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長襦袢について和裁士が本気出して考えてみた③カラー編

見るだけで元気が出るような推しカラーありますか?
私の推しカラーは緑!
和裁教室の生徒さんたちも色にこだわりのある方が多く、青は○○さん、ピンクは○○さん、という風に選ぶ色が偏っています。

青色すべてを手に入れようとする青ハンター、会話の中に「カーキ」と出ただけで振り向く方、「自分に似合うかどうかは関係ない。推しをまとうだけだ」と色に刀を投影する審神者たち。
……ちょっとこだわりの強い方が多いかもしれない。

白い長襦袢は礼装にも普段着にも何でも使えて便利だけど、あのよく見る薄いピンクって誰の好みなんでしょうね? 着物が袷だったら透ける心配もないわけだし。

和裁の専門学校時代にお仕立てした長襦袢も、ほぼ白と薄いピンク。ごくまれに違う色の長襦袢が当たると大興奮でした。
今でも記憶に残っているのは、狐の地紋で、袖口と振りに絞りで五芒星が描かれていた薄水色の反物。
「か、かわいぃぃぃーっ!!!」安倍晴明?陰陽師??
外からチラッとしか見えないのに、こんなに凝った長襦袢を作るなんて!
これが、こだわりの詰まった長襦袢との初めての出会いでした。

着てるだけで気分が上がる。視界に入るだけで口元がほころぶ。そんな長襦袢が作れたら。きっと、もっと着物を好きになれる。

コーラル、シトリン、エメラルド、オニキス、ムーンストーン、ルビー、ラピスラズリ、アクアマリン、サファイア、アメジスト。
色とりどりの宝石色の長襦袢をまとってみませんか?

袖口と振りから覗く推しカラーにニマニマする世界へ、あなたも踏み出してみましょー!

カラー編はここまで。次回はこだわり編!

和裁士が本気出して考えた長襦袢を、現在マクアケにて先行販売中!

・身丈、身幅、裄をSS~ⅬⅬでそれぞれカスタマイズ出来る、セミオーダー制
・全10色の中から推しの色を選べる
・肌に優しく、自宅で洗濯出来るリネン素材

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