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【じーじは見た!】前編:脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動を見てみた⁉️

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

さて、今回は「国民運動」のタイトルで環境省ホームページのトップ画面で紹介されている「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」という長ったらしい名前のサイトを眺めてみましょう。

「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」サイトで紹介されているイメージ図

「脱炭素」というとイメージとして環境のために我慢を強いる印象を持ってしまうのを何とか経済的価値とも連動して「お得」なのですよと広く国民の理解を求めているようですよ。

✅国民運動が目指すお題目を見てみましょう⁉️

サイトの最初の頁に「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」のタイトルでPDFが貼り付けてありますね。

PDFの表紙画像より抜粋:上記画像にはPDFのURLが貼り付けてあります!

新たな「国民運動」のポイントを確認してみると次の4点のお題目を示していました。
キーワードは「後押し」ですね。

新たな国民運動の内容
国、自治体、企業、団体、消費者等の主体が、国民・消費者の新しい暮らしを後押しします。
脱炭素につながる新たな豊かな暮らしの全体像を知り、触れ、体験・体感してもらう様々な機会・場をアナログ・デジタル問わず提供していきます。
登録いただいた提案・取組をサイトでご紹介していきます。
1)テレワークなどの働き方、暮らし方での後押し
2)豊かな暮らしを支える製品・サービスで後押し
3)インセンティブや情報発信を通じた行動変容の後押し
4)地域独自の暮らし方での後押し

「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」サイトより引用

✅マネジメントスタイルが昭和型から令和型へ⁉️

最近、環境省も経済産業省も考え方が変わってきました。どこまで政治家がそのことを理解できているかは疑問ですが、法制化の方向性が完全に変わってきています。

上手に中央省庁のポータルサイトを活用してもらったり、ユーチューブ動画を見てもらって、国民の理解を促し、互いに協力して取り組むことの重要性を認識して欧米型マネジメントの良い面を取り入れ始めています。

従来型の「お上が決めたことを守らせる」姿勢の一本足打法ではなくて「ありたい未来」を提示して、「そのありたい未来をみんなで実現しましょうよ」という共感型・後押し型による行動変容を促すマネジメント手法を取り始めています。

昔はある程度予測可能な未来に対して経験を積んだ上司の指示に従っておけば良かった時代でしたが、VUCAの時代は、その上司の経験が邪魔をしてしまうかもしれません。みんなが主体性をもたないと、昭和のように指図する人、指図のとおり動く人では成果ができない複雑な社会になりました。

2022年4月施行のプラ新法や経産省が立ち上げたGXリーグも今までのように事細かな規則を決めて守らせる規制・上意下達マネジメントではなくて、どこかの個社・個人だけが得をすることに固執した排他的な行動を取らせるのではなく「みんなで良くしていこうよ」という行政のスタイルを取り入れ始めているとじーじは思っています。

小さな儲けを既得権益者の数社・数人で分け合う昭和型の排他マネジメントではなくて(こんな昭和は2020東京五輪で最後にしましょう!大きな儲けを多くの会社や個人で創造していくイノベーションを賞賛するマネジメントへの変革が始まっています。

例えば、CLOMA(クロマ:海洋プラゴミ問題の解決を目指して経産省と環境省が協力して立ち上げたイニシアチブ)が提案した「コンビニのレジ袋有料化」が法制化されました。

これをすぐに「レジ袋なんか、プラスチック消費の1%にも満たないのに意味がない、小泉環境大臣(当時)は無能だ」と昭和型の既得権益維持を狙った誹謗中傷に乗せられる人が出てくるのが日本のあかんたれで残念なところです。

レジ袋有料化の狙いは、昭和の「お上が事細かに規則を決めて規制」する法律ではなく、国民に「使い捨てプラスチックの問題」を啓発し、プラゴミを減らすことの重要性の理解を促し、事業者側には、リサイクルできないのなら他のものに代替することを考えるように、行動変容を促す「※ナッジ」が狙いなのです。

ナッジという手法は、英国の行動経済学者リチャード・セイラー(Richard Thaler)とキャス・サンステイン(Cass Sunstein)が2008年に共著で発表した「ナッジ:行動を導く"きぐるみ"の経済学」(Nudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness)によって提唱されました。
人々がより望ましい行動をとるためには、選択肢や環境などに微小な「刺激」を与えることが有効であることを示し、政策においてナッジが有用であることを主張しています。
この考えは、行動経済学という学問領域に基づいているため、ナッジには経済学的理論が背景にあります。具体的には、人々が自分の利益を最大化するとは限らないという行動経済学の理論を基に、選択肢や環境などの微小な刺激が人々の行動に影響を与えることを示しています。
また、セイラーとサンステインは、ナッジを「自由意志を尊重するが、より良い結果を促す手段」と位置付けており、倫理的な観点についても論じています。
つまり、人々が自由意志で選択する選択肢の中で、より健康的で良い選択をするように導く手段です。
例えば、コンビニで販売されている商品の棚に、健康的な食品を前面に配置することで、消費者が健康的な食品を選びやすくなるようにナッジを行うことができます。
ナッジは、人々の自由意思を尊重しながら、望ましい行動を促すことができるため、政策において有用な手法とされています。日本でも、健康増進や環境問題などを解決するために、ナッジが取り入れられることが増えてきています。

ChatGPTに「ナッジ」を説明してもらいました。
#AIとやってみた

上記の説明を知るとポータルの4つの取り組みに「後押し」というキーワードが付いている理由を皆さんも腹落ちできると思うのです。

昭和の上意下達型・ムラの既得権益維持政策ではなく、エビデンス・ベースド・ポリシー・メイキング、つまり欧米流を真似し始めているとじーじは思っていますよ。

いいぞ、令和のマネジメント!

早速4つの後押しを見ていきましょう。

✅テレワークなどの働き方、暮らし方での後押し

下記のような事例が紹介されています。いい事例をどんどんパクリましょ😊

「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」サイトより抜粋

前半はこんなところにしておきましょう。つづきは明日(後編)です。

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