見出し画像

食についてじぶんを持っている人は、なんだか人生がたのしそうでしょう?

こんにちは。honshoku 平井です。

これを書いているのは2020年6月8日です。日中は気温が上がりはじめました。しまっていた扇風機のスイッチを入れて、そうめんを茹でて。自宅で仕事しながらふと窓に目をやると、高い青空ともくもくの雲が見えて、「こりゃいよいよ夏はじまるな」と思ったりします。大滝詠一か山下達郎の音がしっくりきそうな雰囲気。

緊急事態宣言が解除されました。よくも話題つきないなと感心するほどに、きょうもSNSやテレビ番組では、たくさんの人たちの意見が飛び交っています。世の中で起きている禍と、じぶんの身のまわりで起きていることがあまりにも解離していて、ホント戸惑っちゃいます。このまま世の中が落ち着きだすと、いまなにを思っていたかを忘れてしまいそうになるので、いまやっていること、考えなんかを書いておきます。そしてじぶんたちhonshokuが4月に、フードスコーレ」という食について学ぶためのコンテンツをリリースしました。そこでやり始めたこと、これからやろうとしていることも書いておきたいと思います。

noteを読む、noteに書く

食について学ぶために、「読む」「書く」というのは大事にしたいと思いました。個人の考えをしっかりと残すことができて、ほかのSNSで時に起こりがちな投稿者の考えが汚されることがなさそうな、この「note」を選びました。

いろんな食のプロフェッショナルや、独自の見方を持っている人の記事をピックアップしながら、じぶんたち運営メンバーもフードスコーレでの出来事や学んだことを、1つずつ残しておきたいと思っています。これが積もってくると、フードスコーレの胆力とも言える力になると思います。これはなかなか期待できそうです。

不定期連載マガジン『食の未来仮説』

noteの中で連載にも挑戦することにしました。第一弾は、『食の未来仮説』と題して、いま食について思っていることを聞いてみたい方たちに、それぞれの目線で書いていってもらうというものです。トップバッターを廃棄物処理コンサルタントで、サスティナブルな社会のためのアクションを発信している荒井里沙さんにお願いしました。どんな話になるのかなと思っていたら、まさかの「パンをこねたら、思いのほかパン生地がかわいかった」という話の内容に。こちらは無料で読めますので、ぜひご覧ください。

YouTubeチャンネルを開設

noteをはじめたのと同時に、もうひとつはじめたことは、フードスコーレのYouTubeチャンネル開設です。オンラインでの講義配信は、前々からやりたいことの1つでした。これまで東京世田谷にある東京農業大学の教室を借りることが多く、遠方に住まわれている方から、「オンラインでやってほしい」「録画データを送って欲しい」などのご要望はいただいていました。配信技術や内容のレベルを磨きながら、これから配信の数を増やしていく準備をしています。

いまは、気になる方、話をしてみたい方をゲストにお呼びして1つのテーマのもとゆるーく話をする「井戸端会議」や、フードロスや流域学などの「特別講義」の動画をメインにアップしています。こちらもnoteとおなじく、1つずつ動画が溜まってくると、後々でフードスコーレの支えになると思っています。

これはまだ企画段階ですが、noteもYouTubeも、小学校などの教育現場で教材になることを見据えてつくりはじめています。たまにゲストティーチャーとして特別授業をやることがあり、また知り合いの学校の先生たちの意見を聞いたりすると、学校外の民間による力で教育現場にできることは、まだまだたくさんあると思っています。

いよいよ受講生の募集をはじめます

そしてこれはフードスコーレの本筋となる動きになりますが、学ぶテーマごとに「クラス」をつくって、いよいよ本格的に受講生を募りはじめます。

6月中にくわしい内容を別にリリースしますので、ここでは簡単に書きますが、最初にご案内できるクラスは、つぎの5つになりそうです(なんらかの理由で、変更になったらごめんなさい)。こんなテーマをこしらえます。

・フードロス(仮説に基づいた問いに対して、みんなで本気で答えをだす)
・SDGs(実はよくわかってないSDGsを、考えはじめてみる)
・流域学(地域と食の関係、歴史や文化からも紐解く)
・食材研究(まずは米や海苔から、実際に食べたりしながら)
・料理(プロの頭の中を覗く厨房系、レシピを覚えるんじゃない)

食について人はどこまで興味があるのか、ということはずっと考えてきました。食べることには興味があっても、食材について無頓着だったり。料理が面倒だったり。ましてや環境に対しては関心がなかったり。

フードスコーレの目的は、「食に関する、物質的なものから文化的なものまで含めた豊かさの概念と、それに対する態度をじぶんでデザインできるようになる」です。こう書くとちょっと難しそうですが、なんてことはなくて、じぶんが興味あることから学んでみて、世界を広げてみようということ。つまり「なんでもいいから食について発見があると、生活がそれなりにたのしくなるよ」っていうことなんです。

やたら赤提灯系の飲み屋に詳しかったり、好きが高じてじぶんで豊洲に行って仕入れて寿司を握りはじめたり、料理はしないのにフードロスについてやたら詳しかったり、周りを見渡しても食についてじぶんを持っている人というのは、なんだか人生がたのしそうでしょう? そういう人はやっぱりどんどん世界を広げていますよね。ここに書いた人は(いい意味で)すこし変態だけどね。

最近のじぶんはこんな感じ

さいごに、最近じぶんがどう過ごしているかを書いて終わろうと思います。そんなの誰もしりたくねーよ、と思うかもしれませんが、なんの特徴もない1日だし読んでも害ないので、書かせてくださいな。

朝8時ごろ起きて、部屋の空気入れ替えて、目覚めのコーヒー飲んで、ストレッチと散歩して、洗濯とか部屋掃除して、メールチェックして、きょうやることを整理して、事務作業する。ここまでが何も予定がない日の午前中の過ごし方です。お昼ごはんを食べて、20分くらい昼寝。午後は夕方まで仕事して、必要であれば近所のスーパーに行って食材やらをちょこちょこ調達。夕飯食べたら、残りの仕事しちゃうか、そのまま自由時間に。0時からは、本読んだりドラマ・映画観たりゲームしたり。そして3時には寝ます。おやすみ。

電車には週に1度乗るか乗らないかくらい。毎日乗っていたころがもはや懐かしい。定期券を2ヶ月買っていないな。ジムは休会してしばらく通っていないけど、6月中に復会したいと思っています。そろそろ気持ちの良い汗をかきたいのです。運動不足で体重計にのるのがこわい40歳おじさん。

ありきたりかもしれないけど、こういう状況になってみると、奥さんとじぶん2人のこれからのことを考えるし、お互いの両親家族のこと、そして友だちのことを思い出しては、無事にやっているかな、連絡してみようかな、なんて考えたりする。いっしょに仕事している人たちとはオンラインで会話はしているけど、やっぱり会って話したいなー。Macの画面越しの2Dじゃなく、立体的な人と対峙したい。

日常では当たり前だと思って見えてなかった感情も、非日常が続くと色が着きだして見えるようになる。これをきっかけに色が着いて見えやすくなった「ありがたさ」や「うれしさ」については、覚えておきたいなと思います。

ほら、害なかったでしょう。特徴のない1日。でもやっぱり「日常」がいいんです。

ーーーーー

さいごに。
フードスコーレの配信「井戸端会議」ですが、6月11日(木)に「自分らしくサステナぶる。」と題して、こくぼひろしさん(ひとしずく株式会社代表)、すずきたかあきさん(株式会社カゼグミ代表)のお2人をゲストにお話しします。7月に開講するSDGsクラスにつながる話が展開される予定ですので、興味ある方はぜひご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?