氷魚(ひお)

中小製造業で総務・経理→カフェスタッフなどを経て今は夫の仕事の経理担当。誰かのお手伝いが基本的使命。うつ歴14年。パニック発作も少々。趣味は読書と短歌、たまにチェロ。好きな飲み物はコーヒー、ワイン、日本酒。

【短歌】鬱

*かなしみが驟雨のごとく訪れて傘を開くも役に立たずに *目の前に靄がかかって横になり隣の掃除する音を聞く *張りつめた心のうつわなみなみと涙溜まるも溢れさせじと …

【短歌】持たざる者

*何ひとつ持たざる者の我なれば対抗意識を燃やすあてなく *子どもなし健やかさなし所得なしこれから何をよすがに生きる *物語るほどにもならぬわが悲劇弔うために短歌(…

【短歌】渚

*足首を撫でるさざなみ感じつつ空の心で見る海の果て *触れないと心に決めて幾星霜 星砂となり浜に着くまで *いつの日かきみの渚にたどり着くもし見つけたら小瓶に入れて…

【短歌】春の夜

*春の夜つめたい風に桜舞うそばにいるのに触れられもせず *春の宵散った花びら踏みしめてきみと語れば甘い痛みする *春嵐吹くたびきみは現れて遠く霞の中に消えゆ…

【短歌】花

*春空に白木蓮の枝伸びて無数に無垢の翼羽ばたく *道端にぼてぼてと落つ紅椿見向きもされず朽ちてゆくのみ *終雪が舞うなか桜の花ひらくいま常識を問いただされる 短歌…

短歌っておもしろいと思った話

近ごろ短歌にはまっています。おもしろいです、短歌。文学部出身ではなく、そういえば学校で習ったような記憶が…というくらい短歌に関心がなかったのに、どうしてはまって…