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【note川柳】#45:お題は「日本病」(221~225)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

30年無成長で給料上がらなかった日本でも、大企業、その中でも優良なグローバル企業を中心に大幅賃上げが話題になっている一方で、中小企業の約5割の経営者が賃上げの余裕はないと答える歪な状況が進行中です。

日本を蝕む下請け構造、美しき中小企業魂。

「日本病」は静かに進行してきた生活習慣病のようなもの、発病して手術をしない限り、治りそうにないのですが、手術を躊躇する状況が現在も続いています。

そんな「日本病」をお題に川柳5句にチャレンジです。

日本病変わりたくない病なり

日本病の症状として見えている現象は一人当りGDPが30年伸びていない、つまり給料が上がっていない。

どのような原因で病気に罹ってしまったのか?

前例主義、既得権益最優先、同調圧力、排他的、暗記最優先のみんなと一緒の教育、規格大量生産に適した人材育成、ディベートを好まず予定調和の議論と検討好き、属人化・部分最適・長時間労働の3種の神器、系列という名の下請け構造、論理よりも感情優先、低い投資家リテラシー、リスク回避を好む、・・・

いくらでも原因を上げていけそうですが、つまりこのような原因が複雑に入り組んで成人病のように気が付かない内に癌にかかっていたのです。

癌は若い意欲あるイノベーションの芽を叩いて潰し、年老いた既得権益者が牛耳る社会を長年維持し続け、新陳代謝を拒絶してきました。

この日本病を過去2度克服した時がありました。一度は明治維新、そしてもう一度が太平洋戦争の敗戦でした。

共通するキーワードは若者による変革です。

それを黒船やGHQなしにやり遂げることはできるのでしょうか?


検討は何もしないのサインなり

岸田さんの所信表明演説につぎのようなフレーズが出てくるのです。

「検討」も「決断」も、そして「議論」も、全て重要であり必要です。それらに等しく全力で取り組むことで、信頼と共感の政治を本年も進めてまいります。

じーじは、「検討」も「議論」も重要だけど改革の「決断」と「実行」がもっと大事だと思います。

改革の一丁目一番地は「教育改革」、何故ならば「人」こそ国の一番の財産だからです。誰かさんの米百俵の精神のスピーチが懐かしい。


何よりもみんなと一緒それ大事

それも「日本病」です。

とにかくみんなと一緒が正解という同調圧力と少数意見を村八分(誹謗中傷)にする排他性が若い人にもあるのが日本病の特徴です。

若い人はみんな一緒でなければ不正解だと教えられてきたのです。
だから彼らは「いい子」の仮面を被っていなくては生きづらいのです。

「いい子症候群」というのは、若者の日本病のことです。


議論好き議論はすれど無決断

呆れるくらいの省庁の有識者会議は沢山あります。手を変え品を変えて議論、議論、提言、提言の山ですが、30年無成長の反省なし。

先日、久しぶりに文科省のHPにお邪魔して「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会」を覗いてみたのですが、もっと多様なメンバーで教育を語りあった方がいいかなと思いました。

同じようなメンバーや有識者で議論、議論、議論ばかりしていても日本は絶対に変わりません。

公教育が始まるまで、子供の先生は親であり、地域コミュニティのみなさんだった訳です。

明治になって公教育が始まってから、太平洋戦争に負けて、戦後1947年の学習指導要領の試案が示されてから今日までの間、前例踏襲のマイナーチェンジの繰り返しをしてきましたが、もはや制度疲労です。

テンプレートに沿った「みんな同じ」がいいのよという教育を続けてきた訳ですが、これを壊す決断をしない限り、日本は変われません。


親が駄目子供の夢を壊してる

昔は圧倒的な情報の非対称性で親は子供よりも知識や経験を持っていて、子供の職業観や成功のイメージを創り上げ、子供は親の持っている価値観に支配されてきました。

彩流さんは、上記の記事でこんな風に書いておられます。

親の希望と子供の希望に変化ができている。
以前は仕事に関して
「親の知識」>>「子供の知識」
であった。
しかしながら、小学生も高学年になってくると、ネットを使える友達や兄弟から様々な知識が流れ込み
「親の知識」<<「子供の知識」
という構図ができてきている。

そうなんです。事柄によっては親の知識を既に子供が凌いでいる時代になったのです。

そうすると当然親の役割だって変化してきているのです。ところが、大人になった親は自分の成功体験を子供に押し付けて子供の探求心や才能の芽を摘んでしまっているかもしれません。

狭い範囲の親の価値観で子供を縛ってしまったのでは駄目なのです。机に座って暗記、反復計算、それが正解と思っている親の価値観を押し付けたのではいけないのです。

日本病から立ち直るには、家庭の教育、特に親のリスキリング、教師のリスキリング、それを法律に書いていくことが大切なのではないでしょうか?

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