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至極のギャグを交えて病み期の話をする Part4


どうも、ひらおです。

この記事はPart4です。

Part1〜3をまだお読みでない方は
ぜひこちら↓から先にお読みください。

Part1

Part2

Part3

最初に本編と全く関係ない話をさせてください。

リーグ戦で大逆転昇級しました。

最終節開始時点のポイント状況がこう↓

35位を見てくれ

順位が赤く表示されてますね。
このままだと下のクラスに落ちるよ、ということです。

降級は死を意味する、というと言い過ぎですが、
まぁそれくらいの気概で戦っています。

ヒリヒリする状況で必死に戦った結果、
借金を返しまくって最終的にこう↓なりました。

15位を見てくれ

順位が青く表示されてますね。
このままだと上のクラスに行けるよ、ということです。

もう残り試合はありません。
ということは…

まさかの昇級決定!!!!!!


ひやっほおおおおお!!!!!

※やばいテンションに見えますが昇級から3日経過して落ち着いたほうです。

…というわけで来期はC3リーグで頑張ります。
よければ応援してくださいな。

ちなみに、某サイトで『嫌われる男の特徴』第二位に『突然自慢話をする』と書いてありました。

…ごめんよ!どうか嫌わないで。

それでは、本編の始まり、始まりーー。

07「目の輝き」

結局、社会福祉実習は辞められず、
最後までやり通してしまった。

30分の1、15分の1…と数えていた分数は遂に整数になり、
目の回る日々から多少解放された。

「あなたのやりたいことをやってほしい」

疲労困憊になりながらも、俺は彼女のおかげで少しだけ、自分を見つめ直すことができた。

今、俺は疲れているんだな。
いっぱいいっぱいなんだな。

「やりたいこと」はあまりなかったが、
将棋とか麻雀とか、勝負事に触れているときだけは頭が働いて楽しかった。
自然に笑うことができた。

だから、将棋教室のバイトを始めた。
友人から麻雀の誘いがあると全部乗っかり、狂ったように打った。

そして、「やりたいことをやって」という言葉には、
「やりたくないことをやらないで」という意味も含まれていた。

でもこれはなかなか難しいことだった。
目の前にあることのほとんどは「やりたくないこと」になっていたから。

授業を受けることも。
ボランティア団体の代表をすることも。

起きることも。出かけることも。
歩くことも。話すことも。

もしかしたら、生きることも。

あの頃、俺は独りになりたいと思うことが多かった。
でも本当に独りになっていたら、危なかったかもしれない。

幸運なことに、俺には変わらず側にいてくれる人達がいた。

彼女も友達も、離れていかなかった。
その人達の助けを借りながら、俺は少しずつ荷物を減らし始めた。

授業はあまり取らなくなった。
アシスタントティーチャーも辞めた。
ボランティア団体の代表はさすがになかなか辞められなかったが、
一緒にやってくれる仲間を作り、引き継ぎをしていった。

生活は相変わらず苦しかった。

それでも思考のシステムをアップデートしてもらったおかげで、
しんどいときに「休む」コマンドを選択できるようになった。

ズル休みを、結構した。
体調不良を言い訳にして寝ていることもあった。

周りの人は
「あいつ最近サボってるな。駄目になったな」と思ったかもしれないが、
俺にとっては大きなプラスの変化だった。

ある時、比較的調子の良い日があり、
俺は久しぶりに大学の図書館へ行った。

(また社会福祉士試験や大学院進学のための勉強をしなきゃ。)

頑張ろう、と思って教科書を開こうとしたとき、ふと周りの光景が目に入った。

それは何人かの同級生が、目を輝かせて勉強している姿だった。

1年生の頃の記憶が蘇った。
楽しかった頃。やりたいことと頑張ることが一致して、前向きに進んでいた頃。

同級生の中には、なんのためにこの大学に来たのかわからない、ふらふらしてるやつもいた。

俺は正直、見下していたのかもしれない。
目的意識のないやつだなぁ。どうしてここにいるんだ。

それが、変わっていた。
同級生は実習を経て、誰の力になりたいかを実感し、頑張っていた。
あんなに目を輝かせて。

どうしてここにいるんだ。
当時の思考はブーメランになって自分に返ってきた。

俺はこの2年間、何をしていたんだろう。

ただ必死に、体裁を繕って、命を繋いで。
その結果立場は守ることができたが、知識は入らず、目の輝きは失ってしまった。

もう、あんな目はできない。
誰かの力になるために、あんなに一生懸命になれない。

現実が目の前にあった。

おそらくは少し回復したから見つめることができた、重く悔しい現在地だった。

08「0からの就活」

(みなさん深呼吸してください。スーッ!)
(なんか重くなってきたことに気付いたので少しポップにいきますよ。ハーッ!)

