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時には見切り発車の決断をする

この度の地震被害、航空機事故に遭われた皆様、心よりお見舞い申し上げます。

年始最初の仕事は福岡だったので、今回の事故で多少影響を受けました。

帰省先である仙台から直接福岡に向かいましたが、仙台空港は普段と比べて人が多かったです。航空会社の職員によると羽田空港・新千歳空港間のフライトで欠航が相次いでいるため、仙台と東京を陸路で移動し仙台発着便を利用し新千歳空港と行き来している方が増えているということでした。
仙台から福岡のフライトは多少の遅れはあったものの、羽田空港の混乱ぶりをニュースで見ると影響は少なったと思います。

報道を見て心配になったのが帰路の福岡⇒羽田のフライトです。5日(金)に仕事を終わらせ、夜のフライトで羽田に戻る予定でした。羽田空港の夜のフライトは定時運航率が低く、普段でも遅延が多いです。事故以来毎日多くのフライトが欠航しているなか、通常通りに飛ぶか懸念がありました。4日(木)の時点でも、その日の夜は既に欠航になる便が出ており、報道を見ても5日に滑走路の使用が再開される可能性も低い予感がしました。
そのような状況の中で自分の中でいくつかの可能性を考えました。
・5日(金)の予定のフライトが大幅に遅延する
⇒終電の関係で羽田空港から出られなくなる可能性があり、空港から出ても自宅には帰れそうにない。年末年始に3連休がくっついているなか、羽田空港の混乱も重なり、周辺は空港難民が溢れて周辺のホテルに泊まれない可能性もある・・。
・5日(金)のフライト直前に欠航する
⇒これだけ欠航が出ていると翌日以降のフライトが空いているかどうかも不安・・。6日(土)は日中に予定が無いものの夜には息子たちがスキー合宿から戻ってくるので自宅に帰りたい。最悪陸路でも帰れるが出来れば避けたい・・。

その時点で6日(土)のフライトを確認すると既に午前中の便は満席。昼過ぎの便が残り一席。しかも、今回の事故の影響で便の変更に伴う手数料は発生しないとのこと。4日(木)の時点では、その後の状況が見通せないものの最悪の状況を想定し早めに手を打つことにし、5日(金)夜の便を6日(土)の昼過ぎ便に振り替えました。

結果、どうなったか・・。5日(金)の夜の福岡⇒羽田便はほとんど欠航(搭乗予定の便も欠航)。欠航が決まった時点での状況は分かりませんが、現時点で確認すると現時点では9日(火)の夕方近くまで全て満席となっています。
早いタイミングで今後の状況を想定し、決断したことが功を奏しました。このブログは飛行機の機内で書いていますが、子供がスキー合宿から戻ってくるまでには自宅に帰れそうです。

経営現場などでもそうですが、全ての状況が明確になってからでは動くのが遅すぎるということがあります。時には見切り発車的な決断をしなければいけないことがあります。見切り発車の精度を少しでも高めるために先を想像する能力を身につけましょう。


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