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書くことは楽しい。書くことを共に学ぶことも楽しい。はじめてsentence公式イベントレポを書いてみた学びまとめ

今年の6月からsentenceという「書く」を学び合うコミュニティに入っています。sentenceでは毎月読書会や、相互に原稿をフィードバックし合う「YMO会」、ゲストをお招きして「書く」にまつわることをお話いただく「sentence LIVE」などさまざまなイベントが開催されます。

8月のsentence LIVEは小説『明け方の若者たち』著者であるカツセマサヒコさんがゲスト。私がそのイベントレポート記事の執筆を担当しました。

とはいえ私はWebライターとしてほぼ初心者。きちんとしたイベントレポートを書くのははじめてです。sentence運営のみなさまや会員のみなさまからたくさんのフィードバックをいただきながらなんとか書き上げました。その学びが深かったので、今回ここにまとめて共有します。

はじめて構成案を書いてみた

イベントレポートを書く前に構成案を書きます。
その目的は①書く情報の流れを論理的に整理し、②編集者(やその他関係者)とそれを共有すること。sentence運営のなかがわあすかさんによると、関係者と「アウトプットイメージのすり合わせ」をするためとのこと。

情報の流れを整理することは、ただ羅列することとは違います。項目を書きだした後に時系列などで整理する。項目と項目をどう接続するのかどう結論に持っていくのか整理する作業です。

構成について、こちらのnoteもとても勉強になります。

まずは型を守る。その上で型を破る

生まれてはじめてイベントレポート記事を書く。私がそのお手本にしたのは過去に書かれた同じsentence LIVEのレポート記事でした。型を踏襲し、文体も踏襲。したつもり。しかしそんな私にsentence運営の西山武志さんから優しく温かいアドバイスが寄せられます。

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私は正直これまで感覚で文章を書いてきました。構成案を書いちゃうとその感覚や感性が逃げてしまうように勝手に思い込んでいました。

しかし、そんなことはありません。構成案を書いても感性は逃げないし、個性は出ます。文章を書くには、まず型を守るという基本の段階と、さらに型を破っていくという次の段階があるのだと思います。自分らしさは型を守ったあとにしか生まれないのかもしれません。

西山さんはさらにこのようなアドバイスもくださりました。

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タイトルとリードで読者の関心をつかむこと、一文で伝えることは一つにすること、読者には意味をひとつずつ丁寧に、順番に渡していくこと。

基本を守った上で、自分を出せるところを見つけて出していく。この作業は苦しくも楽しいものだと私は感じました。

「事実」、「引用」、「意見・感想」を明確に分けて書く

稿を進めていくけれど、なんだかパッとしない。そんな私の頭をスッキリさせてくださったのは次の2つのアドバイスです。

sentence運営・中楯知宏さん:

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sentence会員・村上みもさん:

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これを受けて私は、事実➡赤、引用➡黄、意見・感想➡青と色分けを行いました。一部ちらっとご紹介します。恥ずかしいけれど…。

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3つがごちゃごちゃですね…。そこでハイライトの技を教えてくださった村上みもさんにsentenceのslack上で質問してみました。

私:

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みもさん:

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この学びは大きかったです。頭がスッキリしました✨みもさんからは次のようなアドバイスもいただいています。

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アカデミックライティングといえば、トピックセンテンスコンクルーディングセンテンス(よかったらリンク先のファイルを見てみてくださいね)。これこそまさに西山さんがおっしゃっていたに当たるもの。まずはこれをきちんと書けるようになりたい。

「これまでやってきてないんかい!」という突っ込みたくなる気持ちは置いといて、今から一つ一つがんばります!

教わったけどやっぱりむずかしかったこと(課題)

sentence運営の西山さんから次のコメントとともに1冊の本を紹介されました。

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読者が読みつかえないように、丁寧に橋を渡していくこと。西山さんの言葉でいうと、「読み手の手を引きながら歩く」こと。これはとても高度な技術だと感じました。ライターって、職人のようなものなのかもしれません。こんなにも言葉と心を尽くしてコメントをくださった西山さんに私は応えられたのか…。これからも精進していきたい部分です。


今回イベントレポート記事を書くのにY(佳き)M(モヤっと)コメントくださったみなさまに心から感謝です。私一人で文章を書いている時間だけでなく、みんなで一つの文章を作り上げているような感覚がとても楽しかったです。ありがとうございました。今後も少しでも佳き文章を書けるよう精進します。

最後に、よかったらみなさんの力を借りて書き上げたイベントレポートもお読みください。



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