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富士山は入山料を増額し義務化すべき

富士山での事故が連日のように発生していますね。
私も今年初めて富士山に登頂しましたが、日本国内の山でも別格に混雑し、軽装でいかにも登山経験が無さそうな人が当たり前のように夜通し夜間歩行をしていました。
私は学生時代に本格的に登山をしていましたが、緊急時以外で夜間歩行をすることはなく、睡眠を取らずに夜通し登山をするということは発想としてありえません。だからシニア世代や子供までもが弾丸登山をする姿を見て、とても不安を感じました。また本当に登山客が多いため、ポイントポイントで渋滞が発生し計画通りのコースタイムで進めません。下山が遅れ、交通機関が無く途方に暮れるというパターンも多そうです。私が登頂した日は1000人のベトナム人ツアーが弾丸登山を敢行しており、山小屋のスタッフもこの規模の弾丸登山は見たことがないと驚いていました。

今年はコロナが収束したこともあり、富士山登山客も大いに増えましたが安全に登山ができる水準を超えていると思います。実際に私が登頂した週末は2名の方が亡くなるという事故が発生していました。富士山登山においてもオーバーツーリズムの弊害が出ています。
最近では5合目付近で入山規制をするということが議論されていますが、私は入山料を増額して義務化すべきだと思います。現在富士山の入山料は1000円ですが、支払いについては任意となっています。2022年の吉田口(4つあるルートの一つ)では協力率72.8%で総額は6834万円だったそうです。
現在の混雑具合と気軽に登る登山者を減らすために入山料を上げて義務化すべきだと思います。世界の山でもエベレストは入山に100万円以上かかりますし、キリマンジャロやアコンカグアなどは10万円ほど徴収されるそうです。
日本に観光に来る外国人はアクティビティにお金を支払うのは当然だと考えている人も多く、一人1万円でもそれ程高いとは思われないと考えます。日本人3000円、外国人1万円程度の入山料を義務化すれば、混雑も緩和され環境対策もしっかりできると思います。また何より気軽に軽装で登る弾丸登山者が減らせると思います。

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