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新人看護師の心構え【前編】

看護師の世界は女性ばっかりで大変そう、とか針を刺したり血を見たり怖そうだなあとか、夜勤もやるしお給料良さそう、など一般の人は色々なイメージを持っていますね。

ドラマでも医療モノはよく取り上げられるので、そこからのイメージでしょうか?

私は今までに、総合病院、老人保健施設、有料老人ホーム、特別養護老人ホーム、健康診断、デイサービス、イベント救護、行政施設などの現場でお仕事をさせて頂いたことがあります。

看護学校を卒業してすぐに就職する場として一番多いのはやはり病院だと思いますし、私も新人時代を病院で過ごしましたので、ここではその経験をまとめたいと思います。
長くなりますので、前編後編と分けてみます。
ナースであれば誰もが通る 新人看護師 という辛い一年間(笑)が、これを読んで少しでも攻略できますように✴︎


①看護学生と新人看護師は似て非なる存在。

就職したばかりの頃、ベテランの先輩に言われました。

「たとえ看護学生の時と知識や経験がさほど変わらないとしても、今のあなたは国家資格を持った看護師なんだから、私と同じ立場だよ。私はあなたの何十倍も知識と経験があるけれど、持っている資格は同じ。そのことを忘れないで。」

ベテランの先輩たちに囲まれて、右も左も分からず自信もなく、いつもビクビクしていた私が、ハッとした言葉でした。
「新人なのでできません」「新人なのでわかりません」これを盾にする新人になってはいけません。
看護師としてのプライドを持ちましょう。

②同期は大切にするべし。

同じ病棟でも、病棟が違っても、病院が違っても、既卒の人であっても、同じ「看護師一年目」の人とは繋がっておきましょう。

とにかくミスばかりで落ち込む一年目、お互いのミスを笑い飛ばしたり反面教師にしたり、色々な人と話をして情報交換するのは、とても力になります。

特に、別の病院から転職してきた、看護師としては先輩だけど、その病棟では同じ一年目、というような立場の人がいるアナタはとてもラッキー!

直属の先輩とは違った目線でアドバイスをくれたり力になったりしてくれるハズです♬

私の同期は社会人としての大先輩だったので、社会のイロハや、こういう伝統は病院独特かもね、みたいな豆知識も教えてくれて、すごく助けられました。

病院を辞めて5年以上経ちますが、今でも大切な親友です。

③とにかく挨拶と返事をきちんとする!

これ意外と、できない人多いです。

私もできてなくて指摘されたこと何度もあります。笑

マスクしてるから見えてないしいいやって思って真顔でいると、目が笑ってないってバレます。

新人看護師として、社会人一年生として、挨拶と返事は基本中の基本です。(というか人と関わる基本。)
元気がある後輩は、助けてあげたいって思いますよ。

④人と比べて落ち込まない。

同じ病棟内に同期がいると、あの子はどこまでできてるのにこの子はまだできないなあ、などと比較されることがよくあります。

私の病棟では、5月のゴールデンウィークの後から休日の日勤が始まり、夏頃から夜勤が始まりました。しかし、まだこの子には無理だな、と先輩から判断された場合このスケジュールがどんどん後ろにズレこんでいきます。

人と同じ足並みでないと、結構落ち込むと思います。

私はスケジュール通り進んでいったのでその点はホッとしていましたが、遅れを取ったらどうしようと内心ビクビクしていました。

しかし、自分が先輩になって思ったのは
「そんなに気にしなくても良かったな」
ってことです。

もちろん人と比べて進捗が遅いことはちょっとショックではあるけれど、一生そのままなわけじゃない。
むしろ、自分のペースで進んだほうが、後々安心です。(できないのに、できていると思われるのは悲劇です)

人と比べるのではなく、昨日までの自分と比べましょう。

ここまでが、新人看護師としての心構え前編でございます。
後半は更に掘り下げた、絶対使える小ネタを集めています。

お楽しみに。



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