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レーザーカッターの原点調整具をつくりました

卓上レーザーカッターの FABOOL laser mini は、とても素敵なマシンですが、レーザーを照射できる一番端(原点)に合わせて板を置けるガイドが存在しないので、そこがちょっと不便です。このマシンを使っている方たちは皆さん、それぞれの工夫で解決しているようです。

僕らも今までの使い方では、あまり厳密な原点調整が必要なかったのですが、この先の計画で原点調整がほしくなったので、オリジナルの調整器具を作ってみました。

精密さを求めるとたぶんベストな方法ではないと思いますが、手早く作れるし、ひとまずは使えるので、もしも FABOOL laser mini を今後使い始めた人には、少し役立てるかなと思います。

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そもそも、このマシンでは、レーザーを照射する部分が直方体状になっていて、その中心からレーザーが出ているのかと思っていたんですが、測ってみると、中心から奥に少しずれています

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そこで、このズレをふまえて、レーザーカッターを駆動させる前に、本体にグワシとかみあわせることで、板の原点を調整します。これ、言葉で書くと分かりづらいですね。

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調整具は、2.5mmのMDF板をカットして、角をあわせて貼っただけのシンプルなもの。黒いの三角印は、こっちを奥にしようという印です。カットするときに彫刻すればよかったんですけど忘れてたのでペンで書きました。

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カット前にレーザー部分の角とかっちりあわせ、板もあわせればOK!

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きちんと画面上の座標通りに彫刻ができました。調整具を切り出すためのデータは以下のリンクに公開しています。



板橋区内に、レーザーカッターや3Dプリンターを使って何かを作ったり届けたりしています。また、そうした道具を使える人を増やしたいという思いで、講座などもちょいちょい開催しています。サポートいただけた場合は、こうした機材費や会場費などに利用させていただきます。