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ステンシル作りイベントの準備OK

9/4のプチイベントに向けて、ステンシルづくりの試作。いくつかのポイントを備忘録残としてまとめておきます。


カット素材

ABSシートは1mmで、200mm×300mmを購入。試験と本番にとりあえず2枚。ステンシルのデータは95*95mmで考えているので、きれいに取れば、1枚から6個つくれます。2枚の内、1枚はなぜか最初からスリキズのような汚れがあったので、こちらを試験用に。
ABS素材は丈夫で、折り曲げにも強いプラスチック。100度近くの熱湯をかけてしまうと曲がる可能性がありますが、日常的にはお湯で洗っても心配ありません。

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カッティング

FABOOL Laser Mini におけるカットの設定は【スピード200、パワー100、回数1回】を基本にしつつ、最初のテストカットを1つやってみて微調整。
今回はテストでほんの少し切れが甘かったのでスピード190に。

ABSのカット中はくさいです。超くさい。換気が大切。いかにも体に悪そうな石油系のにおいですが、実際に悪いです。ただ、即座に害を発する類ではなく、タバコのように微粒子が呼吸器系に悪影響をおよぼすような感じみたい。部屋の換気はゼッタイで、マスクもあるといいです。

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商用可能なフリーのベクター素材も活用。ステンシルにおいては、文字や絵柄の線が閉じている部分は切り落とすことになるので、デザインによってはデータを加工して地の部分と穴をつなぐ架橋を追加する必要があります。


ステンシルが完成

テストでつくった6枚。写真左上から右へヤモリ、クリスマス、徳川家紋、バラ、誕生日、チョウです。ヤモリのように、完全に1本の線でできている絵は、切り抜いた側もそのままオブジェになりそうな面白さがあります。

カット後もABSはくさいです。カット中ほどじゃないけど、くさい。表面に一度溶け出した分子が残っているようです。これをいくつかの方法で試した結果、たっぷり塩をとかした濃塩水に2~3時間つけるといいみたいです。匂いはゼロにはならないけど、鼻先まで近づけないと気づかない程度には緩和されました。

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さっそく使ってみる

ちょうどよいものが身の回りになかった……とりあえず平らなお菓子を探して「ハーベスト」にパウダーシュガーを振ってみました。サイズがあわなくて残念な感じですが、形は出ていますね。

今回はステンシルの資格が95mm角。絵柄はいずれも、長辺が60~65mmくらいにしてあります。大きめのマグのラテとか、小さめのケーキをイメージしたサイズです。このほかの絵柄もじゃんじゃん増やしていきます。

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板橋区内に、レーザーカッターや3Dプリンターを使って何かを作ったり届けたりしています。また、そうした道具を使える人を増やしたいという思いで、講座などもちょいちょい開催しています。サポートいただけた場合は、こうした機材費や会場費などに利用させていただきます。