見出し画像

噛んで砕こう英単語「語幹"KINE"」

皆さんどうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

突然ですが、こういったインテリア雑貨をご存知でしょうか。

画像2

ずっとゆらゆらと揺れていて飽きないこちら、キネティックアートというジャンルのインテリア雑貨です。
この『キネティック』、英語ではkineticと綴ります。

これを紐解いてみますと、昔のギリシャ語から由来しているとわかりましたので本日はこちらの語幹を噛み砕いてみます!

語幹 KINE

運動を表す

Kから始まる言葉って珍しいですよね。
調べてみると、以下の意味がある古典ギリシャ語に由来しています。

κίνησις(古典ギリシア語)キネーシス
1.運動。
2.舞踏、ダンス。
3.政治運動、改革。
4.変革、革命。
5.(文法) 格変化。
6.(法律) 処罰

…とまぁ、意味は色々ありますが。
こんにちの英語としては一番上の「運動」の意味合いが主な使われ方となります。というかそれしか無いです。(たぶん)
では早速見ていきましょう!

akinesia

loss or impairment of the power of voluntary movement.
(自発的な動きの力が無い、または欠如していること)

(名)無動症
→ A-(~ない)KINE(運動)-SIA(症状・状態)
→ 運動のできない症状 →無動症

パーキンソン病の主な症状で、シャキシャキと動くことができなくなる症状のことを指します。
接頭辞のA-はAsymmetry(アシンメトリー)などに代表される『反意』のニュアンスがあります。学生無気力症の「スチューデントアパシー」はApathyですが、A-(反意)PATHY(感情)と分けることができますね。


psychokinesis

changing the state or position of a physical object, using only the power of the mind
(思念のちからだけを使って、物質の状態や場所を変えること)

(名)サイコキネシス
→ PSYCHO-(精神の)KINE(運動)-SIS(状態)
→ 精神で運動させる状態 →サイコキネシス

初代ポケモンでフーディンやスターミーが猛威を奮ったのは、この技があったからこそ…というのは昔の話で。
実はサイコキネシスというのは念力で物を動かしたりすることなのです。
「ねんりき」と何が違うのでしょう…笑


hemokinesis

Blood circulation
(血流のことでっせ)

(名)血流
→ HEMO-(血の)KINE(運動)-SIS(状態)
→ 血液の流れるさま →血流

…定義だけ言うと、まあこんなシンプルな意味なのかという感じですが。
実はこの単語を調べてみると、Blood manipulationという単語が引っ掛かってきます。実は、アニメの用語でHemokinesisというのが「自らの血を操って戦いのために使う超能力」を指すのです。

画像1

なんじゃいこのジャンル…笑

画像3

なんか、animeが盛んな英語圏ではこういうニッチな?狂気的な?キャラも「Japanese kawaii!!」となるのでしょう。
ちょうど昨日、そんな記事を書きましたが私はヘモキネ断固拒否の人間です。

まとめ

どこかで以前書いたかもしれませんが、"K"が入る言葉というのは元々英語になかった言葉です。Kine-については、調べてみたらギリシャ語だということがわかりました。
いい発見です。

ちなみに、初代スマブラで抜群のチート能力を発揮した
「PKサンダー」、これはPsychoKinesisのことです。

身軽なフォックス使いだった私は正直こいつが憎くて…
リアル大乱闘でケリをつけてました。(嘘)

もし「こんな身近な単語もKINEでした!」みたいな報告があれば、ぜひ教えて下さい。では!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?