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【じーじは見た!】前編:OECDの主要統計を見てみた!

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

新聞などではよく見かけるOECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)は、本部をフランスのパリに置き、現在38ヵ国が加盟している国際機関です。

結構オープンに情報を公表してくれています。その主要な統計を見て日本のポジションを確認して、我が国の良い面と悪い面双方を見てみることにしましょう。

✅そもそもOECDって何?

第二次大戦後、米国のマーシャル国務長官は経済的に混乱状態にあった欧州各国を救済すべきとの提案を行い、「マーシャルプラン」を発表しましたが、これを契機として、1948年4月、欧州16か国でOEEC(欧州経済協力機構)が発足しました。これがOECDの前身にあたります。その後、欧州経済の復興に伴い1961年9月、OEEC加盟国に米国及びカナダが加わり新たにOECD(経済協力開発機構)が発足しました。我が国は1964年にOECD加盟国となりました。

経産省ホームページより「OECDの正式名称・設立経緯」を抜粋

OECDは、政府、政策当局、市民と協力して、実証に基づく国際基準を確立し、様々な社会・経済・環境問題の解決策を模索しています。経済実績の改善、雇用創出から、充実した教育の促進、国際的脱税との闘いまで、データと分析、経験の交換、最良慣行の共有、公共政策と国際基準の設定に関する助言を行うための、独自のフォーラムと知識の中核拠点を提供しています。

OECD東京センターホームページより「OECDとは」より抜

要するに各国を横並び比較してみて公共政策・国際基準設定の助言を行うために各種情報発信をしていく機関ということです。

経産省ホームページより「OECD加盟国」を抜粋

現在、OECD加盟国は38ヵ国。官僚組織の大先輩である欧州22ヵ国をルール作りの中心に置いて、それを日米等戦後経済を引っ張ってきた西側諸国16ヵ国が加わって出来ている先進国による国際基準の情報提供をしている国際機関がOECDです。

✅主要統計の中から何を見ていきましょうか?

OECD東京センターのホームページでは日本語で分かり易く情報を提供してくれています。主要指標として下記のようなデータが示されています。

OECD東京センターのホームページより抜粋

これらのデータで遅れた国「日本」を実感すると共にマネジメントさえ良くなればポテンシャルは世界でも一流じゃんという点を確認していくことにしましょう。

遅れた国を実感するために平均賃金、男女間賃金格差、教育支出のデータを見てみましょう。

「日本、ずごいじゃん」というデータは後編で見ていくことにしましょう。

✅平均賃金、男女間賃金格差、教育支出データ!

平均賃金(ドル換算)のOECD比較

上記の赤いバーが日本です。平均賃金38,500ドル、OECD平均49,200ドル、日本の直ぐ右(上位)がイスラエルで39,322ドル、その隣がスロベニアで41,445ドル、その横が韓国で41,960ドルになっています。
トップが米国で69,392ドル、ドイツが53,745ドル、イギリスが47,147ドルです。

男女間賃金格差のOECD比較

OECD38ヵ国で日本はワースト3位。男女の賃金の中央値同士を比べた時に女性の賃金の方が22.5%低いというのが我が日本の成績です。

多様性の国、米国も意外に成績は悪くて女性の方が17.7%低い成績です。
ちなみにドイツ13.9%、イギリス12.3%、OECD平均11.6%というものです。

  • ワースト1位の韓国は、31.5%で完全に男性が牛耳っている社会です。

教育支出のOECD比較

●が幼稚園、◇が小・中学校、×が高校・大学教育への支出のようです。

もっと日本は教育支出が少ないもんだと思っていましたが、OECDの平均くらいはお金を使っていて、高等教育(高校・大学)への支出「×」の位置は結構高い位置にあるのに驚きました。

どうしてそれで、パソコンすら未だに一人一台が実現できていないのかは謎ですね。何故だと思いますか? どこにそんなに無駄なお金が流れているのでしょうか? お金の使い方を考え直した方がよさそうです。

こういった公開情報から未来の日本を良くしていくためにとるべき今の政策を考えるのが政治家の仕事です。政治家の皆さん、お願いしますよ。

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