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かつての自分に驚いたこと

この話は、かなり昔の話になるけれど
私は一人で2泊4日のイギリス旅行に出かけたことがある。
その時の経験をふと思い出したので書いてみる。
※真似はしないように、とだけ注意書きを残しておく。本当に。


どうしてそんなに短い期間で旅行に行こうと思ったのか。
まず疑問に思うのはそこだと思う。

・・・単純に、仕事で休みが取れなかったのだ。
(そりゃ、もっと滞在できるならしたかった・・・)

そして、現地に留学していた友人に会いたかった。
(真の目的はこれ)

そんなこんな(?)で、私はイギリス旅行を強行突破することにした。

学生時代に留学していたのはヨーロッパ圏だった為、英語はできない。
謙遜しているわけではない。本当にできない。

恐怖だったのは、ドバイ経由できちんと乗り継げるかとか、荷物がきちんと届くのかとか、それよりも何よりも

入国検査、通るのかな。

これだけだった。

ちなみに、ポケットwifiという便利なものは持っていなかった。
行く前に必死で調べて、必要な情報は全て紙で印刷したり、携帯に保存した。
(そもそも、ポケットwifiの存在を知らなかった。当時あったかも結構怪しい。・・・いや、あったか)

なので、わからないことがあっても調べることもできない。
旅行前に、私は頭の中であらゆる状況を想定して英語の準備をした。

(今思い出したが、私は離陸前に携帯の調子がおかしくなり、かなり不安いっぱいで出発した。なので、現地に友人がいるとしても、一人で行く場合は本当に必要な情報は印刷して持っておく方が安心かもしれない。念のため。あと、当たり前だがこれは無くさないこと)

日本からの直行便で行けばおそらく日本人が多くいて、少しは安心できたと思うが、なんせ私はドバイ経由。そもそも日本人がいるかすら怪しかった。

何故経由にしたのかというと、私が調べた当時、ドバイ経由の方が金額が安かったのだ。

・・・というか、書きながらこの時点で度胸がすごい、と我ながら感心する。
英語もできないのにドバイ経由でwifiを持たずにイギリスに行こうとしているのだ。

ドバイに到着後、迷子になりそうでヒヤヒヤしたが、持ち前の直感力(?)で無事乗り継ぎも迷うことなくすんなりとできた。
むしろ楽しかった。

空港広っ!
印象に残っていたのはこれ。異世界のようだった。

あと、機内食が美味しすぎてそこでもテンションが上がってた。

ちなみに、私は下記のことは調べたり、頭に入れておいた
(参考になるかはわからないけど。書いたら案外長くなってしまった)

・乗り継ぎ先、到着先の情報(ドバイ・イギリス)
→空港によってはターミナルを移動しないといけないこともあるので、ここはしっかり押さえた方がいいと思う。調べなかったら迷ってた。私は、実際に乗り継いだ人のブログを参考にさせてもらった。本当にありがたい。

・入国前に飛行機の中で書く出入国カード
→英語で書かないといけなかったりするので、私のように英語が苦手な人は事前に調べておくと安心(ちなみに、機内でCAさんに英語で「ペンを貸してください」を言えるかすら怪しかったので、ペンも持参した)。紙をもらってすぐに書いた方が、忘れることがないから安心だと思う。

・クレジットカードの連絡先。
→万が一ひったくられた場合など、すぐにクレジットカードを止めてもらうため。連絡は親にしてもらうように伝えておいた(今回はなかった。安心)

・日本大使館の場所、連絡先
→万が一パスポートを取られてしまった時に、ホテルからでも連絡が取れるので、安心材料として。パスポートを印刷してコピーも取っておいた。(パスポートの番号がわかった方がすぐに対応してもらえるかな?と思って念のため。今まで連絡した経験がないので、あまりわからないけど・・・)

・海外保険加入
→これは、安心材料としても入った方がいいかもしれない。

・滞在先(ホテル)の住所と連絡先
→入国検査の時に確認されることもあるので、私は紙にコピーして持っていった。

・変圧器
→国によっては必要だったり、物によっては機械が壊れることもあるようなので、持っていった(今はどうかわからない。)

