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フードスコーレ・校長の話 No.5 「SDGsはじめましたクラス」を、ぜひ受けてほしいとおもうポイントを整理しました。

こんにちは。フードスコーレ校長の平井です。

食についての教養を身につける実践の場として、今年4月にオープンした、フードスコーレ。いま受講を受け付けているクラスは、全部で4つあります。ここでは4つの講座をよーーく知る校長の平井から、それぞれの講座の魅力を紹介させてもらいます。

先日は、「フードロスクラス」について紹介させてもらいました。こちらはあっとういう間に定員に達し、現在は申し込みを締め切らせていただきました。お申し込みありがとうございました!フードロスについては、一度踏み込んでしっかりと考えてみたい! と感じている人が多い印象ですね。

そして今日は、「SDGsはじめましたクラス」について書きたいと思います。最後までお読みいただき、ご質問などありましたらぜひお送りください。

それでは、はじめます!

まず、SDGs。もうこの言葉は聞いたことありますよね。はい、そうです。まとめると、こういうことです。

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

SDGsの基礎を理解して、普段のくらしの中で実践できる人を養成するクラス。それがこの「SDGsはじめましたクラス」です。2020年7月〜8月の期間、全5回のクラスです。このクラスでは、「食」を「SDGs」という視点でみつめて、自分でテーマを設定して、「未来の普通」になるであろうアイデアを生むことを目指します。

校長のおすすめポイント

◯SDGsって実はよくわかってないですよね?
ぼくもまだまだよくわかっていません。いや、理解していることもあるんです。言葉の意味や、SDGsが制定された背景、国連が決めたことで、2030年までに達成すべき17のゴールがあって、169のターゲットがあって。でもこれらを情報としては知ったけど、どう自分の中に落とし込めばいいのか。暮らしやビジネスにインストールしていけばいいのか。それが実はよくわかってないんです。インストールするだけならまだしも、時代の変化とともにアップデートもしないとならない。こりゃ大変です。SDGsの基礎を学べるクラス。ここでいう「基礎」というのは、数字やデータのこと、それもありますが、もっと大切なこと。それは「なぜやらないといけないのか?」という視点です。この視点こそを、SDGsの基礎として学んでいきます。いま、日本は、世界は、地球は一体全体どういう危機にあるんだい!?を知ることからはじめましょう。目標のないダイエットはよくないのと同じで、いつまでにどのくらいやらないといけないのか?これを考えていきます。

◯クラス長とファシリテーターが大切にしていること
クラス長の、ひとしずく株式会社代表こくぼひろしさんは、社会課題解決に取り組む企業や⼈を後⽅(広報)で⽀えるPRコンダクター。こくぼさんは課題解決に取り組む当事者ががんばれるように、後ろから支えながらチカラを授けることを大事にされているそうです。そしてファシリテーターには、株式会社カゼグミ代表のすずきたかあきさん。ソーシャルデザインの企画やプロジェクト進行のサポート、ファシリをやられているすずきさんの考えは、「クライアントや参加者が主役」だということ。どうやら、こくぼさんもすーさん(すずきさんのこと)も、言葉は違えど大切にしていることは一緒。こんなお二人が、SDGsをはじめてみる約3ヶ月を伴走してくれるんです。校長でありながら書いちゃいますが、いやーこのクラス最高です。

すーさんから聞いた言葉が印象的で。「選択肢が多いほどたのしい。選択肢をたくさん出し合って、受講者を困らせたい、迷わせたい」と。どうやらこの二人は「人をその気にさせる」のがうまいんだなと思います。

◯なんなんだ、この魅力ある講師の方たちは
このクラスには、ゲスト講師に3名の方がいらっしゃいます。DAY2のゲストには、ワンプラネット・カフェのSatoko EkbergさんとPeo Ekbergさん長年のサステナビリティ経験をいかして、日本・スウェーデン・アフリカを拠点にサステナブルビジネスを支援してきたワンプラネット・カフェ。そのワンプラネット・カフェのお二人とのエピソードを、クラス長のこくぼさんが話してくれました。SDGsナンバーワンの国であるスウェーデンが何をやっているのか。スウェーデンの環境に対する取り組みを知るために、こくぼさんはスウェーデンを訪れます。そこで感じたのは、「あとでやればいいではなく、現実的にやる、実践する」ということ。このままだと地球環境は破滅しかない、という悲しい気持ちに希望を見せてくれたのが、そのときスウェーデンを案内してくれたPeoさんたちなんだそうです。だからといって、環境問題を煽ったり、恐怖心を植え付けるような、そういうアプローチではなく、ただただ現実的にやる。なるほど、単純明快。だけどなんだか深い。

DAY3では、高木超(たかぎこすも)さんがゲストに。高木さんは、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科の特任助教です。これまでNPO、大和市役所の職員などを経て渡米され、クレアモント評価センター・ニューヨークの研究生として「自治体におけるSDGsのローカライズ」に関する研究を行うほか、国連訓練調査研究所とクレアモント大学院大学が共催する「SDGsと評価に関するリーダーシップ研修」を日本人で初めて修了。世界を見てこられています。ファシリテーターすーさん曰く、高木さんほど、さまざまな立場と場所でSDGsを見てきた人は、日本には数少ないんじゃないかと。全体最適でとらえ、バランスをみた考え方。物腰が柔らかい。

こくぼさんとすーさんの話を聞いていると、うん、ぜひゲストの方たちのお話をぜひ聞いてみたくなりますね。SDGsをはじめて学ぶ人にとっては、すごくいいと思います。この講師陣、クラス長、ファシリテーターによるクラス。いままでの経験、知見をこちらが受け取りやすい形にしてアドバイスしてくれるメンバーが集まります。「ちょっと聞いてよ」と言い合える、対等な、そんな雰囲気をつくりたいと、こくぼさんとすーさんは話してました。友達のようになりたいと。SDGsとか環境問題について、そういうことが言い合える関係っていいなとは前から思っていたので、このクラスではこのメンバーと、目指す学びの雰囲気を1番のおすすめポイントにしたいです。

こんな方におすすめ

・SDGsをゼロからクラスメイトのみなさんと学びたい。
・スウェーデンのSDGsやサステナビリティの取り組みについて学びたい。
・夏が終わるまでに何かを成し遂げたい。
・フードロスとSDGsを組み合わせたアクションを考えたい。
・実践者の方の話を聞きたい。

◯クラスで学べること・できること
・SDGsを知らない方でも、SDGsの基本的な内容を学ぶことができる「学びの場」をご用意します。
・食とSDGsを結び付けた大人の自由研究・探求を行います。
・SDGsを生活に取り込み、家庭から実践できる方法についてみなさんで話します。
・SDGs先進国であるスウェーデンの取り組みをご紹介します。
・課題領域に対して実践されているゲストをお呼びして、クラスメイトのみなさんとの「対話の場」をご用意します。

◯このクラスの成果物
自由研究・探究資料(形式自由)を提出していただきます。
最終日にプレゼンテーションをしてもらいます。
プレゼンの様子はウェブ上に記事として公開予定です。

いかがでしたか?「SDGsはじめましたクラス」について、案内ページにある情報とはちがった形でお届けしたく、裏側の話をさせてもらいました。ご興味ある方は、下の案内ページを覗いてみてください。


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