[2020]ヒラマサが読んでよかった14冊

今年は大学院受験などで忙しかったが、読書メータの記録によると、それでも78冊の本を読んだらしい。一覧はこんな感じ(上から新しく読んだ順番)

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(マンガは、完結した単行本を最後まで読んで1冊カウント)

この中から、本当に読んでよかった、本当にみんなに読んでほしい本だけを厳選して14冊紹介します!

①読書 1冊
②経済・投資 6冊
③正義 1冊
④ライフハック 2冊
⑤その他 4冊

①読書 1冊

1番最初に紹介したいのが、「読書」について知の巨人・立花隆が書いたこの本。以前何かの読書術の本で紹介されていたので、とりあえずポチって積読していた。

この本を読んでから、本をよく読めるようになったし、本を読みたくてたまらなくなった。KindleUnlimitedで興味あるテーマの関連本を乱読して「センス」が自然に身につくのを体験して、彼が「知の巨人」と呼ばれる所以を体感した。彼の読書への向かい合い方は、本を読む前に読んでおくべき。特にそのエッセンスをまとめた「実践に役立つ14か条」は必読。

すでに廃版になっていてKindle版もないので、中古本を買うしかないのが難点。もし手に入れられて、乱読の正しさを理解したらぜひKindleUnlimitedに登録を。Kindle端末がなくても、スマホやタブレットでも読めるのでまずは無料体験!


②経済・投資 6冊

来年は大学院に進学して、一人暮らしをすることになっていて、自分の生計や資産運用について真剣に理解しないといけないので、経済系の本を何冊か読みました。とりあえず今年のところは、株も仮想通貨も「大勝ち」しています。ここでは、知識ゼロから、この順番で読めば効率よいはず!と思う順番で紹介します。

(1)インベスターZ

ドラゴン桜などで有名な三田紀房氏の作品。知識ゼロの主人公が投資・ビジネスのプロに揉まれながら成長していくストーリーは1冊目にもってこい。これも超絶有名で、一読の価値あり!


(2)難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

これも書店でよく見かけるベストセラーです。「簡単に稼げる」という誘い文句に近いタイトルは詐欺感が半端ないですが、これは非常に理にかなっています。インベスターZでイメージをつかんで、この本で実践する!

僕はこの本を読みながらネット証券の口座開設をして、操作に慣れながらTOPIXやインデックスファンドを買って、これらを寝かせながら株式投資とかを勉強している間に配当や分配金が入って、いざ個別銘柄を買うときにはスムーズに操作ができて一石n鳥!!

(3)私の財産告白

投資の話をすると、「お金が貯まったら始める」とか「働いて収入が安定したら始める」っていうリアクションがかなり多い。ハッキリ言って、そう言っているうちは一生お金なんて貯まらない。

彼は大学教員でありながら数億円の富を築いた、投資の世界では超有名人。職はありながらも、大家族で毎月ギリギリの生活をしていて、それでもコツコツと投資をして、投資家として大成功しただけでなく、研究者としても自分の納得のいく仕事をした成功者。
「収入の1/4はすべて投資に回す」
「自分に必要な資産や生活費を見極め、稼いでも生活レベルは上げない」
「築いた富は(合理的に)社会に還元する」
など、人生訓としても参考になる名言がたくさん載っている名著。

インベスターZでもこの書籍が紹介されていたが、作中でこの本をおすすめされた主婦はすぐにこの本を読まなかったので「人におすすめされた本をすぐ読まない人間に貯金ができるわけがない」とバッサリ切り捨てられていた。投資や貯金に関して言い訳をする人がなんと多いこと。貯金や投資を始めたいと思うならとにかく今すぐこの本を読むこと!

(4)臆病者のための株入門

とりあえず入門のためにインデックスファンドや国債、TOPIXに投資したら、もうちょっと具体的に投資について考えないといけない。この本は冒頭で「株式投資はギャンブルである」と言い切っている。そのことを認識したうえで臆病者=個人投資家はどのように行動すべきか、というのを懇切丁寧に記述してある。税制や、ポートフォリオの組み方、なぜFXはやってはいけないか?投資をする心構えなど。今までに見聞きした常識的な話もあるかもしれないが、この本に書いてあることは見聞きしていないことも含めすべて「常識」として頭に叩き込む必要がある。

ところで、橘氏の作風がわかりやすいインタビューがあったのでシェアしておきます。

「リボ払いはいけない」ということは分かっていると思います。こんな風に、「弱者が搾取される仕組み」をある意味残酷に描写しています。馬鹿は騙されて損し続ける。情弱から脱出するためには本を読むしかない。以下は記事から引用。

知識社会化で情報弱者にならないためには、ジャンルにとらわれずいろんな分野の本を読むといいですね。読書のいちばんの楽しみは、思わぬところで知識と知識がつながって、なるほどと腑に落ちることですから。そうやって世界がどんどん広がっていくところにこそ、読書の醍醐味があるんだと思います。


(6)投資ド素人が投資初心者になるための 株・投資信託・つみたて NISA・iDeCo・ふるさと納税 超入門

投資について一通り勉強したら、もう一度俯瞰的に資産運用や税制を眺めよう。実はここまで、チャート(ローソク足)の読み方は解説されていなくて、この本を読むことで俯瞰的に復習しつつ、実践に際して具体的に何に資金を回すべきか、どの制度を活用すべきかが明確になる。


