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【じーじは見た!】後編:他人の事よりも自分の事を反省したら?
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️
さて、今回は「民主党政権」の失敗を参議院自民党が「民主党政権の検証 ― 迷走の3年を総括 ―」と題するレポートで分析していたのを見つけたので、それをネタにいろいろ考察しています。
本編は後編です。前編から読んでいただけると嬉しいです。
✅天に唾吐くと戻ってくる⁉️
他人事だとよく分析できるんでしょうね。民主党政権の失敗分析を念入りに行っています。
民主党政権の「経済運営能力の欠如」を次のように解説しています。
①成長戦略の欠如
②マクロ政策欠如で国富の喪失
③円高・デフレ対策
④貿易赤字とエネルギー政策の不在
⑤国家戦略なきTPPの参加表明
①成長戦略がないので6重苦(極端な円高、高すぎる法人税、自由貿易協定の遅れ、厳し過ぎる労働規制、環境規制の強化)だと言っているのですが、民主党から政権を奪い返しての10年、成長戦略ってありましたっけ?
⑤国家戦略なきTPPの参加表明、④エネルギー政策の不在と言っていますが、今のエネルギー高騰、トヨタをあそこまで追い込んだ産業政策、自動車産業を弱らせて、ITはGAFAM独占、ガバメントクラウドも国産ではやれないという現状は、もっとひどい状況になっていませんか?
円高・デフレが、円安・インフレに変わっている現状は、10年前よりも状況は悪くなっていますよね。
大企業や一部中小企業だけの30年ぶりの大幅賃上げでは日本全体の給料は持続的には上がっていかないのではないでしょうか?
変わらない産業構造、新陳代謝なき既得権益最優先社会、いったい何をレポートにまとめて学習したのでしょうかねえ?
他人事(民主党)よりも自分事(自民党)を反省しなければいけないのではないでしょうか?
✅エネルギー政策を批判していましたよね?
日本の産業競争力の屋台骨は戦後ずっと自動車産業が支えてきました。
550万人の雇用を支える裾野の広い国の基幹産業である自動車産業は、トヨタを筆頭に「内燃機関エンジン」技術で高い参入障壁を築き、水素利用による燃料電池車技術も世界に先駆けて実現してきた日本が誇れる産業界を支援するどころか、足を引っ張ってきたのが自民党ではないのでしょうか?
全く進まない水素ステーションの導入、原子力政策も国民に問うことなく10年問題を先送りしてきておいて、よく民主党のエネルギー政策を批判できたものです。
○エネルギー政策
民主党政権は、各総理の思いつきで、行き当たりばったりのエネルギー 政策を展開している。その結果、総理が変われば以前の方針はうやむやになってしまい、政策の一貫性を著しく欠いている。
【具体例】
・CO2 の 25%削減
鳩山総理は、国連気候変動サミットの場で、CO2 の 25%削減を突如国際公約化した。しかし、実現のための方策は全く決まっていないままの見切り発車であった。当時の直嶋経産大臣は、「(実現のための方策は)まだ具体的に提示できるようなものにはなっていない」と明言した。
・太陽光パネル 1000 万戸
菅総理は、G8の場で、太陽光パネルを 1000万戸に設置すると突如 国際公約を行った。担当大臣との調整もなく、実現の見込みも全くないままであった。当時の海江田経産大臣は、「報道で知った。聞いていない。」と絶句した。
※菅総理は、「スガ」さんではなく、「カン」さんですからね!
確かに民主党のマネジメントは稚拙だったかもしれませんが、具体策の積上げではなくて、未来のありたい姿を描いてみせて、そこに向かってイノベーションを起こしていくことをバックキャスティングでやっていこうよという投げ掛けは、2020年の菅首相の「2050年カーボンニュートラル、2030年に2013年比CO2を46%削減」と一緒ですよね。
太陽光パネルだって、今になって東京都知事が急に張りきって目立つこと👇を言っておられますが、自民党が批判してきたことが、今となっては、その時からやっておけば良かったのにという「後悔」に変わっていますよね。
本当に皆さん、政局がお好きで、政策よりも「票」になるかどうかの判断基準で行動されることの方が問題なんでしょうねえ。
✅批判で終わらずに「変化」を行動で示してよ⁉️
通常国会は、高市発言の「捏造」発言問題にばかり質問が集中しましたが、結局立憲民主のロジックよりも高市ロジックに軍配ありでした。
また、最初は丸川議員が参議院で「愚か者めが」と絶叫した民主党政権時代の「こども手当」の政策が、自民党に政権が戻って「児童手当」の名称に変化しただけで今またこども手当の所得制限を無くそうなどと考えているじゃないか「愚か者」発言を謝れとの質疑が話題になっていましたが、レベル低い国会ですよね。
じーじは、親も含めた「教育改革」の良い政策がないのであれば、こども手当はまだましな政策だと思います。謝れ、謝らないという質疑をしている場合ではありません。
愚か者と叫んで天につばを吐くと戻ってきてしまっただけのことです。
最後にこのレポートの目次を眺めて終わりにしましょう。
目次
はじめに … 1
Ⅰ 民主党政権の根源的問題
1.国家運営能力の欠如
(1)法治主義の欠如 … 2
(2)誤った政治主導 … 5
(3)政策決定一元化の失敗
… 8
(4)発言の軽さ … 10
2.党運営能力の欠如 …11
3.経済運営能力の欠如 …12
4.危機管理能力の欠如 …14
5.予算管理能力の欠如 …17
6.情報管理能力の欠如 …19
7.外交能力の欠如 …20
8.皇室の軽視 …23
9.その他 …25
Ⅱ 国民への裏切り
1.マニフェストの破綻 …26
2.国民への説明の欠如 …28
3.基本政策の方針転換
(1)普天間問題 …30
(2)消費税増税 …31
(3)TPP …32
(4)温暖化対策 …33
(5)原発政策 …34
4.年金問題 …36
Ⅲ 不祥事の続出
1.総理の不祥事 …38
2.閣僚の不祥事 …40
3.民主党議員の不祥事 …42
4.不適切な人事 …43
上記目次のタイトルを「安倍政権の7年8か月の検証ー経済30年無成長を総括ー」とでもして、自民党の若手議員が集まって自らが反省してみてはどうでしょうか?
他党の批判ではなく、自らを総括する行動をとり、改めることは改める自浄作用で日本を変えていくことを期待したいものですね。
頑張れ野党!
目を覚ませ与党!
頑張れZ世代!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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