぶっ飛ばそうぜ。

最後に、ここまで一応冷静に、あくまで伝わりやすさを重視してクロミ様の魅力を長々と書き連ねてきたが、ここへきて解放させてくれ。

クロミ様爆裂ゴリポンスパニッシュMAXニュージャージー可愛い!!!!
クロミ様最高!!!!クロミ様大好き!!!!バカクソ可愛い!!!!ニュージャージー可愛い!!!!
たまにぬいぐるみにキスしてます!!!!話しかけもするし!!!!
引けよ!!!!芸人も読者もマネージャーも!!!!知ったことか!!!!
ははっ(笑)!!!!
殺せよ!!!!
クロミ様最高ゾナ!!!!大好きゾナ!!!!バクは勝ち組のモテモテになって父ちゃん母ちゃん弟たちを養ってやりたいゾナ!!!!
オーエェ!!!!

さて次回は『おねがい』シリーズの感想を書く予定。お楽しみに。

気が向いたらお願い致します。サンリオ資金にさせていただきます。