SMにおける心理的安全性と、Mを導く4種類のSの型について
今回はちょっと心理学的観点からの学術的視点多めな回になります。
考えてることを書き連ねるだけなので、興味ある人だけ読んでみて下さい。
さて、タイトルの「SMにおける心理的安全性と、Mを導く4種類のSの型について」ですが、今回はSMにおける心理的安全性とそれに伴う、SとしてのMの導き方の種類について、お話をします。
そもそも心理的安全性ってなに?
ビジネスの場では良く使われるワードで、ここ数年流行った感じがあるワードではあります。
元々は、心理的安全性は、「psychological safety(サイコロジカル・セーフティ)」という心理学用語を日本語に翻訳した言葉です。
1999年、組織行動学の研究者である、米・ハーバード大学のエイミー・エドモンドソン教授によって提唱されました。
通常ビジネスにおける用語として日本では使われることが多い、「心理的安全性」のワードですが、私としてはSMの関係性においても非常に重要なワードでないかと考えています。
SMと心理的安全性の関係
あくまで個人的な意見ですが、
SMと心理的安全性は非常に密な関係にあると思っています。
そもそも心理的安全性とは上に書いたように、
というものです。
SMにおける重要な要素の一つに、「自己開示」があります。
SMは自由を奪い不自由になることで、自由になるというものであるという話は別のnoteでもしたのですが、心が自由になるためには、自己の開示は必須になります。
「他人の反応に怖がったり、恥ずかしいと感じること」はこの自己開示を妨げることに繋がるため、SMで自己開示を行うためには、心理的安全性の担保が非常に重要となります。
基本的にはSMにおける心理的安全性の担保は、ビジネスではないので職場ではなく、Sさん側(ご主人さまやそれに準ずる人)が担うことになります。
どのようにして心理的安全性を担保するのか
SとしてMの心理的安全性の担保をするためには4つの方法(型)があります。
Mさんによってしてほしいアプローチの型は違うのでいろんな型を持つのが強いですが、一つの型でそのやり方に合う相手を見つけるのも一つの方法です。
① トランザクショナル型
何かしらの報奨をあげることで、安心感を与える方法。
頑張ったらご褒美をあげる。できたことを褒めてあげる。
必要であるということを強く伝えて理解させる。
など。
② トランスフォーメーショナル型
ビジョンで動かす方法。
目標を与え、一緒にこうなろうと目指す方向性を定め頑張らせる。
③ サーヴァント型
Mのやりたいことの支援や本人の得意なことを伸ばす方法。
Mのやりたいこと、自主性を重視し、Sがそれを助ける役目をする。
④ オーセンティック型
Sがいることが意味があること。背中を見せる方法。
圧倒的なSとしての存在感で、そこに存在することで安心感を与える存在でいること。S自身が自己理解を深くしており、生き方をみせることで、安心させる。
おそらく意識をせずにやってる人も多いのではないかと思いますが、できる人は別の型を意識をしてみることで、新しい方法とスキルアップにも繋がるのではないでしょうか。
Mさんがなかなかついてこず、できなくて困っている人は、最も得意そうな一つの型を意識して、まずはそれをできるようになるのが一番の近道かもしれません。
それでは、Mさんの心理的安全性を守って、楽しいSMライフを過ごして下さい。
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