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思い立ったが吉日、週末アデレード弾丸小旅行

7月のあたま、金曜日と翌週の月曜日、仕事を休み、州を跨いでアデレードまでひとっ走り。グーグルマップで検索してみると車で8時間と少し、週末行ってみようか!の一声でとんとん拍子に決まったこの小旅行。

今回の旅の目的は、ちょっぴり前から気になっていた窯元を訪ねてみること。とはいっても窯元のおじさんは、月に二度それぞれ異なるマーケットに出店するだけ故、遠方に暮らす身としては、出向く日の見定めなかなか難しめ。

今月、彼の大学が一か月の長期休暇に入ったタイミングで予定を組むことに。月に二度あるチャンスのうち、一つは大学の始まる前日だったのでもう片方のWillunga Quarry Market に的を絞って。

普段は旅先でも料理しときたい欲に駆られ、エアビー派なのだけれど、なんせ旅の初日と最終日はほぼ移動で寝るだけってなかんじになりそうだったのでBooking.comを利用して中心街(CBD)にサクッと予約。

ふと思い立って決まった旅だったので、ホテルを予約した翌週には出発の時。

旅の話の始まりはじまり。

金曜日は朝7時に出発と決めていたのだけれど、旅好きの同僚に「それじゃあ遅い!遅すぎる!朝の混雑を避けるべくもっと早く発つべきさ!」とアドバイスをいただいたので彼の経験5時と予定の7時の間をとって6時半に出発。ガソリンは勿論前日のうちに満タンにしておいて準備は万端。長距離運転故、ガソリンスタンドでタイヤ圧のチェックも忘れずに。ちなみにガソリンは$1.70/L 程。自分たちへ今後の参考にってのも兼ねてここに覚書。

家からフリーウェイまでは車で約5分と目と鼻の先。フリーウェイにのって間もなく、台湾人ジェフのアドバイスが頭をよぎる。

「出来るだけ早く出なさい。朝5時、いや4時でもいいくらいだ!」

金曜日の朝、世間はもうひと踏ん張りな平日最終日。メルボルンの朝はとても早く、この日も朝6時過ぎにして片側4車線のフリーウェイでさえ車多いな~感否めない。

ちなみにフリーウェイとは高速道路の無料版と思ってもらえればイメージしやすいかもしれない。ここでちょっぴり小言をひとつ。「何故日本の高速道路はあんなに高額なのか問題」。去年の年末彼と徳島宮崎間を車で移動したのだけれど、最終的にETCの精算をした時、その金額に驚いたもの。ちなみにメルボルンの自宅からアデレードの中心地まで約740㎞、昨年の移動距離800㎞(徳島県から本州経由で宮崎県まで)。
夜間のETC割はどうですか?なんて声も聞こえてきそうだけれど、たった二車線の高速道路を大型トラックがなかなかのスピードでガンガン追い越してくるっていう経験を何度もして以来、日本での車旅はなかなか手厳しいねって話をしていたところ。ちなみに移動にかかる時間にも大きな幅があって、グーグルマップでザザザっと調べただけでもメルボルン‐アデレード間(800㎞)の8時間と徳島‐宮崎間(740㎞)の18時間30分とその差いと凄し。日本でこの距離の移動をしようと思うと二日がかり。私たちは日本各地を転々としながら日にちをかけて南下していったので、時間と距離の関係がイマイチ分からないのだけれど。

国も制度も違う故、交通事情だけでひとつブログが書けそうな。

さて、話をグインと元に戻して。今回は片道8時間の運転で、道のりハテナ旅だったのでナビ必須。とはいえ、携帯のインターネットも過度に使いたくはないし、ってことで普段からよく行くBallaratまではナビ無しで。Ballaratはメルボルンから車で約一時間半のところにある“中くらいの街”で日帰り旅行におすすめ。電車でも2時間弱で行けるみたいで、中心地だけであれば徒歩移動でも悪くはないかもしれないくらいの街の大きさ。

あれ?また逸れてる?

Ballaratまでは朝ラッシュしてるね~なんて話していたけれど、そこを過ぎてからは一気に車の量が減り至極静かな夜明け。ちなみに、Ballarat に着くまでにトイレ休憩出来そうなサービスエリアがあったはず。要確認。

なんだか雲行き怪しめで、分厚い灰色のもくもくが空を覆っていたけれど途中Burrumbeet湖を過ぎるころには青空が。真っ暗な空で星たちに囲まれたお月様も好きだけれど、夜が明け青空の中にうっすらぽつんと浮かぶ白色の月も好き。温かい日に湖の横で足を伸ばすのもいいかもしれない。

Burrumbeet湖を通過する頃、
ちょっぴり怪しげな雲の漂う青空に
ぽつんとお月様

旅ブログにしては、序盤が過ぎる感否めないけれど、なんせアデレードまでの長旅、気長にゆっくりねってことで今回はこの辺でドロン。

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