見本がないことを自分で考えるってどうすればいい?〜『本当に頭がいい人の思考習慣100』
飲食サービス業現役50代女、ひおめいです。
昨今の「非常事態宣言」の影響で、勤務先の飲食店が
現在臨時休業中です。
それで私は自宅待機という名の休暇中。
勤務がある時は、勤務時間が長いこともあり
出勤してひたすら動き回って1日経って店閉めて電車で帰って寝る、だけの日々でした。
そんながむしゃらな時は、自分のことを考える時間なんて
疲れてて取れなかったものです。
ですが、今の自宅待機期で
ふと考える時間が出来てしまうと
頭をよぎるのが
「これから私、どうしたらいいんだろう…」。
シングル(扶養の子どもはいます)・50歳過ぎ・立ちっぱなし飲食業女の
今後のライフスタイル見本など、
ネット検索でも出てこなければ、雑誌の特集にもなりはしません。
もう、私が自分で考えるしかないのです。
■「自分の頭で考える」ことができるようになりたい
自分の生き方のモデルケースはどこにも無い、と
今さら気が付いて愕然としています。
そんな今、切実に欲しいのが
「自分の頭で考える」力です。
今まで、周りや世間や会社が求める「答え」を探り当てて
それに合わせて動くのが、私の思考方法でした。
何十年もそんな考え方を続けてしまったがために
「答えを探す」では無い、「答えが無いことについて考える」やり方が
さっぱり身に付いていないのです。
自分の生き方の「見本」が無いので自分で作るしかないと分かった以上、
自分の頭で考えられないことには
どうにもなりません。
そんな悩みを持ち続けていた時、
メンズファッション評論家のMBさんのメルマガで紹介されていたのが
『本当に頭がいい人の思考習慣100』という本でした。
■「にほんごのプロ」はどうやって考えているのか?
Amazonの書籍説明より↓
齋藤孝先生の最新刊です。
現在、情報を得る作業はインターネットで容易になり、AIの進歩で「考える」という行為の必然性も減るような状況にあります。
そんななか、最近では自身の能力に対して投資する傾向にあり、「頭がよくなりたい」と考えている人も増えています。
本書は、教養・学びを自ら得て「頭がよくなる」とはどういうことかを理解し、その状態に常に昇華できるクセをつけるための習慣化の書籍です。
見開き単位で、わかりやすく頭がよくなる習慣を紹介します。
齋藤孝先生といえば、「声に出して読みたい日本語」の著者で知られるかた。
NHK・Eテレの「にほんごであそぼ」の監修もなさっています。
ということは、「言葉」を扱う、しかも日本人に適した思考方法について
何かコツが語られているのでは?
という期待のもと、
この『本当に頭がいい人の思考習慣100』を手に取りました。
■「本当に頭がいい人」とは?
まず、齋藤先生が定義するところの
「頭がいい人」とは
情報を効率よく取り入れて、正しく伝えることができる人。つまり、インプットとアウトプットが上手な人です。(序章より)
ここからもう一歩踏み込んで
時代が求める「頭がいい人」とは
時代が自分に求めているものは何なのか、何ができるのか。それを考える思考力を持っている人(序章より)
この「時代が自分に求めるものを考えられる人」こそ
生きていくための思考習慣を身に付けた
「本当に頭がいい人」と言えるのではないでしょうか?
■私が特に身に付けたい思考習慣
生き方のモデルが見つからないため自分で考えるしかない、という私が
今身に付けたい思考の力とは、
⚫︎世の中の、自分を活かして生きている人たちの話を見聞きし
そのエッセンスを自分や他の人も実践できるように
【個人の事例→抽象化→自分の行動指標】
に落とし込める力。
⚫︎(時間が限られているので)インプットを効率的にしたい。
⚫︎人に伝える必要がある時は、分かりやすく伝えたい。
この切望を踏まえたうえで、本書
『本当に頭がいい人の思考習慣100』を読み進めていきました。
■「思考習慣100」から
私セレクトの思考習慣5選
「思考習慣100」の本書のタイトルどおり、
具体的な思考習慣の会得方法が
本当に「001」から「100」まで100例載っています。
その中から、私自身が特に身に付けたい思考習慣に照らし合わせて選んだのが、
以下の5つでした。
①あるテーマについてキーワードを3つ選び、
1分間で説明する。
キーワード1つあたり15秒×3ワード分、
プラス最後に結論を15秒で述べて合計1分。
この「3キーワード+結論=1分間」で説明できるようになれば、アウトプット能力がアップし、
聴く人の時間も奪わないようになれます。
②何をアウトプットするのか逆算して考えながら、
必要な情報を選んでインプットする。
やみくもにインプットしても頭の中で情報が埋もれてしまいます。
アウトプットありきで情報収集すると集中力とスピードが高くなります。
インプットとアウトプットが同じ量になるのが理想。
③「問い」と「答え」をワンセットにする。
生活の中で気になったことを「?」マークをつけてノートなどに書き込んでいき、後日調べたり気付いた答えを「!」マークで書き込んでいきます。
「?」と「!」がワンセットになることによって、知識が関連づけて体系化できます。
④人が何に苦労して、何をどう工夫したのかを察する。
本書では「自分以外の誰かや、自分を評価する力」をつける方法として書かれています。
加えて私はこの方法で、人が生きるうえでの「課題」と「解決策」の実例を集めることが出来ると考えました。
⑤専門家の話を聞いて世界を広げる。
プロとして「自分にしか出来ない仕事」を成し遂げている人には尊敬の念を抱きます。
今は本やネット、テレビで「プロフェッショナル」の話を見聞きすることができるので、プロの意見ややってきたことを素直に実践してみると自分の可能性が広がります。
■「思考習慣」を身に付けるためにやっていくこと
「自分の生き方迷子」の私にとって、その道で生きて食べている「プロフェッショナル」な人たちは
羨望の的です。
とても憧れはするのですが、
「今さら私はそうはなれない、この歳だし、才能なかったし、根性なかったし。」という諦めで
遠巻きに見ている存在でした。
でも、そういうひがみや諦めは無しで
「人が何に苦労して、それをどう工夫して乗り越えたのか」の事例集め、
つまり「課題と解決策」をたくさん知ることができるかも、と思うと
俄然、各界のプロフェッショナルの話に
興味がわいてきました。
私なりにピックアップした5つの思考習慣を実践しながら、
プロフェッショナルの方々はじめ、周りのいろんなかたの話を見聞きして
「苦労したこと」と「どう工夫して乗り切ったのか」の実例を集めていきたいです。
それも「アウトプットありき」の方がインプットにムダがないはずなので、
それぞれの事例について「キーワード3つ+結論=1分間」で説明できるようにまとめ、
ブログやSNSでアウトプットしようと考えています。
それらを参考にしながら、私の問い
「50代過ぎ飲食サービス業女の、今後の生き方はどうすればいいんだろうか?」の
解決策を考えていきます。
「思考方法」の具体的なやり方について
100もの実践方法を、それぞれ主に見開きで
分かりやすく説明してくださっている
「考え方」の教科書です。
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