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隈病院手術日当日〜私、甲状腺癌なんだって⑨

入院3日目。いよいよ手術日を迎えました。少し前のことになるので、記憶が朧げになっていることもあるけど、これから手術を受ける方の参考になるといいなと思って書きます。

手術室に向かうまで

昨夜、21時前にご飯とおやつを食べてから何も食べていない朝。

食べられないという思考が妙に空腹を感じさせるのは何故でしょうね。卑しいなぁ。自分。

朝は、コーヒーがダメだというので、仕方なく緑茶で腹を満たすことに。

それから特にすることもないので、少し身体を動かしておこうと部屋をウロウロ、普段あまりしないスクワットをしてみたり。手術は午後というから、とりあえず靴下や下着を洗面台で洗濯したりして時間を潰してみました。

そんなことをしていたら、担当医が現れて、手術で切る場所に印をつけるとのこと。

ソファに座ってのけぞって、首に線を書いてもらう。。。

医師は跡が目立たないように、慎重に場所を決めてくれている模様。目をつぶってるから分からんけど(笑)

医師との距離はかなり近いんだろうなぁ、これが少女マンガだったら、トキメキの瞬間だったりするんだろうけど、現実的には新型コロナが流行ってるこの時期に、この距離は嫌だろうなぁ、「スンマセン、先生。」と心の中で謝る。

その後、看護師さんから手術着に着替えるよう指示があり、用意されてた手術着と弾性ストッキングを着用。

こんなやつね。

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あと、私の美しい御御足がコレ

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ここから点滴が始まるんだけど、点滴始めたらベッドで寝てるしかないんですよね。やっぱりパソコン持ってきて良かった〜って思いました。

TVer、Amazon Prime Video、無料セミナーのどれを見ようか物色し、ここは術前ということで心理的負担の少なそうなものを選択。

ちょっとウトウトしながら見たもんで、結局、ストーリー展開が分からないまま終わる(苦笑)

2本目の点滴の頃にはお昼になってたけど、不思議とお腹はあまり空かなくなっていて、点滴のせいでしょうかね?

こんな感じでまったりとしていたら、急に看護師さんが「手術室行きますよ〜!」と呼びに来て慌てる私。

どのくらい慌てたかというと、下着しか着てないときに宅急便のピンポンが鳴ったときくらい(笑)←どんな比喩やねん。

なんせ、立ち合いしてくれる家族がいないもんだから、貴重品ボックスの鍵かけて、手術室への持ち物持たにゃならんし、トイレも行きたいし、なのに点滴が邪魔で…。

慌て過ぎて、パソコンをシャットダウンせずに放置して部屋を出てしまいました💧

看護師さんが部屋ごとカギをかけてくれたから、セキュリティ的には大丈夫でしたが…ああ、焦った💦

ここからの手術室の話は、色んな方がブログなどで書いているので割愛しますが、私の場合、手術の心配やドキドキとかは全く無く…メガネかけてたら、もっと手術室がよく見えたのになぁとか、担当医に術前に会えたら挨拶できるのになぁとか、そんなこと考えてました。

リカバリー室

○○さーん、起きてくださーい! 取りますよ!という声がした瞬間、ゲロゲロゲロ〜っと、口からゾンビが出たのかなと思えるような感触で気管挿管が外され、目が覚めました。

何人かに取り囲まれて、何かされてるような気はするものの、朦朧としてよくわからない。ただ、手術が終わったんだなということだけは分かりました。

だんだん意識がハッキリしてくるにつれ、自分の状況も分かってきて、喉?首?痛い…動けない、息が苦しい、痰が絡む〜となってきて…。

痰が絡むので、咳払いをしたいけど、喉が痛くてムリムリムリ。喉が渇くけど、起き上がれそうもなく、寝返りもできない。。。今の私ってどうなってんの?

みんながよく訴えるような導尿による尿意は無かったです。じっとしてれば痛みもそれほど強くありませんでした。とはいえ、想像以上の痛みではありましたけど。

自分の体なのに思い通りに動かないし、どうしようもないから寝るしかない。。。そして眠る私。

途中、担当医がやってきたのは、3時間経ってからなのか、それ以前だったのか朦朧として記憶になく…。

声が出ない、痰が絡むと訴えたんだろうと思うんだけど、よく覚えてないんですよね💧

色んな方のブログでリカバリー室のことを読んでいたので、痛みで寝れないとか、他の人がいるから気になるとか、私も大丈夫かな?って思ってたけど、3時間経って着替えて、トイレ行って、水飲んで、ついでにロキソニン飲んだら、後は朝まで爆睡でした。睡眠薬も飲んでません。

ただ、とかく痰が絡んで辛いので、水を飲みたいし、咳払いしたいんだけど、それができないっていうのがもどかしかったです。

ちなみに、リカバリー室でもらえるお水はぬるいです。湯冷ましだったのかな?冷たい麦茶をがぶ飲みしたいような気持ちでしたが、多分、痛くてできないでしょう。身体に優しいお水をありがとう。

あと、1つ思い出したのが、目薬に苦労したこと。

喉が痛くて上を向けないから、目薬さそうにも狙いが定まらず、頬がビチャビチャになるという💧

看護師さんにヘルプ〜❗️

最初からお願いすればよかった😭

早朝は6時前に目が覚めるも、他のベッドの方を起こしちゃ悪いかな?としばらく我慢。

隣の人がナースコールを押したのを機に、私も起きることにしました。(この時、6時が過ぎてた。)

この時点で、初めて私のほかに4人の方がいらっしゃるのを認識。そして、皆さん話し声が普通なのに気付く。

掠れて声が出ないのって私だけ?ええ?ってなりました。

私は恐ろしく声が出ないし、咳払いばっかりしてました。もしかしたら、他の方々にご迷惑お掛けしたかも。すみません。

リカバリー室を出た後のことは、次に書きます。

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