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【じーじ感激!】  前編:命拾い

私の父は、60歳の時に膵臓ガンで他界しました。私は、61歳になりましたので、既に我が父よりも長い人生を送っています。
そんな私ですが、まさか。。。

✅膵臓がん

1995年6月、母から電話が掛かってきて、病院の先生が息子さんに話がしたいというので帰ってきてくれと言うのです。

父の病気は、膵臓ガンで既に肝転移してしまっているステージ4だと告げられました。母が直接聞いたら卒倒していました。※先生もこの人(母)には言えないと思ったのでしょうねえ?

9月に予定されていた妹の結婚式には、何とか出席させてあげたい家族の思いは届かず、入院から2か月足らずの8月30日に力付きました。
※妹の結婚式は12月に延期になりました。

通常の検査では見逃されやすい膵臓ガン。確定診断に至った時には既に手遅れという「ガン」の中でも質の悪い代表格に父は侵されていました。


✅最初は十二指腸潰瘍の診断

父の死から20年近くの時間が経過していました。

毎年のドック検診結果ではどこも悪くない状態だったのですが、2014年春、どうも体調が良くなく、ムカつきや腹痛を繰り返し、病院で胃カメラを飲みました。

「十二指腸潰瘍ですね。」

「最近は、いい薬(ネキシウム)があるので、切らずに(手術せずに)治しましょう。」

そう先生が言うので、安心して入院。入院後一週間絶食、点滴で治療して徐々に食事を戻して、2週間後の胃カメラでは「きれいになりましたよ。」と言ってもらい無事退院。


✅ぶりかえし

ところが退院からひと月後、前回と全く同じ症状が出て、再入院。

「先生、ネキシウム飲んでいたら再発はないって言われてましたよね。」

「おかしいな?断食期間が短かったのかなあ?」と主治医。
ということで、今度は、2週間の断食。

2週間の断食となると、腕からの点滴ではカロリーが足りないので、肩の下の太い静脈に針を固定して、カロリーの高い点滴で2週間断食。

不思議と空腹感はなく、そこから1週間徐々に食事を戻して、3週間の入院で「きれいになりましたよ(潰瘍が見えなくなった)」と一安心。

2度の入院で何度も胃カメラを飲まされるので、だんだんと飲みなれてくるもので、「上手ですよ」なんて看護師さんに言われるくらい得意になっていました。

ところが、またまた退院から1か月後に同じ症状、今度は、腹痛が激しくて救急車で病院まで運んでいただきました。


✅セカンドオピニオン

「先生を信用しない訳ではないのですが、これで3回目の入院です。申し訳ないけれど、虎の門病院に紹介状を書いていただけませんか?」

「いいですよ、紹介状書きましょう。これまでの検査や治療経緯もお渡しします。虎の門病院なら消化器系に強いので、こことは違った検査とかもやってもらえると思います。」

へそを曲げる主治医もいると聞きますが、快く、紹介状を書いていただきました。

それを持って行った虎の門病院で命拾いすることになるのですが、まさか自分が父と同じ病気だったとは⁉ その話は明日の後編につづく!
※どうかご心配なく、こうやって7年経って元気にnoteしていますから😁

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