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懇親会でもビジネスパーソンとしての貪欲さを忘れてはならない

先日社外取締役をしている会社の経営方針発表会に参加しました。終了後は取引先も交えての懇親会でしたが、このような大々的な懇親会は数年ぶりでここ最近入社した若手社員にとっては初めて経験です。

会場を見渡すと色々なタイプの若手社員が居ます。ビール片手に常に挨拶に回っている社員、同じ営業所の同僚とずっと話している社員、無言でビールを飲み続けている社員、こっそりスマホで動画を視聴している社員などなど。

懇親会というものの捉え方は人それぞれです。気を遣わないといけない面倒なイベントだと思う人もいれば、タダでお酒が飲めてお得だと思う人、普段とは違う上司の一面が見れて楽しいと思う人などなど。
しかし、私は懇親会であってもビジネスパーソンとしての貪欲さを忘れてはいけないと思います。多くの関係者が集まり、砕けた雰囲気で会話ができる機会などそれほど多くありません。自分が何かを成し遂げたいのであれば、このような場を活かさない手はありません。

懇親会の途中で、定期的に研修に参加している若手社員に対して「懇親会を絶好の機会と捉えて、自分にとってのキーパーソンと関係を構築するように」と指示をしました。仕入先の重役やあまり話をしたことのない協力会社など社外の方だけなく、役員や自分の希望する部署の上役など社内のメンバーも含めて、自分がいま関係を構築すべきなのは誰かと考えて交流するようにと話しました。
瓶ビールを調達し、動きの悪い若手社員に手渡し「次はあの仕入先の重役、次はあの幹部に!」と指示をし、終わってからも会場の後片付けをしている若手を集めて社外の方を見送ったり、細かいところまで気を配って動きました。
懇親会くらい仕事忘れてゆっくりさせてくれと思う方もいるかもしれません。しかし、何かを成し遂げる人は懇親会ですらビジネスパーソンとしての貪欲さを持っています。懇親会であろうと成果を出し自分の進みたい道を切り拓くために、利用できることを利用すべきです。

以前ある経営者とイベントで同席したことがあります。その方は、一代で優良企業を作り上げメディアにも取り上げられる知名度のある方です。一緒に関係者控室に居ると、名刺を持ってすっと立ち上がり他の関係者に挨拶に回っていました。本来であれば、挨拶に来られるのを待っているのが当たり前という立場でありながら、自ら積極的に挨拶に回る姿を見て、有名になってもこういう姿勢を忘れていないからこそ成功したのだろうと感じました。

たかが懇親会、されど懇親会です。チャンスを掴み取り、自分で道を切り拓くためにもビジネスパーソンとしての貪欲さを忘れてはいけません。


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