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主観と客観をうまく使う

こんにちは。モダンダンスとダンサーのためのエクササイズインストラクターのaikoです。

主観と客観

主観的とか客観的っていう言葉、聞いたことあるともいます。
主観とは自分からのものの見方、考え方
客観は他者からのものの見方、考え方
わかりやすかった例が、
身長180cm のAくん 身長170cmのBくん、身長160cmのCくんが
いるとします。
主観的に見た場合
B君から見たA君は身長が高い、C君は身長が低い
でもA君から見たらB君もC君も身長が低い、C君から見れば、A君もB君も身長が高い。
これが主観的な見方。人によって見方が違う結果になります。
客観的に見た場合
客観的にこの3人を見た場合、誰から見ても身長の見え方は変わりません。
Aくんが一番背が高くて、Bくんがまんなか、Cくんが一番背が低い。
3人が客観的に自分たちを見た場合も、同じ意見になるということです。


客観的を味方につける

ダンスを習っていて、先生の言っている通りにやっていてもなおせない。
やっているつもりなのに同じ注意を受ける。
それで自信を無くしたり、嫌な気分になったりすることありませんか?
そんな時は、一度客観的に自分を見てみましょう。
俯瞰してみるとかもいいますね。
斜め上に幽体離脱をして、外から自分の姿を見てみる、
想像してみるということです。
そしてどこができていないのかを想像してみると、
何か見えてくるかもしれないし、
先生にここがわからないので教えて欲しいと言えるかもしれません。
動画を撮ってみてみるのもわかりやすいかもしれません。
またよくあるのは全体に指導が入っているときに、
自分のこととして認識できていない。ということもあります。
群舞の場合、特に誰がということではなく、全体的なタイミングとか、手の高さ、足の角度、からだの向き、目線などを合わせるようにノートが入る場合がありますよね。
そのときに、主観的な考えでいると、自分のことと受け取れない。
ノートが入っているのに自分はいつまでも変わらない、
そのままだったりするんです。
そうすると、合わない、まだできていないと繰り返し練習をすることになる。
ダンサーひとりひとりが、客観的に他の人と自分の違いを埋めていかなければ、その問題は解決できないんですね。


指導者も客観的に自分を見ることが必要

指導者は主観的な指導の仕方だけになっていないかを見るべきで、
合わない時は合うまで練習し続けるのではなく、
何が違うのか、誰がどのように動いたらいいのかを細かく分析して、
伝わる言葉で改善する。
スモールステップで指導するとか、
それぞれが自分の練習をする時間を取るとか、
声かけを変えるなどして、
ときには戻りながら練習して行ったほうが
効率的に上達していくかもしれません。
客観的に自分の指導を見れないと伝わらないで終わってしまうかもしれません。

ちょっとノートの話になりますが、
効果的に直しをするには、メンバー同士の共通言語、共通理解が多い方が理解しやすいでしょう。
これは、その分野の専門用語を使うときに、
正しくその言葉を理解できているかが重要になります。
例えば、「つま先伸ばして」という言葉はみんな知っているけど、
正しい認識がみんなにない場合、いつまでも先生の「つま先伸ばして」が
正しく伝わりません。
足首が伸びずに、つま先でぐーをしていることが、
その人の「つま先を伸ばす」だったら、
「つま先伸ばして」という声掛けではいつまでも治らない。
「足首の前を伸ばして」という言葉だったり、
「つま先を遠くに伸ばす」という言葉だったり、
何がその子の状態を改善させる言葉なのかを指導者が選ぶ。
ということが必要になります。
ちゃんと指導できていなくて「こんな感じ」という程度の理解だと、
ときにはその認識の差が間違った方向に行くことがあるので注意です。

しっかりその言葉が示す動きを理解できているか、たまに確認するとか、
次のステップに進むときに少し元に戻って確認してから進むなんていうことが必要になるかもしれません。
あれ?と思ったら、自分の認識が正しくないのかな?と確認したり、
勉強しなおしたりして、指導者と、ダンサーの認識の差が両方から埋まっていくといいですね。


客観は受け取るキャパが増える

客観的に見れる人は、ボキャブラリーやレパートリーが多いと思います。
外からのいろんなアイデアが取り入れられる。
主観的に考える人は自分の中にあるものでしか理解できないので、
上達も遅くなります。
主観と客観をうまく切り替えてダンスの世界に沼っていきましょう。
練習は地味ですよ。すごく地味。
でも一瞬の華やかな舞台の時間のために、
基礎の基礎を大事にして、どんどん成長していきましょう。

今日、さっきまでDLSのボディコンサークルを受けていて、
今月のテーマ「スクエアの一歩先」という難易度高めのクラスだったんですけど、からだのスクエアを崩して、戻ってくるというのをエクササイズで鍛えているんですが、
今日は今までのエクササイズをつなげて、振付のように止まらずにやったんですね。
これまではスクエアを保っている練習をしていて、
今度はスクエアを崩して戻ってくる。
そうすると、スクエアに体を保つ、戻すというのが難しくなってくるんです。
実際にテクニックの部分だけ練習した、できた、振付に戻る、またできなくなるというあの状態。
基礎の最初の部分ができて、意識しなくてもできる状態まで持って行けていたら、つなげたときにもっとできるのになと思った。という今日の実体験と、今日のお話がリンクしたというところです。

地味なダンスの練習ですが、ちょっとずつ成長していくと
ワクワクがずっと続くので、ハマるんですよね。
主観的に考えて、もうできたから必要ない!とポーンと捨てちゃうと
つまらない練習ばっかりに感じてしまって
上達していく喜びが半減してしまうと思うので、
客観的に見てちょっとずつできた!という喜びを感じながら
続けられるといつまでも楽しいダンサーライフになると思います!

ということで、今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
じゃ、まったねー!

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