【じーじのボヤキ】 何を学ぶのが正解?
小学校3年生の孫がせっかく遊びにきてくれたのに、つい口をついて出てしまう「ユーチューブばかり見てないで、勉強は?」これって、古い凝り固まった年寄り頭のバイアスかも?
「じーじ、ホウ砂買って」「じーじ、洗濯のり買って」「アリエールはある?」・・・これ何のことか分かりますか?
孫がユーチューブで学習したスライム作りのための材料なんです。
更には、「じーじ、髭剃りのクリーム持ってきて」と、ユーチューブで作り方を学習して試すんですよ。
これって、すごい学習ですよ。
8歳の子が、インターネットでスライム作りの動画を見て学習するのですから、考えようによってはすごいことです。
古い凝り固まったアンコンシャスバイアスの前には「ユーチューブは悪で、勉強は善」なのですが、その勉強って何のためにやるの?
生きていくために勉強するんですよね。
つまり目的は、生きていくのに必要な知識や能力を身に着けることです。
そうすると、今の時代、ユーチューブでスライムの作り方を探して学ぶことって、実はとても重要なのかもしれません。
年寄りは、自分が子供のころにやっていたスタイル、机に向かって、漢字の書き取りや数学のドリルをすることが勉強だと思い込んでいます。
年寄りにとってユーチューブは「巨泉×前武 ゲバゲバ90分!」だと決めつけているのですが、本当に駄目なことなんでしょうか?
「じーじ、ブログ始めたの?」
「インフルエンサーに拡散してもらえたらいいね。」
「こうくんねみちゃんなんか、一千万人がチャンネル登録してるんだよ。」・・・一体、この子は何者?、勉強になります。
SNSネイティブのZ世代よりも若い8歳の孫から、還暦過ぎのじーじは、実は学ぶことの方が多いのかもしれません。
孫は、直感的に人気コンテンツを嗅ぎ分ける嗅覚があります。
きっと「新聞ばかりいつまで読んでるの?ユーチューブは?」と孫に言われそうです。
勉強しなくっちゃ。