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20240421好きな作品の話

えーどうもこんにちは、
丸山雄也(マルヤマユウヤ)です。
平素より平泳ぎ本店、また「かえるのおたま」を気にかけて頂き、誠にありがとうございます。

折に触れて言われるように、平泳ぎ本店はメンバー全員が俳優であります。私も例に漏れず、でして、月に一度は舞台作品を観に行っております。近年は演劇だけでなく、ダンス作品も好んで観に行くようになりました。

特に!2024年は上半期だけでも、非常に楽しみにしている公演が二つあります!!
まずひとつめ、なんと言っても今日(これを書いている2024年4月20日土曜)は、サカナクション・アリーナ全国ツアーの初日なんです!これは!これはいや、いやこれは楽しみですね。ちなみに私は明日、伺います。

サカナクションとの出会いは2017年7月平泳ぎ本店第3回公演『コインランドリー』の稽古場で、先輩方(確か、松本一歩・松永健資)が「アルクアラウンド」をずっと流していたことがきっかけでした。以来、公演が終わってからもサカナクション楽曲を聴き続け、気がついたらファンクラブ会員になって現在4年が経ちました。(高校時代のPerfumeを超えました)会員ステータスは中層です。🔵

ふたつめ、7月にはNDT(ネザーランドダンスシアター)ジャパンツアー神奈川公演があります。
各地で演目が少しずつ異なり、3作品からなるトリプル・ビルなのですが、中でも一番楽しみなのが、ベルギーのダンスカンパニーPeeping Tomのガブリエラ・カリーソ振付の『La Ruta』です。Peeping Tomを始めて知ったのが2014年『A Louer/フォー・レント』が、日本で上演されていたときで、この時は観客としてでなく、ツアー先各地で公募されたエキストラとして公演に参加させてもらい、平泳ぎ本店の先輩である松永健資に出会ったのもこの時でした。

私はいわゆるホラージャンルの作品を好んで拝見します。Peeping Tomの作品には、えもいわれぬ不気味さがあり、観客の目の前に写る現象が、舞台特有・身体性が非常に高いもので表現されていることにも強く惹かれました。時折、言葉・音声(悲鳴など)が発せられるのですが、意味を説明する言語的な使われ方ではなく、行為や事象と同じく、只、起こるだけという気がし、そこには得体の知れない不気味さと残酷さが内包されているように思えます。

サカナクション(山口一郎さん)は一曲一曲、そのものの美しさ、完成度の高さに留まらず
音響システム・ライティング・幕・布・プロジェクター・オイルアートなど多彩な仕組みを用いて、リアルLIVEだけでなく、オンラインLIVEにおいても異常に完成度の高い映像作品として発表していました。また、コロナ禍に開始されたInstagramライブでの深夜対談、NHKで放送された「シュガーシュガー」など、自身を「ただの音楽好きのニイちゃん、ネエちゃん」と位置づけながらも、音楽をさまざまな媒体で創作・発表・実験する姿はいつも刺激的で、生きる元気をもらいます。

サカナクションにもPeeping Tomにも、わたし個人が抱く共通した要素がありまして、
"この時代にリアルタイムで両集団の作品を観、体験できることへの強い喜び"です。(笑)
加えて、私自身が一つ作品を創るとしたら、と考えたときに両者とも質は異なるんだけど、"表現したいことを全てやってくれてしまっている作品であり集団"だということです。

このことは、モノを創ろうとしている人間にとって少し絶望的な感じもするのですが、同時にそういう作品に演劇では未だ出会ったことがないことにも思い至ります。
それは恐らく、私が抱き続けるの演劇への問題意識であり、故に、「そんなこと思うなら自分がこれと思う作品を自分で創ってみりゃいいじゃないか」という考えにも、希望的に繋がるわけです。
誰か、できるだけ多くの人にとって
「つまらない日常を吹き飛ばしてくれる、自分の人生をそこに託せる」そんな余白と強度を持った作品を自分でも、立ち上げてみたい、とか、最近思っています。
なんの話かと問われれば、私は「こんな集団や作品が好きです」という趣味の話です。笑

もし、また機会を頂けたら今度は集団や作品でなく、もっとフォーカスして個人・好きなパフォーマーの方のお話をさせてもらいたいです。

最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。
今後とも、平泳ぎ本店をどうぞよろしくお願い致します!!
丸山雄也 拝

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