【じーじは見た!】後編:A-PLATをご存知ですか?
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
今回のCOP27は通称「ロスダメ」、ロス&ダメージ基金<仮称>の創設が話題になりました。
気候変動の緩和策(CO2排出削減やCO2吸収源拡大の成長戦略)の攻めの投資と違い、適応策(激甚災害対策、熱中症対策等)には守りのお金が必要だということです。
日本においては「適応」を考えるための気候変動適応法が平成30年12月に施行されています。
この法に従いA-PLAT(エープラット:Climate Change Adaptation PLATform)と呼ばれる情報基盤が作られています。
そのA-PLATを確認しています。
本編は後編です。前編から読んでいただけるとありがたいです。
✅地域の適応を見てみましょう!
「地域の適応」には次のメニューが用意されています。
1)取り組み事例インタビュー
2)地域の適応策
3)科学が教えてくれること
4)地域気候変動適応計画
5)地域気候変動適応センター
6)普及啓発、コミュニケーション
この内、2)地域の適応策 と 6)普及啓発、コミュニケーションを見てみましょう。
✅地域の適応策
適応策のBP(ベストプラクティス)を各自治体や企業に横展開するための事例が分野や地域に分けられて紹介されています。日本の事例だけでなく海外の適応事例も43件登録されています。
海外の適応事例も参考に日本の自治体でも適応策に力をいれていくことが必要です。ただ、前例を踏襲してきただけの交付金依存の地方にとってはお金をどうするかは大きな問題ですけどね。
✅普及啓発、コミュニケーション
このコーナーのメニューで目を引くのが「講演向けコンテンツ」です。
プレゼンテーション用のパワポがダウンロードできるんです。
これが結構使えるパワポだと思いますよ。
パワポ資料は、どのような説明をすれば良いのかを読んでいけばいいように、ノートまでもしっかりと準備してくれています。(リード)部分を読んでいけば、あなたは気候変動問題や適応を語れる専門家です。
気候変動問題はテクニカルなことの理解が難しい側面がありながら、自治体や企業に専門家が養成できている訳ではありません。
だからといってコンサルばかりを儲けさせる必要もありません。
コンサル丸投げにするのではなく、A-PLATが準備してくれている情報を自ら能動的に活用して、自分の頭で考えることが大切ですし、環境省のHPにアクセスすれば道具は揃っていると思いますよ。
A-PLATを活用して企業や自治体、国民一人ひとりが少しでも「適応」の重要性を認識してくれたらいいのになとじーじは思います。
この情報基盤は、個人や地域が使って育てていければ値打ちが出てきます。
どんどんデータがアップデートされることを期待しています。
頑張れ環境省!
頑張れZ世代!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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