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【note川柳】#30:お題は「大谷翔平」(146~150)

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

野球が盛り上がっていますね。日本ではヤクルト村上選手が王さんの記録を抜いてプロ野球新記録に迫っています。そして海の向こうでは今年も大活躍のあの選手!

さて、今回のお題は「大谷翔平」選手です。
8月9日(日本時間10日)に1918年にベーブ・ルースが記録して以来となる「二桁勝利&二桁本塁打」を達成しました。凄い!

イチロー選手が、シスラー選手の記録を破ったのが89年ぶりと話題になりましたが、大谷選手は104年ぶりです。一世紀分の時を経てという時間軸もさることながら、シスラーとベーブ・ルースではネームバリューに大きな違いがあります。

昨年は、打者としてMLBで非凡な才能を発揮しましたが、今シーズンは投手としても非凡さの本領発揮中です。

お題として「二刀流」か「大谷翔平」かで悩みましたが「大谷翔平」としました。さあ、川柳5句にチャレンジです。

誇らしいあの二刀流日本発

まずは、大谷翔平選手のこれまでのシーズン成績を見てみましょう!

※WHIP:Walks plus Hits per Inning Pitched
経営だけでなくスポーツの世界でも科学するのが大好きなのが米国人!
属人の美談に仕立てたいのが日本人!(原ジャパンだの稲葉ジャパンだのが大好き⁉)
根性論だけではない米国では、WHIPといった指標で選手を印象だけではなく
数値で実力を客観評価しようとします。
WHIPは、1イニングの中で何人のランナーを出すか(与四球と被安打)の平均値です。
一般に先発投手であればWHIP 1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならチームのエース級、逆に1.40を上回ると問題だとして、MLBでは投手の評価に使われているようです。
※OPS:On-base plus slugging
出塁率と長打率を足し合わせた指標です。
打席あたりの総合的な打撃貢献度を表す指標で、数値が高いほど、打席あたりでチームの得点増に貢献する打撃をしている打者だと評価するための指標です。
セイバーメトリクスの祖、ビル・ジェームズ氏がディック・クレイマー、ピート・パーマーと共同開発した指標です。セイバーメトリックスとは、野球においてデータを統計学的見地から客観的に分析し、選手の評価や戦略を考える分析手法だそうです。さっすが米国!
属人の主観評価に依存しないのが米国流!
一方、属人の主観評価が大好きで未だに属人依存一本足が日本流😅
企業の人事評価の日米の差も似たようなところがありますね?

大谷翔平選手は、投手としての成績は肘の手術をした関係でMLBに行ってからというもの満足なものではなく、2021年シーズンが初めて投手として活躍したシーズンでした。そしてWHIP1.09というチームのエース級の成績でした。

打者としてもOPS 0.965は、MLBでも「A」格付けです。

それにしても感心するのは「チームワークは大事」と日本人も言葉では言って主観で選手を評価しますが、チームに貢献する選手とはどういう選手かを科学する、そういうところが米国の凄いところで浪花節の昭和人が学ばなくてはいけないところだと思うのです。

MLBチームに所属する選手にとってのゴール(目標)はワールドシリーズ制覇です。勝つためには相手よりも沢山得点をチームが挙げる必要があります。つまり得点を挙げることに貢献する選手が「チームワークの要」の選手という訳です。それをOPSという指標で評価するのが米国流です。

打ちたいのを我慢してフォアボールで出塁し、打つ時には長打でランナーを返したり、得点のチャンスを広げる選手がチームワークに貢献する選手であると定義して、出塁率+長打率からOPSという指標を作って選手を格付けする、こういう米国流は日本人が学ばなくてはいけないポイントだと思います。

こういう指標を使って2番に強打者を配置する米国流の戦術(打順)ができたりします。「強打者は4番」に固執して変わらない国「日本」とはえらい違いです。

大谷選手の2021年度OPSは0.965でMLBのA格でした。

ちなみにあの「イチロー」選手のMLB通算のOPSは0.757のD格(並)なのです。

イチローも日本のプロ野球の成績ではOPS 0.943(日本ではA格)でした。出塁率と長打率ともにMLBでは落ちてしまいました。MLB時代も安打数と打率という個人成績は立派でしたが、フォアボールでの出塁が少な過ぎるとの批判がありました。大谷ほど熱狂されなかったのは、OPSというチームの得点に貢献する指標のせいだったかもしれません。

