【じーじのボヤキ】　前編：俺のラゲージはどこ行った？

2000年頃のビジネス出張にまつわるフライトトラブルに関して中国編と米国編を紹介しました。

今回は、みなさんも経験あるかもしれませんが「チェックインした自分の荷物が出てこない」話です。

（じーじ）この間は、フライトがキャンセルされて困った話をしたけど、今日は荷物が出てこなかった話をしようかな。

（孫）荷物が出てこないってどこに行っちゃったの？

（じーじ）それは話を聞いてのお楽しみ。

（孫）早く聞きた～い！

それは2010年秋のお話です。

中国でのフライトキャンセルや米国でのフライトキャンセルの話から10年経っていました。

それは、ホテルとゴルフ場のオペレーションを任されていたハワイマウイ島から日本への帰国便で起こりました。

マウイ島は国際便の発着ができません。（滑走路を国際便規格に延長しないというのがマウイ郡の方針なのでダイレクトフライトなし）

だから日本に帰る便は、マウイ（カフルイ空港）→オアフ（ホノルル空港）→羽田空港/成田空港の乗り継ぎをしなければいけません。

マウイからホノルル便はハワイアン航空の独占です。

いつもはハワイアン航空で日本までという単一オペレータの便を選んでいました。（ハワイアン航空の日本路線進出は2010年）

ハワイアン航空の羽田便は本数が少ないので満席で取れないことが時々ありました。

その時は、ホノルルから日本のキャリア（JAL/ANA）の便を使っていました。

ところが、どちらも空いてなくてサンフランシスコでひどい目にあったあの米国大手航空会社（以下 某航空会社）の便しか取れなかったのです。

じーじは、マウイでお寺の和尚さんをやりながら観光関係のお仕事をされていた方に相談しました。

（じーじ）マウイからはラゲージをホノルル止まりで預けて一旦ホノルルでピックアップして某航空会社の窓口で再チェックインしようと思っているんですよ。

（友人）ウソでしょ？

（じーじ）どうもね、違うアメリカの航空会社間で上手く荷物が受け渡しされる気がしないんですよ。

（友人）いくらなんでもそれはやりすぎですよ。

（じーじ）いやね、某航空会社にはサンフランシスコで10年前にひどい目にあって信用できないんです。＜かくかくしかじかの事情＞

（友人）気持ちは分かるけれどITが当時よりも発達しているので大丈夫。カフルイ空港で成田まで荷物を預けて大丈夫ですよ。

（じーじ）本当に？

（友人）チェックインした際にラゲージに貼り付ける荷物札にはバーコードが付いています。それを読み込んで荷物の状況をチェックできるようになっているから心配だったら荷物の札をゲートのチェックインカウンターでチェックしてもらったら？そうすれば日本便の機体に載せたかどうか分かるから安心でしょ。

（じーじ）な～るほど。いい事教えてもらった。それなら確認できるので安心だわ。面倒なことをしなくて済んでよかった。

さて、こんな風に教えてもらったので、当日はマウイで日本までの荷物としてチェックイン、ホノルルはトランジットなので手荷物のピックアップや再チェックインがないので楽でした。

出発の30分前にゲートのチェックインカウンターでボーディングパスと荷物札を提示して係員に聞きました。

（じーじ）乗り継ぎで荷物がハワイアン航空からおたくの成田行にちゃんと受け渡されたかがこの荷物札をチェックすると分かると聞いたんだけどチェックしていただけますか？

係員は、荷物札を見てパチパチ何かを打ち込んで確認してくれました。

（係員）あなたの荷物は既に成田便に積み込まれていますのでご安心ください。

（じーじ）ありがとう。ラゲージの中には帰国翌朝に会社のお偉いさんに報告する資料が入っているので心配だったんです。本当にお手数をお掛けしました。ありがとう。

さて、日本に帰ってきて成田空港のターンテーブル。

荷物は待ってど暮らせど出てこない。とうとう最後の荷物が出てきたのに私のスーツケースは出てこない。

「あれ、何かな？」と三角コーンについている掲示物を読んでみると「じーじ様、某航空会社のオフィスまでお越しください。」と書いてある。

（じーじ）事務所に来るように通知があったんだけど？

（係員）どうもすいません。じーじ様のお荷物、一本後の便に乗っていまして、今晩必ずご自宅にお届けします。ひょっとすると夜10時頃になってしまうかもしれませんが、明日の方がよろしいでしょうか？

（じーじ）それは今日中に届けてください。お願いします。その手にもっている商品券はしまってもらっていいので、管理職の方を呼んでいただけますか？

・・・

（管理職）ここの責任者です。この度は、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

（じーじ）実は、こんな事になったらイヤだなと思ってホノルルでラゲージをピックアップして、ホノルルのお宅のカウンターで荷物をチェックインしようかと思ったのです。ところが、ゲートのチェックインカウンターで荷物札を見せてチェックしてもらえば機体に載ったかどうかが分かると聞いたので実際にそうやってチェックしてもらったのです。

（管理職）そうだったんですか？それなのに機体に載っていないというのはおかしいですね。

（じーじ）商品券なんかいりませんから、私からのお願いは、どうしてこんなことになったのか？コンピュータが間違っていたのか？それを現地から聞いていただいて私に電話で教えていただけませんか？

（管理職）分かりました。責任をもって現地に確認します。

（孫）じーじ、電話かかってきたの？

（じーじ）掛かってきたよ。

（孫）どうしてこうなったの？

（じーじ）つづきは、お風呂入ってからだ。

長くなったのでつづきは後編（毎週月曜日が「じーじのボヤキ」）で。

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