お弁当箱選び。

平日は妻にお弁当をつくってもらっています。

さいきんぼくは体重を気にしていて(痩せすぎの方です)、お弁当の量を増やしてほしいとリクエストしています。すると妻は、お弁当箱がすくないことも量が少なくってしまう原因だと言うので、ぼくはいま弁当箱を探しています。

使ってみたい弁当箱といえば、曲げわっぱ。箱自体が余計な水分を吸収して、ご飯が美味しくなるとかなんとか。木が滑らかな曲線を描く形もキレイでかわいくて、肌触りもよく愛着をもつ理由がたくさん見つかる道具だと思います。買うにあたって1つ悩ましいのが、曲げわっぱって電子レンジを使えないところです。今はジップロックスクリューっていう、液漏れしないプラスチックのケースにお弁当入れていて、いつも温めてから食べています。さらにご飯を詰めるとき、水を張ってからじゃないといけないとか、完全に乾かしてから使うとか、使うのに手間がかかるみたいです。

弁当箱って実用品なのだけど、毎日使うものだから気に入ったものを使いたい。でも、手軽に使えるものじゃないと毎日続けるのはしんどい。この好きと手間ってのは、何か新しいものを買うときには必ずついてくる問題です。

たとえば2,000円のニットと70,000円のニットとでは、使い方がぜんぜん変わってきますよね。値段が手頃な方は、ワンシーズンしか着れないようなデザインだけど、自宅でガンガン洗えて便利だし、捨てることも簡単です。高価な方は何年も着ることができるけど、こまめにクリーニングや手洗いをして手入れが必要な分、次第に愛着が湧いてくる。

おわん1つにしても、それをどう使いたいかによって、プラスチック製なのか木製なのか、磁気なのか陶器なのか、選択が変わってきます。

ていねいな暮らしっていう考えが流行っていますけど、雑誌とか見てると生活のすべての場面で、上質なものを取り入れて、それを手間をかけて手入れすることが薦められてように見えます。

生活のすべてに手間をかけるのは現実的は難しいです。

だからまず自分が好きだったり、大事に思っている範囲から手間をかけてみて、それ以外の範囲は手間を積極的に省いていく。

それを続けていって、自分がいちばんゴキゲンに過ごせる生活のバランスを探すのがいいんだと思います。急にていねいなくらしな人になるんじゃなくて。

で、お弁当箱、どうしましょうかねぇ。

おわります。

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