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自分で創る「クリエイティブ・クラス」になるー落合陽一さん著『働き方5.0』ー

人間がやるべきことの本質は?
適切な課題設定を社会に創生する「クリエイティブ・クラス」になることとは?

を常に考えていくことを提起してくれる「働き方5.0」
初版はコロナ前に書かれたものですが、2020年に新版として改訂されて出版されています。

新書ではという分量で、さっと読めるものです。しかし、理解するために・自分が行動に起こすために・そして自分の行動を振り返るために、何度も読みたい一冊になりました

5つの指針をもとうー「何か」を作っていくためにー

人がシステムの一部になってきている現在、それでも人が果たす役割があるわけです。それは、アイデアを生んだり、それを実行してたりして、属人性のある仕事を生み出すということ。

デジタルや、国家も、実は一人一人の「人間」が動かしています。当たり前だけど。それを自覚した上で、「自分たちにも社会を動かす力を持てる」ことをイメージする。世界を動かす「魔術師」は、確かに「人間」として実在するからです。

ここでいう社会は、大きく広い人々という範囲から、近くの人々、興味関心の近い人々。

そういう、社会を動かす「魔術」はこんなところから生まれると、落合氏は提案されています。

・誰が幸せになる?
・なぜそれをやるの?先人ができなかったのはどうして?
・どんな流れを受け継いでそれをしているの?
・それはどこに行けばできるの?
・スキルは他の人が到達しにくいこと?

仕事をする点でも、ここは見ていきたい指針ですね。例えば先生なら、「解決したい課題」があって、「専門性」を軸として、それらについていつの間にか考えちゃう、みたいな。

こういったことを日々考えている中で、「考える体力」を付けていく。

「好きなことをして生きる」への違和感

自分自身は、学校の教員をしてきて「教育について学ぶことが生活の一部」でした。

だから、「好きなこと」と「好きでないこと」の分断があまりなかったです。多分これは、落合さんの言う「ワークアズライフ」なのでしょう。

ただ、自分が所属しているコミュニティが大きく「学校」1つであったことから、そこにいることが非常にしんどくなっていた。ことは確かです。

だから、仕事は好きだけど、人間関係がいや。みたいな。

こういう場合は、複数のコミュニティに所属したり、場合によってはこの集団を抜けることをよしとするのだと思います。

そして実際に自分自身は、教育というフィールドにはいるし、先生と関わりたいという気持ちは忘れていませんが、「働いていた学校」というコミュニティからは抜け出しました。苦しかったから。

このあたりに、多分いわゆる「日本的な感覚で働いている」という無自覚さがあると思います。そして、「日本的な感覚特有の苦しさ」もまた内在していると感じています。

「研究」を通してわかりたい・伝えたいこと

「ニッチ」

と言う言葉をご存知ですか?

と聞くのもおかしなことかと思いますが、僕は1年前くらいに調べて、しりました。

落合さん曰く「ニッチな知識がさらっとでてくる」みたいなことが、ある意味でイノベーションの鍵なのかなと。

研究を通して新しいことがわかる、当たり前なことが言語化される、ことが、僕にとってとても楽しいです。

いま自分が取り組んでいるものも、データが集まって、それを分析できれば、さらにすごいデータになるんじゃないか。と。

そんな気持ちです。

「#youはどうしてteacherに」が日本の先生の一助になりますように。



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