・・・こうして書き出すと結構調べてる。

根っからの心配性なので調べまくった。
留学中、何かあってじゃ遅いなと実感することが多々あったので、とにかく不安要素はなくしておきたかった。

どうしてポケットwifiを持っていかなかったのか、今更ながら自分でも謎。
これだけ調べたら存在知らなかったとはいえ情報出てきそうなんだけど・・・

留学中にカフェに入ればwifiで繋げたから、それでいいと思っていたのかもしれない。ただ、個人情報やらの安全性の面でいくと、私の個人的な考えだけどあまりおすすめしない。

よし。
思いのほか長くなったが、もしまだ読んでくださるのであれば続けようと思う。


結論から言うと、入国審査は通過した!

ただ、かなり質問された。

「なぜ4日間の滞在なのか」

・・・うん。
この質問は想定内。拙い英語で伝えた。
友人が現地にいること、仕事で休みが取れなかったこと。

すると、熱意が届いたのか無事入国することができた。
無表情で怖い人かと思ったが、仕事を休めなかったと伝えたからか、去り際には「がんばれ」と言ってくれるように微笑んでくれた。(そう見えただけかも)

ちなみに、滞在先についても聞かれたので、私はあらかじめコピーしていたホテルの住所と予約、自分の名前が書いてあるページを見せた。
帰りのチケットも確認されたので、その予約のコピーも提示した気がする(記憶が曖昧だけど、どちらも結構しっかり確認されたと思う)

こうして、晴れてイギリスに降り立った。
友人は学校があったので、空港からホテルまでは自力で行くことに。

ただ、ここで問題発生。

どこ行きの電車に乗ればいいの?(調べてないんかい)

駅員さんが立っていて、拙い英語でなんとか教えてもらった。
こんな時、特に英語ができたらなと思うことがある。

ホテルの住所コピーしててよかった。
最寄りの駅は調べていたにも関わらず、「ま、なんとかなるか」で空港からどの電車に乗ればいいのかは調べてなかった。

無事にホテルに到着。
荷物を置いたら安心して、少しの間眠ってしまっていた。

それから、「博物館に行こう!」と思い立って、ホテルのwifiで調べて、ウキウキしながら博物館行くことに。

・・・営業時間終わってた。(ほんと、こういうとこ)

どうしようかな、と思いながら、友人の学校も終わる時間だったので、一番近くにあったカフェでwifiを繋ぎ、そのカフェで待ち合わせることに。

思い出しながら、「そういえば待ち合わせ場所も決めてなかったな」と今更ながら気づいた。(wifiが繋がればなんとかなると思ってた。※真似しないでください)

友人と会ってからは、イギリスらしい観光名所を案内してもらい、本当に楽しかった。英語が話せないので、通訳は全て友人にしてもらった。

ああ、英語を話せるって格好いいな。
そんなふうに改めて思った。
(そう思いながら、結構な月日が経った)

友人のスマートな案内もすごいと思ったし(私は友人に会うことが目的だったので、正直観光名所については全く調べていかなかった。それもそれですごい)、空気感や建物もどこを切り取っても綺麗だった。

また、行きたいな。
そう思う。

いつになるかはわからないけど、また行きたい。
その頃には、英語力は少しは上がっていると信じたい。

そして、振り返ってこうして文章にしながら、昔の私は肝が据わっていたなと思う。恐れを知らなかったというか、なんとかなるかで生きてた気もする。

こんなふうに、いろんな物事に対して重く考えすぎず、ある程度力を抜いて軽やかにいろんな経験をこれからも積み重ねていきたい。
そんなことを思った。


今、進む道を決めかねている自分がいる。
世の中甘くないと思う私と、その道を進んでみたい私。
きっとどこかでブレーキがかかっているのだと思う。
もう少し、アウトプットも必要かもしれない。

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