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広告効果の持続性を意識したキャンペーン設計

見込み顧客を集めるために、みなさま努力をしていることと思います。資料請求をしてくれたら特典あげます、店舗にきてくれたら粗品プレゼントします。でもね、

こんな無意味なこと、そろそろやめませんか?

インセンティブを与えてお客さまを集めるときに、意識するべきなのは広告効果の持続性と広がりです。ではいまから、もっとよい方法をお伝えします。

来場してくれたらQUOカードプレゼント的な施策をしている経営者さん、ぜひ読んでください。


大切なご予算を投資するのですから、少しでも広告効果は大きく、そして長く得たいですよね?

ここでは過去に私が実施した2つの事例と、現在進行形で仕込んでいる1つの事例を共有します。

工務店における来場特典の変更事例

事例 1.       工務店における展示会集客
施策内容:自慢の素材を使ったプレゼント ( 飛騨杉で作った積み木)
期待効果:
┣積み木をみるごとに思い出す▶長く続く
┗家にきた友達と話しのネタに▶横に広がる

こちらの工務店では、もともと展示会集客にQUOカード2,000円をプレゼントしていました。しかし3000万円以上もするような一戸建てを作るとき、QUOカードありなしで、来店するかしないかを決める層。質が悪いとまでは言いませんが、客層としてはズレています。

2,000円はもらって終わりで、広告効果としては、継続しないし拡散もしません。

しかし、自慢の飛騨杉という素材を使った積み木、プレゼントにしたらどうでしょうか?原価2,000円以内にすれば施策コストは同じです。

積み木であれば、子どもが遊んでいる間、ずっと続きます。そうそう壊れるものでもないため、積み木を見るごとに工務店のことを思い出すでしょう。

杉はほんのりと素敵な香りがします。積み木をみて、匂いを感じるごとに、展示会にいったことを思い出してくれそうです。プルースト効果*と言われるやつですね。(特定のにおいが、記憶を呼び起こす生理現象)

さらに友達がきたときに、子ども同士で、積み木で遊んでくれたら最高です。もしかしたら話しのネタとして使ってもらえるかもしれません。もちろん口コミを強く促進したいのなら、多少の工夫は必要です。

積み木を動物の形にして組み合わせるなど。そのあたりはAmazonで”積み木”って検索すれば、色々なネタはあるので困ることはないですね?

写真館における店内撮影を解禁した事例

事例 2.       写真館における口コミ促進
施策内容:スタジオの一室をスマホで撮影可に
期待効果:
┣SNSで誰かに写真を見せたくなる▶横に広がる
┗過去の投稿をみてまた行きたくなる▶長く続く

写真館って基本的にスタジオ内は撮影禁止。なぜなら、データは少しでも多く購入して欲しいから。

当然です。スタジオの設営費用、衣装をタダで貸してヘアセットまで投資しているのですから。写真館の費用で最高の舞台を用意して、スマホでパシャパシャしてお金を落さない、それは困るでしょう。

ただ少しまってください。

いまの時代、写真撮影を禁止ってもったいなくないですか。たとえば、スタジオの1区画はスマホ撮影OKにしてみてはいかがでしょう。

『ここの区画は好きなだけ、お手持ちのスマホで撮影してくださいね』
心の声 ( ハッシュタグに写真館名でも付けてInstaアップしてね)

好きなだけ撮影して、どんどん広げてもらえばいいのです。最高の舞台で撮影したお子さんの写真、ほっといてもSNSにあがります。ソーシャルメディア(クローズドなLINE含む)にアップしてもらえればマイクロCV。

『この前の七五三の写真良かったね。どこで撮ったの?』
『写真館●●だよ。』

こんなUGCが、見えないところで確実に発生しています。

まちがっても宣伝色バリバリで、撮影可能なエリアに写真館名とか入れないでくださいね。#写真館名 とかを、さりげなく画にいれたいってエゴはイケていない。消費者さんの自発的な行動を最大化させた方が、得られる利益は大きい時代です。

イラスト教室のチロルチョコ大作戦

事例 3.       イラスト教室さんの口コミ促進
施策内容:チロルチョコを100個くばる
期待効果:
┣SNSで誰かに写真を見せたくなる▶横に広がる
┗食べきれないし友達にチョコを渡す▶横に広がる

現在進行形で仕込んでいるイラスト教室さんとの取り組み。

生徒のお子さんが書いたイラストを、データにしてチロルチョコにプリントするやつです。たとえば100個もお渡しすれば、一度に全部は食べられないですから、家に来た友達にあげると思うのです。

そこから1件でも紹介になれば、CPA2,000円と超効率的な施策になると目論んでいます。

もしかしたら、ソーシャルメディアにもアップくれるかもしれないですから、確認でき次第、公式アカウントをつかって全力RTできるよう待機しています。

このような形で、広告効果が広がることを設計したという事例でした。

マーケターの方へ、最後に告知です。

なんで事例を紹介するの?そんな風に思いませんでしたか?

事例公開 ⇒ 参考にして助かる会社があれば嬉しい ⇒ 平岡に情報があつまる ⇒ 平岡の知見強化 ⇒ 既存クライアントさまの施策に還元 ⇒ 事例増える ⇒ 事例公開 ( 以下∞ループ )

私も、私のクライアントさまも、この記事を読んでくれた方も。みんなにとって三方よしだと信じています。

こんな感じで日々行っているマーケティングの実験結果と、どんな意図があってテストをしたのか裏側の部分をLINEにてコッソリ共有していきます。よかったら登録ください。

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