利他的行動を取って高いOPSを維持する大谷選手に全米が熱狂するのも分かるような気がします。「スゴイ! オオタニショウヘイ!」

ゴミ拾う姿絵になる二刀流

大谷選手がグランドに落ちているゴミを拾う姿がよく話題になります。

大谷選手を育てた花巻東の佐々木監督さんは、何と優秀な方なんだろうと思います。

駅伝の青山学院大学の原監督もそうですが、コーチングの基本である「選手自身で考えること」の大切さを本当によく理解して教えています。

下の図は、大谷選手が高校1年の冬に自分で考えた夢実現シート(目標シート)です。

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この夢実現シートのど真ん中に目標「ドラ1 8球団(8球団からドラフトで1位指名される)」があり、これを実現するために大谷選手は、8つの重要要素を自分で考えています。

その8要素とは、①体づくり ②コントロール ③キレ ④メンタル ⑤スピード160km ⑥人間性 ⑦運 ⑧変化球 です。

二刀流の大谷さんが高校生のころは「投手」としてドラフト1位を目指していたことがよく分かります。

そしてその8つの要素の一つとして「運」を自分に引き寄せるためにすべきこととして書きだしたのが「ゴミ拾い」です。

人に言われてやらされているのではなく、自分で考えて自分で立てた目標シートに対する強烈な当事者意識、それがMLBの一員になった今でもグランドで自然な振る舞いとして行動できるくらい、当り前になるほど彼自身の中で昇華されたのではないでしょうか?

佐々木監督が使った夢実現シートは、マンダラチャートと言うそうです。関連の記事👆を添付しておきますね。

大谷の挑戦今や否定せぬ

日ハムの栗山監督(大谷をドラフト1位指名時)が、二刀流挑戦を殺し文句に日ハム入団を決断させたものの、多くの野球評論家が、大谷選手の二刀流挑戦に否定的でした。

「喝だ」の張本さんも二刀流挑戦には反対でした。

最初に示した大谷選手の成績表を見ていただければよく分かりますが、日ハム時代の使われ方は、大事に大事に育てていこうという栗山監督(当時)の気持ちがよく表れた起用方法だったと思います。(投手として登板した翌日は休ませるなどで出場試合数が少ない)

同じことがロッテの佐々木朗希投手にも言えます。球界の宝を大切に育てているのがよく分かります。

「二刀流反対」の声にも気をつかいながら大切に育てられ、今、こうやってMLBで花開いた二刀流、どこまで進化するのか? 楽しみでしょうがありません😊

記録より記憶に残る二刀流

最初に示した投手と打者の成績表、確かに立派な成績ではありますが、日本のプロ野球においても、MLBにおいても、打者・投手としての記録だけを見れば、超一流の成績ではありません。

MLBで一流の成績を投手でも打者でも残し始めている今の大谷選手ですが、両方(投手も打者も)やるから凄いのです。だから投手成績、打者成績という記録面よりも「記憶」に残る選手になっていくのだと思います。

どこまで二刀流を続けていけるのか?それは投手をいつまで続けることができるのかにかかっていると思います。

打者に専念した大谷選手や投手に専念した大谷選手を見てみたいという気持ちもありますが、夢があるのは二刀流です。

いけるところまで二刀流で行って、MLBの歴史の中でも記憶に残る名選手になってもらいたいと思います。

怪我だけはしてくれるなと皆祈る

MLBで二刀流として順調なスタートを切ったかに見えましたが、MLBのすべるボールによる肘への負担から手術に踏み切らざるを得なくなり、2019年、2020年とほぼ打者に専念するシーズンが続きました。

ようやく投手として復活した2021年シーズンは、打者としての非凡な才能を発揮して最後までホームラン王争いをしました。

2022年シーズンは、打者成績はともかく投手として非凡なところを発揮して投手専業のダルビッショをも凌ぐほどの成績を残しています。

いまはとにかく怪我だけはしてくれるなよと、ファンのだれもが祈っています。怪我さえなければ、二刀流で素晴らしい成績を残してくれると信じています。

頑張れ、大谷翔平選手!

☆☆☆
(感謝)

▼月曜日に「おめでとうございます!」通知をいただきました。沢山のスキをありがとうございます。これから連続投稿を頑張りますの応援をよろしくお願いします😊

【じーじのもろもろ】連続投稿1,000日のnoterさん⁉

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