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【読書備忘録】考え方のコツ(松浦弥太郎)

毎度、ただ感想もほぼなく、フレーズをただお借りしているだけのこのnoteをご愛顧いただきありがとうございます。

今日は、様々な仕事本、考え方本を出されている松浦弥太郎さんの本。

一応位置づけは『松浦弥太郎の仕事術』の続編としてのもののようですが、この本だけでも学びはたくさんあるかと思います。

≪残ったフレーズたち≫
考えるために絶対的に大切なのは、あきらめないこと。

あきらめないとは、自分を信用することでもあります。

「自分だけの考え」や「謎の解明」は、自信につながる発明であると同時に、仕事の要石となります。

考えるという営みにはプロセスがあり、能動的に自分で準備をせねばならない、そう思っています。

考えるとは、自分で何かを生み出すこと、一方、知識とは、誰かが生み出したものをせっせと集めてくることです。

いくら年をとっても、何も知らない自分を忘れずにいたい。

最初から、ひとつの答えにたどり着こうとすると、自由度が減り、冒険心がしぼみ、頭が固くなるように感じます。

だからこそ大切だと思うのです。真剣に考えるという営みに、決して照れないということが。

僕は、そのアイデアが弱々しければ弱々しいほど、あえて外の嵐にさらすようにしています。

「こんなことを思いついたんだけど」と言葉にし、人に話すと、頭の中がどんどん活性化されていきます。無意識のうちに、様々なことが同時多発的に導き出されます。

歩くということは人に話すのと同じくらい、思考を活性化させてくれます。

想像することは思いやりとも似ています。思いやりもとても大切な意識ですが、時に思いやりはどこか独りよがりでもあります。想像力というのはもう少し客観的で、冷静に物事について思いめぐらせることだと僕は解釈しています。

たとえ話をつくるコツは、目の前にある物事の真ん中ばかりを考えないこと。

「こうするしかない」ということは、本当にこうするしかないのか? 自分が「こうしたい」と思うことは、人を喜ばせることよりも絶対的に大切なのか?
 毎日毎日、こう問い続けて仕事をしようと思っています。

「その先の人は幸せになるか」を知るために思い出してもらいたいのは、誰かを好きになったときの気分です。

客観的になるための簡単な訓練は、自分にとっての「一番の敵」になって考えてみること。

車を運転するごとく、仕事の場でもまわりをよく見て、観察を怠らない。

僕が観察の習慣を自然に身につけたのは、若い頃に一人で外国を旅していたからだと思います。

創造を支えているのは、想像だということ。

自分のセンスだけで仕事ができるのは、せいぜい三五歳くらいまでだと僕は実感しています。

こんなことを書くと夢を壊すと言われるかもしれませんが、「なりたい自分」を想像し、きちんと計画してコツコツやっていくより、今、目の前にあることをしっかりと務めて、流れに身を任せたほうがうまくいくと僕は思っています。

今、自分が与えられている仕事の中で、人に喜んでもらえることに集中する。

僕が思うコミュニケーションの基本とは。いつも幸せな自分でいること。

自分の感情をコントロールする最良の策は「いつも幸せな自分だと考える」ことです。

コミュニケーションに関して僕が常々思うのは、「人の欠点はいっさい気にしないほうがいい」ということ。

みんなが惹かれるという「良さ」がまったくわからないとき、僕は「分からない理由は、自分の知識不足、理解不足、情報不足にある」と思います。

お願いごとをするには「あなたが必要です」ときちんと伝わるように、徹底的に相手を知っておかねばなりません。

良きコミュニケーションをとるために一番してはいけないことは、人をねたみ、うらやむことです。

八勝七敗を目指すなら、大ケガをしないように小さなケガをしておくことも大切だと思います。

チャンスは必ず、誰かが持ってきてくれるもの。

「運は人が運んでくれる」と書きましたが、出会いも人が運んできてくれます。

人と人とをつなぐハブになるために大切なのは人の話をよく聞くことです。

理想的だと僕が思うのが「小さな借りをたくさんの人につくるのではなく、大きな借りを一人につくる」ということ。

「今、自分は何のために時間を使っているのか」を常に意識する工夫をしましょう。

メールに限らず、仕事には責任や義務がありますが、そこに自分なりの楽しみや工夫を持ち込むと、仕事に支配されず、自分が仕事をコントロールしている気持ちになれるのです。

たとえ会社員であっても、仕事は基本的に自分で見つけるものであり、自分で生み出すものです。

プレイヤーとして働くためには、「みんなと同じがいい」という意識を捨てること。

前に進めば、必ず向かい風を受けます。逆に言うと、向かい風を受けていない仕事は、前に進んでいないということ。

本当に自分に必要なものには、お金を惜しみなく使う。

仕事自体が欧米化しているからこそ、日本人としてのプライドを大切にしたい。

自分が何者かを知るには、食わず嫌いをせず、いろいろ試すことも必要です。

木曜の疲れのたまり気味なタイミングで、シャキッとさせられました。

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