③正義 1冊

これもベストセラーの1冊。ベストセラーになるのも納得の内容で、哲学の話をしつつも僕たちを置いていくことなく引き込んでくれる名著です。

僕たちは当たり前のように「正義」という言葉を使うけど、その一貫性や妥当性の検証が不足している。「幸福を最大化することが正義だ」という一見妥当そうな結論を様々な事例に当てはめると、「功利主義」を貫くことは正義とは言えなくなることがある。全体の幸福を満たすために、犠牲になる人がいることは正義とは言い難いから。では、「無知のヴェール」を被れば、最下層が守られる正義としての法ができるか?そもそも法の位置づけは?法に正義を代弁させるなら、時代によって、場合によって正義が変わる。そもそも多数決で決まった法や正義が必ずしも正義か?時間や人種を問わず普遍的な正義はないのか?あるとしたらどう定義する?・・・

今年は「善く」生きたいと思うきっかけがあり、「善さ」「正義」について考えたくなりました。一人で考えるのは無謀だし、自己満足的な正義を人に押し付けることには欺瞞を感じざるを得ないので、考える軸を与えてくれるこの本を読むことで、少し深く、客観的に、論理的に考えられるようになりました。少し分厚く、読破するのは少し骨が折れますが、是非チャレンジしてみてほしいです。定価は1500円程度ですが、Kindle版なら700円くらいみたいです。

④ライフハック 2冊

(1)手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法。

ミニマリズムの流行とともに、そのトップを走る「ミニマリスト」も注目されるようになりました。ミニマリストには憧れるけど、必要な「モノ」も多いから自分にはなれない!と思っている人もいるかもしれませんが、別になる必要はありません。僕はこの本を読んだ後も財布を持ち歩いていますし、モノもまだまだ持っています。それでも、究極まで行きついた人の記述を読むことはとても参考になります。とにかく徹底している。限度はあるにせよ、自分の生活の無駄を発見して、効率化するのに絶対に役に立つはずです。たとえば僕は、この本に倣って荷物をコンビニ受け取りにするようにしてから、何時に来るかわからない宅急便を待つことがなくなって時間的に自由になった!

(2)いちばん正しいスキンケアの教科書

スキンケアは積み重ねなので若いうちから始めたほうがいい。今年は4冊スキンケアの本を読んだけど、中でも吉木氏のこれがわかりやすかった。体系的で、押しつけがましくなく、記述も平穏。僕はこれを読んだ結論として、自分ができる範囲の最適解は、肌の保湿のためにセラミドを供給することと、日々の日焼け防止をすることだったので、保湿美容液とファンデーションを買いました!

日焼け止めを塗るコストと面倒くささを考えて、SPF(Sun Protect Factorの略)値がある程度あるパウダリーファンデーションを塗ることにしました。

余談だけど、以前深夜バイトをしたときにできた顔の肌荒れがいつまでたっても消えなくて後悔してます。顔は一生ものなので、ケアは万全に!

⑤その他 4冊

(1)言い訳

M-1グランプリについて、毎年いろんな議論があるけど、素人が考えたり論じたりしてもあんまり意味がないことが多い。審査員としての彼のコメントは「的を射ている」と言われることが多いが、一瞬であのコメントが出る背景には圧倒的な分析、分類、経験がある。M-1を楽しみたいなら絶対に読むべき。僕はこの本読んでからPrimeVideoのM-1全部みた!

(2)深夜特急

旅人・バックパッカーのバイブル。その経験の稀有なことはもとより、沢木耕太郎の洞察力と旅によって達観した精神と思考が圧倒的な表現力で描写されており、万人に勧められる名著。今年は海外旅行に出れなかったのに、旅に出たくなりすぎて辛かった。

どこか清潔になりすぎ、短絡的な快楽を求めがちな現代人に衝撃と新たな憧れを抱かせてくれること請け合いだ。

(3)リケコイ

「理系が恋に落ちたので証明してみた」は僕も拝聴して、非常に面白かった。本作とはそれとは別の作品で、理系大学生が恋愛で大失敗する話。読んでいてとてもつらくなった。このnoteを読んでいる高専生諸君は一読せよ。明日は我が身の地獄がここにある。


(4)それでも町は廻っている

最後に1作品だけマンガを紹介したい。読了後に読書メーターに登録した感想は

ノスタルジックであるからこそ引き込まれ、沈められる感じ。

始めはその懐かしさとハイセンスなギャグに大笑いしながら読み進めた。作品が時系列に並んでいないところも面白い。心に沈殿とたくさんの考察を生んでくれて、時折読み返したくなる。みんな大好きだと思うよ。

おわりに

以上です。記事中にもありましたが、情弱から脱出するには本を読むしかありません。そして、言い訳しているうちは一生本は読めずに、一生情弱です。とにかくたくさん本を読もう!良い本を読むためには、とにかく数に当たるしかない!本気で読書するならKindleUnlimitedもKindle端末も決して無駄な投資ではありません!みんな、読書しよう!


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