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【じーじのもろもろ】稲盛和夫さんのご冥福をお祈り申し上げます。Part2

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉

8月24日に稲盛和夫さんがお亡くなりになりました。

じーじは直接稲盛さんにお目にかかったことも講演をお聞きしたこともありません。でも稲盛さんが盛和塾活動を通じてハワイにも沢山の稲盛ファンを作られていたので、そのファンの方々から稲盛さんの説かれる「利他の心」を教えていただきました。

盛和塾、京都賞、稲盛さんが利他の心で多くの若い経営者や研究者に勇気を与えてこられたことをPart1では書きました。

Part2はJAL再建が想像以上に大変なお仕事だったことを理解するために当時のJALの体質を物語るエピソードを紹介しておきたいと思いました。

☆☆☆

じーじは2000年前後に数多くJALのフライトで海外出張をしました。

そんなある時、香港から日本へ帰国するフライトに関して日本のオフィスから「部長、エージェントから連絡がありまして明日のフライト1時間遅れるそうです。」と電話がありました。

朝早いフライトだったのでありがたい話だったのですが、念のためホテルのフロントへ行って空港のJAL事務所に電話を掛けてもらいリコンファームすると「オンタイム」だと言うのです。

翌朝早くにホテルを出て空港のJALチェックインカウンターに行ってみると「1時間遅延」となっていました。

(じーじ)昨日ね、日本から「1時間遅れ」と電話が入っていたんだけど、空港のJALオフィスに電話したらオンタイムだというので時間どおりに来てみたら、やっぱり1時間遅れになっている?1時間遅れは分かっていたことなの?

(受付)はい、昨日の段階で分かっていました。本機の機長を務めるパイロットが前日のフライトで到着時間が遅れました。国際法で機長には一定時間のインターバルを取らせる必要があります。だから昨日の到着段階で本日のフライト時間が1時間遅れることは決まっていました。

(じーじ)だけどオフィスに電話をしたら「オンタイム」だと言われたよ。

(受付)それはマニュアルにそう答えるように書いてあるからです。この時間帯はキャセイ航空を始めANAなど多くのフライトが立て込んでおり、遅れることが分かると他社のフライトに変更するお客様が出てくる可能性があります。

(じーじ)いやいや、それはとんでもないマニュアルだよ。でもそんなことをしていたらJALを贔屓にしているお客さんが離れていくよ。

(受付)ビジネスクラス以上のお客様にはオフィスからできる限り連絡をとって場合によっては他社フライトへの変更もお手伝いするようにマニュアルには書いてあります。

(じーじ)私はエコノミー席なので「オンタイム」と電話で答えることになっていたんだ。へー、それは凄い話だな。そんな話をよくしてくれたね。あなたはJALの社員じゃないね? 

<ウィンクされる>

(じーじ)今日は、面白い話を聞かせてもらったよ。ありがとう。それにしてもそんなマニュアル作っていたら、いくらナショナルフラッグキャリアでも会社潰れるよ。

じーじは日本に帰ってきて、JALの当社担当営業の方に電話をしました。

「じーじさん、その話は嘘ではないと思います。申し訳ありませんでした。私は今度転籍になることが決まりまして、そのご挨拶もありますのでお会いして話をさせてください。」ということで、その営業員に会いました。凄い話を聞かせてもらいました。

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