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算数が苦手な理由を認めてくれた担任。そして、思い込みの解放。

「その考えは正しいと思う」

小学校4年生の娘が
「算数を苦手」と思う理由を述べると、
娘の担任は少し間をおいてそう答えた。

娘の理由というのは
「国語や理科は色々考えがあって良いけど、
算数は答えが1つだから苦手。不安になる」
というもの。

1年生の頃から
算数が苦手と言い続けてきた彼女。
実は、ちゃんとした理由を聞いたのはこの時が初めて。

私自身、想像もしなかった理由が
娘の口から出てきたことに
なんて返答しようか、戸惑っていたところ、
担任が先に彼女の考えを受け入れてくれたのだった。
さらに「色々と思考を巡らすのが好きな子なんですね」と。

◆感じたことは正しい

自分の内側で純粋に感じていることは、
その人とっての”正解”だ。
それは、他人が否定できるものではない。

長年、”対人サポート”に関わる仕事をしてきて
わかっていたはずなのに、

娘の「算数苦手問題」に関しては、
得意と言わないまでも
「苦手とは言って欲しくない」という考えがはたらき、
なんとかしなくては!と
勝手に思い込んでいたのである。

先日の家庭訪問の1コマから数日が経ち、
冷静に振り返ってみると
娘からすれば、本当にありがた迷惑な話だっただろう。

◆目の前の事実をちゃんと認める

そもそも、
「算数が苦手」をなぜ問題化してしまったのか。

”苦手”があるのはどんな人にとっても当然のこと。
わたしにだって、たくさんある。

けれど(笑)
娘の場合、算数のテストも割と良い方で
それを「苦手」というのが理解できなかったし、
「苦手」とラベルを貼り付けてしまうことで、
できるものもできなくなっていくのではないか。

余計な心配をしてしまったんだよね。
本当、それも思い込みだよね。

彼女の場合、
苦手といって宿題をサボることもないし、
よく頑張っていたわけで。

目の前の事実を認めることが先だったよね。

もう反省ばかり。笑

担任が娘の答えをまるっと受け止めてくれて、
本人も安心した様子だったので、それで十分。

この1年、素敵な先生のクラスで楽しく過ごせますように。



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