【じーじは見た!】前編:渡辺創太さんの次は渋澤寿一さんの里山資本主義⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
渡辺創太さんが示してくれたDAOの世界がZ世代の目指す方向性だとしたら、渋澤寿一さんは昭和人がこれからの世代に伝えるべき方向性を教えてくれていると思います。
渋澤寿一さんは、東京農業大学 大学院修了の農学博士で日本の農学者。明治初期に第一国立銀行を経営するなど、財界の大御所として活躍し、社会事業や教育にも尽力した渋沢栄一さんの曾孫です。
さあ、渋沢栄一さんの曾孫さんが唱える「里山資本主義」を一緒に見ていきましょう。
✅渋澤寿一さんが講演会で伝えていること。
お時間がある方は、渋澤寿一さんの講演動画を貼り付けておきますので、1時間20分の講演を聞いていただけたらありがたいです。
でも、皆さんお忙しいでしょうから、動画を見なくてもじーじがポイントを説明していきますね!
✅暴走を始めた資本主義⁉
渋澤寿一さんの里山資本主義の原点は、渋沢栄一が日本に持ち込んだ「資本主義」が結果的に実態経済の70~100倍規模のバーチャルな経済(マネー)を生み出し、その世界の富の50%以上が人口の1%に集まる格差を生み、地球を持続不能な状況にしてしまったことへの反省にあります。
✅渋沢栄一が考えた合本主義(資本主義)とは何だったのか?
渋澤寿一さんは、栄一が日本に持ち込んだ資本主義の考え方には、まず第一に士農工商の身分差別への反感があったと解説されています。
経済の世界では「みな平等」で合理的に民間の富を増やし国造り(富国強兵・将来づくり)に向けられると考えたのでした。
それは「高利貸し」から「バンカー」の誕生でもありました。
栄一は、明治6年(1873年)自ら設立を指導した第一国立銀行(現:みずほ銀行)の総監役に就任し、大株主の三井組、小野組の頭取2名の上に立って、日本最初の銀行の創業を担いました。
栄一は、銀行の誕生によって企業が「金銭」の調達から「信用」の調達が可能な「経済」の発展を確信したようです。つまり「信用」と「責任」こそが経済の原資であることをよく理解していたのでした。
そんな栄一は、論語と算盤の中で「信用」とは未来社会のビジョンの「共有」と「実践」「責任」であると述べているそうです。
☆☆☆
皆さんもNHKの大河ドラマ「青天を衝け」をご覧になったでしょうか?
栄一の長男篤二は、明治44年(1911)5月にある芸者にぞっこんとなり、妻を家から出し、その芸者を家に引き入れると言い出して、その醜聞は新聞にも載ってしまいました。
結局、渋沢家は東京地裁に篤二の廃嫡申請を提出、正式に廃嫡(いわゆる勘当で法定相続人としての地位から除くこと)が決まり、跡継ぎは、篤二の嫡男・敬三となりました。
その敬三さんは日銀総裁や大蔵大臣(現:財務大臣)を歴任されたそうですが、寿一さんに「爺さんが資本主義という、とんでもないものを、この国に持ち込んだ」と話されたそうです。
この言葉の意味は、人口の1%に世界の富の50%以上が集まる格差を生み、地球を持続可能でない状況にしてしまうことを予見したものだったのかもしれませんね。
さて、後編では、いよいよ「里山資本主義」の中味に入っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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