そういうわけで――これまでの自分を否定してしまった俺は、
4年生になる頃、就活を始めた。

社会福祉士も臨床心理士も全て捨て、ゼロから職探しを始めたわけだ。

でも、これが想像以上に困難な道だったんですな。
何が大変だったか、トピックごとにまとめたいと思う。

大変ポイント1 やりたい仕事がわからない

「やりたいことをやってほしい」

彼女からの言葉をお守りのように持っていた俺は、
「やりたい仕事」を探し、
好きな言葉を検索ボックスに適当に入れる作業を始めた。

「将棋」と入れてみた。
意外と将棋関係の仕事はないんだな。

「麻雀」と入れてみた。
企業が集まって行う麻雀大会があり、好成績を残して良い感じの採用面接を受けることに成功した。

ただ残念ながら理系前提の会社で、
アンケートで「数学の理解度チェック」があった。

俺は正直に「微分積分は触れたことがありませんが次回面接までに勉強してきます!」
と書き、当然のようにお祈りメールをもらった。

「ボードゲーム」と入れてみた。
説明会でボードゲームを行うという宣伝に惹かれて行ってみたらパチンコ会社だった。

俺は人生でパチンコを打ったことがなかった。
たぶん担当者も(こいつは違うやろ…)と思っただろうが、
ボードゲームで優勝してしまったため最終面接まで到達した。

俺は真面目なので、わざわざ面接前に人生初のパチンコを打ちに行った。
そして満を持して落とされた。
なんやねん、あの2000円返してくれ。

そんな感じで、自分の好きな分野の仕事はなかなか見つからなかった。

大変ポイント2 中途半端に頑張ってしまう

パチンコの話もそうだが、俺はアホのくせに根が真面目なので、
どこを受けるにも頑張ってしまう。

結果、多大なエネルギーを消費してしまうことも多かった。

たとえば新聞社を受けるときは、時事問題の勉強をかなりしっかりやった。
その結果二次試験までは通過した。結構すごくないか。

その後面接を受け、「新聞記者は忙しい」という当たり前のことに気づいて憂鬱になっていたが、
無事にお祈りメールが届いた。

謎解きの制作会社を受けたりもした。

この会社はなんと数年前から募集自体行っていなかったのだが、
何回も熱意を伝え続け、社長とお昼ごはんを食べることに成功した。

逆になんで落ちたんだ。不思議である。

普通ならすぐ落ちそうなところを毎回惜しいところまでいくため、
落ちたあとの虚無感も大きかった。

大変ポイント3 心と体の調子が悪い

俺の体調は一番ひどいときと比べれば、
かなり回復していたと思う。

でも、完全ではなかった。大丈夫な日もあるが、そうでない日もある。 

30パーセントくらいの確率で物凄くしんどい日があって、そういうときは大抵面接に間に合わず遅刻していた。

面接が3回あったら、その全てに遅刻せずに行ける確率は脅威の34パーセント。

そりゃあ落ちますわな。
ポケモンの一撃必殺技の計算と同じである。(伝わる?)

大変ポイント4 志望動機を捏造する必要がある

どの会社を受けるにしても、志望動機は書かなければならない。

たとえば理系の人がIT分野を受けるなら、
「大学では〜を学び…〜に興味を持ち…」とかいう流れで行けそうな感じがするが、
俺はそうはいかなかった。

「もともと奨励会にいました!
高校は進学校でした!
でも偏差値超低い福祉心理系の大学に行きました!
でも福祉心理系に行くのは辞めました!」

あまりに異色の経歴である。

元気よく「御社に入社したいです!(^^)」
と言っても、まぁ待ちなさい、となるのは当然だ。

経歴の説明を求められたとき、一番楽なのは正直にこれまでの出来事を話すこと。

だが、それではだめだとすぐにわかった。
病みながら頑張った話をして、いくら担当者の胸を打っても、最終的には裏で話が通らず、落とされるのだ。

かといって、中途半端に隠すと、ただ不真面目で、
勉強してこなかった変わり者になってしまう。

試験に受かるにはインパクトが必要だった。

最終的に、俺はAIを扱うIT系の会社を受け、合格した。

「福祉心理系の勉強をしてきたが、最近の将棋AIが名人を倒したというニュースに感銘を受け、いてもたってもいられなくなってしまった。
自分もその研究に携わりたい!」

およそそんな、ピュアな青年を演じて。

♪テッテテテレレレ、テンテンぱふ!
(笑点の音楽)

今回も読んでいただいてありがとうございます!

最近ひとつの記事が長すぎるよね。考えなきゃね。
今回就職を決めた会社はすぐに辞めることになるのですが、それはまた次回のお話。

さて、至極のギャグいきますか。

辛い日々が続くと、自分が暗闇の中にいるような気がしますよね。
暗黒ですな。

そんな精神状態で好きなアンパンを食べようとかじってみると、
あんこが落っこちてしまったりします。

しんみりした気持ちであんこを拾って食べますな。

そう。この状況こそ。まさに…

暗黒であんこ食うっ…!!!!

…!!!!!!!

次回最終回を目標にしてます。

またまたまたまた続くっ!

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