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想像力の先に志を立て、仲間を見つけ、武器を取れ。

■なぜ大学生なのか?

なぜ次世代人材の育成として、大学生の支援をしているのか?高校生や中学生、小学生でもいいのではないか?

もちろん、その線もある。

 

大学生を指導してたのではもう遅い、だからもっと早い段階から手をつけないと、そういう意見もある。

 

でもだからこそやる意味があると思う。なぜかは後述する。

 

 

■立志 = 志を立てること

立志式とは、"元服にちなんで(数え年の)一五歳を祝う行事。参加者は、将来の決意や目標などを明らかにすることで、おとなになる自覚を深める。"


と言われる。昔の成人式である。

 

15歳で、今でいうところの20歳の成人式を迎えていた。

 

 

■志を立てるのはいつか?

かの有名な孔子はこう語った。

「子曰く、『吾、十有五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る』」

 

孔子は15歳で学に志した。

 

 

■現代の立志はいつか?

明治以降、成人式は20歳になった。昔の人たちが立志していた15歳より、5年も後だ。ちょうど20歳は、大学2年生。

 

志を立てるのは、いつか?志を立てた人の多くは大学時代ではないか?

もちろん、中学生の時、高校生の時に志を立てた人もいるだろう。

 

 

■立志すると周りからどうみられるか

仮に大学生時代に、志を立てたとして、どう行動するか?周りを見渡すと、志を立ててない人もいる。むしろ多いのではないか。

 

するとどうだ。

 

周りからは間違いなく浮く。意識が高いと言われる。違う、志を立てたのだ。立志したのである。

 

 

■立志したらどうなるか

せっかく立志したのに、周りには仲間がいない。意識が高いと、嘲笑する人たちなのである。

大学関係者にも、立志を喜ばず、嘲笑・否定する人もいる。そんな中で、せっかく芽生えた志はどうなるだろうか。

 

 

■立志した後に何が必要なのか

では、志を立てた後に、何が必要なのか。チャレンジできる環境である。

 

環境とは何か?

 

志を共にする仲間の存在である。

志を応援してくれる存在である。

 

立てた志を嘲笑せず、否定せず、笑わずに受け止め、励ましてくれる存在である。

 

 

■でも、そんな存在はどこにいるのか。

どこにいるんだろう。そう、あまりいないのである。同じ世代で探すとそうそう見つからないのである。だからこそ、自分より年上、年下まで含めて同志を探す必要がある。

 

そんな場を提供したいのがWANである。これは間違いなく。

 

チャレンジできる"環境"というが、大事なのは"人"なのである。

 

果敢にチャレンジする仲間、励ましてくれる仲間、志を共にする存在。これが大事なのである。

 

 

■なぜ大学生のチャレンジと高校生のチャレンジで差があるのか

僕が大学生にこだわる理由があるとすれば、思ってるより不遇だからである。

前述したとおり、立志したてなのである。もう大人だと言われる。立志したばかりなのに。

 

そして、周りからは嘲笑され、意外と世間からは、自分の力でできるでしょ、と突き放されることもある。

 

思っているより不遇なのである。

 

 

■だからこその大学生

立志のタイミングでチャレンジできる環境を見つけることができないと、その先腐ってしまう。

 

もちろん、歳をとってから何かを志すこともあるだろう。

 

それでも若い頃に灯した、小さな明かりを、 

心なかにふつふつと湧いてくる熱い気持ちは、一瞬の煌めきなのである。

 

志を燃やし続ける、チャンスなのである。

 

このタイミングを逃すのは惜しい。

 

 

■大学生のタイミングで悩み苦しむ

モラトリアムといって否定的に語られる大学生活も、自分とは何か?を考える良い機会なのである。

心の発達に必要である。

 

だからこそ、悩み・苦しみ・励ます存在が近くにいることが重要なのである。

 

この、"存在"が、もっともっと増えることで、世の中をより良い方向に、志を立てることの心理的なハードルを下げることになると思っている。

 

だからこそ今、WANで頑張っている学生メンバーの、同志を、増やしたいと思う。

 

もっともっと、日本全国・世界に増えるといいなと思う。

そんなことをよく考える。

 

 

■さらに必要なものは情報と考え方

仲間ができた後は、先人・賢人から多くを学び、考え方を知ることが必要である。情報と考え方は武器だ。武器を取れ。過去に打ち克つ武器を持て。

 

 

■若いからこそ変えていける

歴史は次世代が変えてきた。

次の世代は若者が切り拓いてきた。

 

困難の多い時代、立ち上がるべきは、若者である。

世の中の常識や、固定観念、これまでの慣習などに縛られて、行動ができない社会を、もっともっと良い社会に変えていくのは若者である。

 

 

■我々はどこに向かうのか

先人たちによって、人類史上、もっとも便利な社会に生きていることだろう。それでも戦争や貧困、差別や暴力、格差、活況問題、社会的問題は全然解決されていない。

 

僕らはインターネットを、人を傷つけるために使うのか。

テクノロジーを、人を襲うために使うのか。

 

そうではない、物質的に豊かになりつつ我々は、精神的により豊かになる方向に使わないといけない。

 

だからこそ、これまでの世界とこれからの世界について、学び、想像する必要がある。

 

想像力の先に志を立て、仲間を見つけ、武器を取れ。

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