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土地への愛着に必要なのは「人」ではなく歴史・景色・食

「土地」への愛着に繋がるのは、歴史や景色や食だと思った。

「人」への愛着は、土地への愛着とは別物。


僕の出身は下関市で、下関に住んでいる家族や親戚、知り合いの方々のことはとても好き。


つまり人への愛着はある。でも、下関という土地そのものに愛着はない

だから、彼らが全員引っ越してしまったら、多分、下関という土地にはそこまでのこだわりはなくなるんだと思う。


ただ、自分がそうでも、土地に愛着を持ってる人はもちろんいる。その土地を守らないといけない、歴史・文化を紡いでいかないといけないと思っている人がいる。


僕はそれが不思議だったので、まずは歴史を調べ始めた。その地域がどんな歴史を見てきたのか、その歴史を人々はなぜ紡いできたのか、なぜずっと残っているのか、色々と考えるうちに、その土地への愛着も湧いてきはじめたのである。


景色や食もまだまだ詳しくないので、どんどん知っていくと、どんどん愛着が湧いていくんだろうな〜と思ってる。


でもおそらく、僕みたいに疑問に思って歴史をわざわざ調べる人はそこまで多くはない。


ただ、家族や親戚、友達がその地域に住んでいると、その人への愛着がある人は、結構多いのではないだろうか。


ただ、やっぱり「人」への愛着から「土地」への愛着にも広がるには、本当に特別なキッカケを作らないといけないと思う。


好きな人がその土地に愛着を感じているから、その土地が好きになる、はあると思うけど、単純な「人への愛着」は、土地全体を応援したいという感情に繋がるかと言うと、そうではないと思う。


土地に愛着があると何がいいの?と言われると正直答えはない。でもこれまで残ってきた文化を誰かが継承していかないといけないと思う。それが日本の財産になるし、これをブランド化していかないといけない。

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