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時間を守ることは信用と安心感に繋がる

大学時代に所属していたワンダーフォーゲル部では伝統的に時間に厳しく、時間厳守を強力に叩きこまれました。当時はちょっとしたトラブルが発生したとしても時間に遅れることは許されず、部活の集合時間にはかなりの余裕を持って行動する習慣が身に付きました。

部活を引退してから20年近く経ちますが、今でも当時身に付いた時間厳守の意識は強く持っています。何か待ち合わせをする場合も、誰もがやむを得ないと感じるような大きなトラブルは別として、ちょっとしたトラブルで時間に遅れることはありません。
例えば、信号運が悪かった、雨が降っていたのでダイヤが乱れていた、急にお腹が痛くなった、初めて行く場所なので道を間違えた、ということで時間に遅れる人がいます。確かにいつもよりも時間が掛かってしまって・・、想定外のことが起きて・・、ということもあると思います。しかし、想定していないことが起きるからこそ、そのために多少余裕を持った行動をする必要があると考えています。
具体的にどれくらい余裕を持つのかというと、飛行機や新幹線を使って移動する際は1時間、電車や車を使う際は20分、歩いていける際は10分程度です。距離が長ければそれだけ何か起きるリスクが高くなるので多少多めに余裕を持ちます。更に初めて行く場所の場合は、+αで余裕を持ちます。飛行機や新幹線の余裕時間は目的地の近隣で食事時間などに充てれば、それほど時間を無駄にすることもありません。
もちろん、もっと余裕時間を持った方が遅れるリスクは減りますが、余裕時間が多すぎると待ち時間が増えますし、上記の余裕時間をもってしても間に合わないような大きな事象が発生した場合は、大抵相手も納得してくれます。また、ちょっとしたトラブルが複数発生した際も上記の余裕時間に間に合わないかもしれません。しかし30日の1度起きるちょっとしたトラブルが発生するとして、2つ同時に起きるのは900日に1度(2年半一度)です。確率的に考えると、そこをカバーするまでの余裕を持つ必要はないと考えています。

また時間を守るということは信用と安心感に繋がります。経営コンサルタントとして経営者のお客さまを相手に仕事をしてする上で大切なのは、この信用と安心感です。どれだけ知識が豊富で頭脳明晰であっても、経営者が心を開いて本音で悩みを相談しようと思うかどうかは別な話です。
時間を守るということは約束を守るということです。時間さえ守れない人は他の大切な約束も守らないかもしれないと見られます。多くの場合、口には出しませんが時間に遅れることで間違いなくネガティブな印象が蓄積されていきます。
逆にいうと長年時間をしっかり守っていればそれだけで信用・信頼に繋がります。ビジネスにおいてもプライベートにおいても、時間を守るということはそれだけ人間関係に影響を与える重要なことだと思います。
時間に余裕がないと焦ったり急いだりして、事故や忘れ物など別なトラブルを引き起こす可能性も高くなります。また精神的にも動揺して無駄な疲労の元になります。より豊かなに生きるためにもちょっとした時間の余裕を持つことを心がけましょう。


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